松浦鉄道駅めぐりの旅の翌日となる1月6日は18きっぷを使ってくま川鉄道と快速「人吉」号に乗りに行きました。
本当は1月4日に行くはずだったんですが、やらかしてしまい延期となりましたw
ちなみに、この行程と全く同じ物を以前にやっているんですよねw
違いは「SL人吉」が「人吉」に変わったことと、ダイヤ改正で若干時刻が違っているくらいです。
あと、西鉄8000系さんが同行した松浦と違い、今回は私単独です。
出発!
松浦が6時40分発だったものの、今回は8時13分発なのでかなり楽です。
笹原から乗車しますが、次の南福岡が終点です。
しかし、鹿児島本線にしては珍しく上手いこと快速に乗り継げるんです。
ここでやってきたのは811系、飛ばす時の音が結構迫力あるんですよね。
この列車で荒尾まで行きますが久留米からは各駅停車になります。
九州新幹線全通で特急がなくなった分快速が若干増えたんですが、それでもやっぱり西鉄のほうが便利ですね。
満喫きっぷを使っているならば西鉄を使うところです。
そして荒尾に到着です。ここで八代行きに乗り換えますが、微妙に時間があるため駅前に出て買い物をします。
お昼ごろは肥薩線の車内なんですが、当然車内販売もありませんし、乗り継ぎの八代も時間がないためここで調達をというわけです。
しかし、コンビニもなかったため断念・・・
仕方がないのでこのまま先を急ぎます。
肥薩線
だいぶ端折ってしまいましたが、八代から肥薩線に乗り換えます。
キハ31系の単行ですが、普通に座れる程度の混雑でした。以前乗ったときは超満員でドア付近まで人が溢れていましたが季節のせいですかね。
さて、この肥薩線ですが、景色がいいことで有名でして、今日乗る「人吉号」を始め、観光列車も運行され観光路線として売り込み中です。
肥薩線のうち、今回乗車する八代~人吉はほぼ全区間で球磨川と並行して走ります。
そのため、通称「川線」などと呼ばれたりします。どこも景色がいいので甲乙つけがたいのですが、いくつかご紹介するとこんな感じの景色です。
何度も乗っているので景色はだいたい撮影済みなんですが、それでもついついシャッターを切っていましたw
人吉
お昼すぎ、人吉に到着です。ここでくま川鉄道に乗り換えますが、下り便の快速「人吉」号が停車中だったので撮影しました。
前回来たときはここでSL人吉を撮ったので、スジが同じである以上当たり前ですけどね。
ここからはくま川鉄道に乗り換えます。18きっぷでは当然乗れないので別途切符を買います。
くま川鉄道の場合は、人吉~湯前を1往復乗るだけでも1日乗車券の元が取れるので1日乗車券を購入します。
くま川鉄道の駅はJRのホームから跨線橋で移動でき、実質同じ駅ですが、「人吉温泉」という別の駅名が付けられています。
元々はどちらも「人吉駅」だったのですが、観光PRのためかくま川鉄道だけ改名したんですよね。
変化としては以前は1日乗車券は窓口で駅員から購入しなければなりませんでしたが、今回は自動券売機で購入できました。気になったのが券面に「下車前途無効」とあること。
そのまま受け取ると最初に乗った列車から降りた時点できっぷの効力がなくなるということですが、そんな1日乗車券、全く意味がありませんよね。
恐らく通常の乗車券と共通の用紙を使っているためなんでしょうけど、切符という有価証券では問題になるのでは?と思います。
そして、列車のほうですが、KT-200のKUMA-2とKT-31の混結編成でした。
このKT-31はキハ31系をJRから譲り受け、KT-31と形式名を改めたもので、塗装が若干変わっている以外はキハ31系そのものですw
が、KT-31として乗るのは初めてですし、一応別形式を名乗っている以上は写真や録音も別々に扱いたいので収穫ですね。
そして、KUMA-2です。観光列車として改造を受けており、車内は木を基調にしたデザインとなっていて、乗るだけで楽しめる車両です。
もっとも、種車は古いようで恐らくこれも置き換え対象となるのでしょう。
まずは、初めて乗るKT-31の方に乗って旅を進めます。
相良藩願成寺からは高校生大量乗車で車内はカオスな事になりましたが、まともな録音が0というわけではないのでまあいいでしょう。
