上野東京ライン試運転＆南武線E233系配給

2014年8月26日はネタ満載の1日となりました。
実はこの日は撮影に出かけたわけではなく、たまたま都内に出かける用事があっただけなのですが、それでもネタ満載となり嬉しい誤算となりました。

上野東京ライン

元々は東北縦貫線と呼ばれる上野～東京間に近郊電車用の線路を新設(復活)させる構想ですが、「上野東京ライン」という愛称も発表され、いよいよ運行開始に向け試運転を始めているという情報をキャッチしていました。
都内方面に出るならばついでに撮れたらなぁなんて思っていたら乗っている京浜東北線の車窓から普通に試運転列車が見えたので撮ることにしましたｗ

まずは東京駅にて撮影です。

E233系がいました。

試運転表示なんて滅多に見られませんし、これだけでもレアですね。

本当は進入・発車シーンを動画で撮ったりしたかったのですが、別件の用事との兼ね合いで叶いませんでしたので東京駅はこれくらいにします。

続いては御徒町

以前に試運転列車を撮影されていた方が御徒町で撮影したという情報を聞いていたため、前例踏襲ではありませんが御徒町を選びました。

何時に来るかという情報は持っていなかったので適当に撮影しながら待ちますｗ
山手線もしっかり撮ったことってあまり無かったりしますしね。

京浜東北線も・・・

↑快速の通過シーンを撮影です。

暇つぶしの撮影も来る車種が限られていることもあって飽きてきた頃、唐突にお目当ての列車はやって来ました！

↑見通しは効くので不意打ちを食らうことはないんですが、すぐ隣を走る京浜東北線と同じE233系だったので遠目だと「どっちだ？」ってなりましたｗ
これが先ほど東京駅で撮った編成なんでしょうね。

キャプチャーになりますが写真もどうぞ

ちょうど遮蔽物もなく綺麗に撮れますよね。上野東京ラインが本格開業した後は人気の撮影地になったりしてｗ

↑上野東京ライン・・・ではなく単なる回送列車ですｗ

「高崎線」表示のままでしたｗ

純粋にE231系の写真と考えても悪くないですよね。

さて、何故ここを高崎線の回送列車が走るのかということですが、その説明の前に、上野東京ラインの概説から始めたいと思います。
本来東北本線の起点は東京駅であり、かつては近郊電車や特急列車も普通に東京駅まで乗り入れていました。
しかし、東北新幹線を東京駅まで延伸する際に既に使用頻度が少なくなっていた東京～上野の近郊電車用の線路を撤去して用地を捻出したため、宇都宮線・高崎線・常磐線の列車は全て上野駅止まりになったわけです。
そして時代は流れ、上野～東京間は山手線と京浜東北線のみのため混雑が激しいということや、田町にある車両基地を郊外に移転させるのに、宇都宮線・高崎線との直通運転の実現は好都合だったということもあって、一度撤去した線路を復活させる形で再び上野～東京間に近郊電車用の線路を設置しなおしているのが東北縦貫線(上野東京ライン)ということです。
ただし、撤去されたのは秋葉原駅付近から東京方面の区間のみで、秋葉原までは普通に線路が残っているため、その部分を活用して宇都宮線・高崎線・常磐線の一部列車の車両を留置する留置線として活用しているんです。そのため、現在でも回送列車がこの区間を通ることがあるというわけです。
逆にこの回送は上野東京ライン開業後はなくなる可能性もありますから今だけの光景になるやも知れませんね。

雑学を挟んだところでなかなか次の試運転列車も来ないのでそろそろ撤収するかと2番線に移動した直後、今度は本当に不意打ちで来ましたｗ

ここで来ますか！？ｗ
来る途中に車窓から見たのは185系だったのですが、東京駅では見かけなかったこともあり、E233系にバトンタッチしたものだと思っていたら、普通に2編成で走っていたんですね。
走っていると分かった以上、撮らずに帰る手はないｗ
この運用を最後に試運転が終わりだったら泣くしかないですが、どうせこの後の予定はないのでもう少し粘ってみましょう。