くま川鉄道もしっかり利用されているということなので必ずしも悪いことではありません。
折り返し
湯前に到着後は20分ほどで折り返し人吉を目指します。以前にも訪れているので駅自体は見るものがないんですよね。
まあこれは撮りましたけどw
九州産交のバスですが、人吉行きということはくま川鉄道のライバル路線でしょうか。
そして、帰りはKT-200の方に乗車しました。同じ編成に違う車種が混結されているとどっちに乗るか悩みますよねw
快速「人吉」
人吉ではすぐの連絡で快速「人吉」が出ます。
客車は当然SL人吉のものなので、SL人吉と書かれています。
駅員も間違って「SL人吉号・・・失礼しました。人吉号熊本行きです」と言っていましたw
私の席は機関車に一番近い位置にしてあるんですが、それでもエンジン音がほとんど拾えないようです。しかし、別の音鉄がラウンジの窓を空けて録音しているのを見て、便乗してラウンジで録音することにしました。
するとかすかですがエンジン音が聞こえました。こんな感じで自分の席には座らずラウンジにずっといることになりましたw
観光列車だと自分の席にほとんどいないというのもあるあるの1つでしょうか。
せっかくDL牽引なのでこんな写真を撮ってみました。
気分はさながら機関士でしょうかw
ラウンジにいても飴をくれたり観光ガイドをしてくれたりと親切でした。
猛者出現
車窓を見ていて何度も同じ車を見るなと思っていたら、なんとその車に乗っている人が停車駅という停車駅でホームで待っているんです。
どうやら車で列車を追っかけしているようですね。乗車している家族と停車駅で落ち合うということを楽しんでいるようです。
スピードの遅いSL人吉のスジだからできるんでしょうけど、よくやるなと感心しました。
しかも2台いましたからねw
そのカーチェイスならぬトレインチェイスは八代まで続きました。
あとは、沿線にはやはり撮り鉄が多かったですね。
沿線の道路に路駐している車は大半が撮り鉄でしたw
鹿児島本線へ
八代からは鹿児島本線に入ります。
新八代に停車後は熊本までノンストップですがSLのスジなので遅いですw
リレーつばめが走っている頃は途中駅で特急に追いぬかれていた記憶がありますが、今回は退避もなくそのまま熊本まで走行しました。
富合駅付近では、車両基地から出発するN700系と併走するというシーンも。
偶然なのか演出なのかわかりませんが、アナウンスでも紹介され、みんな注目していました。
ちなみに、以前乗車したときは熊本駅到着直前にあそ1962と並走するようになっていました。
そのあそ1962もなくなりましたけどね。
熊本に到着
約2時間半の旅も終わり熊本に到着です。今回はSL牽引ではないためか親子連れは殆どおらず、車内は静かで録音的にも最高でした。
普段のSLも子供が乗れない大人専用車とか作れば静かに楽しみたい層も喜ぶと思いますけどね。
さて、ここ熊本では30分ぐらい待ち時間があります。その間に食べそこねたお昼ごはん兼夕飯を食べます。結局コンビニでパンですけどねw
買い物から戻ると快速「人吉」が機回しを終えてまだホームにいました。
せっかくなので発車を動画に収めようと粘ったのですが、発車時間が迫り泣く泣く退散しました。
そういえば、前回もSLの発車を見送るつもりが発車時間のために断念したようなw
発車ギリギリまで粘ったせいでホームのベンチで食べるつもりだったパンも食べそこね、座れないというダブルパンチです。
仕方ないので隅のほうで隠れて食べましたけどねw
玉名までは座れず、今日は乗ってばかりの旅だから良かったものの駅取材メインの旅だったらしんどかったですね。
荒尾からは快速に乗り換えです。今度の快速はちゃんと荒尾~久留米も快速運転するやつです。
最後にサプライズ
荒尾でやってきたのはなんと817系3000番台。
去年の登場からずっと乗りたいと思っていたんですが、ついに念願が叶いました。
M車の位置は813系1000番台などと同じで中間車です。Tc-M-Tcという構造ですね。
車内は木製のシートですが、817系の他の番台と違い革張りではないようです。
あと、走行音で特徴的だったのが停車寸前までインバータ音が聞こえることですね。全電気ブレーキとか言うやつでしょうか。
817系3000番台に揺られて南福岡まで行きます。ここで普通列車に乗り換えますがここで接続が微妙で10分以上待ちます。
発車を動画に撮って暇をつぶしますが、交代した運転士さんが若い女性の方で新人さんのようです。緊張の面持ちでマスコンを握っていました。
初々しくていいですよね。上司でもないのに偉そうなことは言えませんけどねw
この後ですが、ここからも家は徒歩圏内なので歩いて帰ることも考えましたが、今度の旅で使用する切符を買うという用事もあったので、一旦出場しここで切符を買い、再度入場し笹原へ向かうことにしました。
するとちょうどいい時間に戻ってくることができました。
ホームには既に乗車する普通列車が入線していましたが、ちょうど連結作業中でした。
連結作業も動画撮影し笹原で下車するとこれで旅は終わりです。
土日連続で遠出するというスケジュールだったので若干ハードでしたが、久々に本格的な活動が出来たのでよかったです。
はい、私が窓を開けていた張本人です。便乗されてたんですね。でも、やっぱり、DE10の音はいいですね。私が保育園の時はまだ久大本線でDE10牽引の客車列車が走っており、毎月のように乗りに行っていましたので、ちょっぴり保育園時代に戻ったような感じでした。
音源はCDに焼いて、お昼寝するときなどによくかけています。(私的にDE10の音はよく寝れます)
さて、窓を開けて録音はこのい収録の数日前に考えつきました。客車が密閉されているため、機関車の音を思うように録音できません。そこで参考にしたのが父が買ってきたDD51の録音でした。これは旧型客車の機関車にいちばん近いデッキから録音したもので、DD51の力強い音が明瞭に入っていました。人吉の50系客車でこれと同じ条件を作るために、窓を開けたのです。
せっかく習得した技術なので、今後もこのような列車が走ってほしいと思います。
さて、長くなりましたが、またいつかお会いしましたらその時はどうぞよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。まさかあの時の方に見て頂いているとは思わずビックリです。
ブログの内容やサイトのコンテンツを見て頂ければ分かる通り、いろんな車両の音を集めていますが、おっしゃるとおり客車の密閉度が高く機関車の録音は難しいですよね。
いい方法を教わりましたので、今後機関車の音を拾うときは使わせて頂こうと思います。
ちなみに、帰ってから録音を聞いた所、私のレコーダは安物ですしマイクも内蔵のものを使っているためか明瞭にエンジン音が聞こえるとまでは行きませんでしたが、一応エンジン音は拾えているようでした。
それでは、こちらこそまたお会いすることがありましたらよろしくお願いします。
機関車録音の際はSONYのECM-MS907というマイクを使われることをお勧めします。少々値が張りますが、集音性は抜群です。なお、ブルトレ客車や床下に発電機を積むスハフ12などでの録音の際は車掌室横の通路でこのマイクをセットし、マイクのスイッチを90°の位置にすると録りやすいです。(状況にもよりますが)また、レコーダも手動で録音レベルを調節するようにしたほうがいいでしょう。(このマイクを使用する場合)
機関車牽引列車を収録する際には電車のT車から隣に連結されているM車の音を録る試し撮りを何回かして機器の設定を調節したほうが良いと思います。
私も納得いく機関車録音が取れるようになるのに4年近くかかりました。ご自分でもぜひご研究されてよい録音を録られてください。
最後に私の収録方法をご参考にしてくださり、ありがとうございます。
詳しく教えて頂きありがとうございます。少ない予算で各地の路線に出向いているため、コツコツ貯金をしていかないと難しそうですが、検討してみたいと思います。
電車のT車からM車の音を録音するというのは、確かに機関車の録音と状況が同じですので試し録りになりますね。
色々と参考になるお話が聞けてよかったです。ありがとうございます。