今回は関東鉄道のネタ列車&バス路線を目指して旅に出ました。
この旅自体は単発ネタになりますが、実はこの翌日に連続して別の活動をするため泊りがけとなっています。
そちらは内容が大きく異なるのでまた別枠でレポートするとして、このレポート自体は単発ネタということになります。
今回の行程
今回の目的は大きく3つあり、まず1つ目は関東鉄道竜ヶ崎線を走るキハ532形への乗車です。残り2つがバスになりますが、土浦駅東口~テクノパーク大穂間の路線と、「かしてつバス」が目当てです。
全て常磐線の沿線から乗れることから18きっぷの余りを活用しつつ1日で全部回ることにしたのでした。
それぞれの詳細はその項目で説明するとして早速本題へ入っていきます。
関鉄バス 土浦駅東口→テクノパーク大穂
まず最初は朝一番に常磐線の下り列車に乗って土浦駅にやってきました。順番的に言えばより東京に近い佐貫駅から出る竜ヶ崎線を1番に持ってきたほうが効率的に回れると言えますが、とある理由から順番を前後しています(後述します)
ということで、道中は省略していきなり土浦駅からレポートが始まります。
土浦駅は以前にも訪れていますが東口の駅舎だけご紹介。
東口はちょっと寂しい印象ですがバス乗り場が整備されています。
これから乗るテクノパーク大穂行きもここから発車します。
なお、東口は高速バスが中心であり、これから乗車するテクノパーク大穂行きを除くと「キララちゃん」というコミュニティバスと、JRバス関東が運行する深夜急行バスが停車するくらいなので、高速バスなどを除いた”普通の路線バス”としては唯一東口発着ということになります。
高速バス用のバス停のポールは立派なものですが、そこに並ぶこぶりなポールが私が乗るバスのバス停です。
1系統だけしか使用しないこともあってすっきりした表示になっていますね。
それではここでバスの到着を待つわけですが、その間にこのテクノパーク大穂行きについての解説を挟んでおきます。
土浦駅東口とテクノパーク大穂を結ぶ関鉄バスの路線で、系統番号は”18”だそうですが、この路線をわざわざ乗りに来た理由というのが主に2つあります。
1つ目は「本数が少ない」ことでして、平日も土日祝日も毎日運行はされますが朝にテクノパーク大穂行き、夕方(夜間)に土浦駅東口行きが1本ずつ・・・つまり1日1往復しか運行されない路線となっており、そういう意味でレア度が高いこと。なお、その1本しか無いテクノパーク大穂行きは土浦駅を朝の7時50分に出るダイヤとなっており、地理的な位置関係を無視して行程の最初に持って来ざるを得なかったわけです。
そして、2つ目は「運行経路がネタ」ということでして、土浦駅とつくば市内を結ぶ路線自体は西口から普通に出ていますが、東口から出る”18系統”は土浦市内では「土浦ニューウェイ」という高架道路を走行し、つくば市内でも「つくば花室トンネル」というトンネルを走行するのです。他の土浦とつくばを結ぶ路線はこの2つを経由せず、普通の路線バスでこの道路を体験できるのは”18系統”が唯一ということになります。
また「土浦ニューウェイ」と言っても地元の方以外には「何それ?」という話でしょうからこちらについても説明しておくと、土浦市内に設置された高架道路であり、全線高架で信号も一切ないという首都高速を思わせる構造ですが、扱い上は「土浦阿見都市計画道路 3・2・30号 土浦駅東・学園線」という名前の都市計画道路であり、一般道扱いなので無料で通行できます。(ただし、トラック・バイク・自転車・歩行者通行禁止)元々は1985年のつくば万博の際に将来的に筑波研究学園都市との交通手段としても活用しつつ、万博輸送に使用する道路として建設され、実際に万博の際にはこの道路を通ってシャトルバスが土浦駅と会場を結んでいたそうです。万博終了後もこの”18系統”の他、土浦駅を発着する高速バスが常磐道やつくば市内へのルートとして活用しているなど、今でもしっかり活用されていますが、一般路線バスに限れば1日1往復しか走行しないのが残念です。
「つくば花室トンネル」についてはつくばセンター付近にあるトンネルであり、交差点2箇所をショートカットして一気につくばセンターに乗りいれられるトンネルとなっており、こちらは大都市で見られるアンダーパスのようなものですが、このトンネルを走行する一般路線バスもやっぱりこの”18系統”だけになっています。
更に面白いのが、「土浦ニューウェイ」には3箇所、「つくば花室トンネル」には1箇所バス停が設置されており、高架道路上、及びトンネル内にあるバス停という意味でもネタです。
予習もこれくらいでレポートの続きと行きましょう。
そろそろ冷たい風に当たって体も冷えてきたなという頃、関鉄バスがやってきました。
東口発着の関鉄バスの一般路線は私が乗る”18系統”唯一つなので幕は回送のままですがこれが私の乗るバスに違いないでしょう。
しばらくして幕が変わりました。
長ったらしいバス停名が多いせいでかなり窮屈な幕ですねw
側面部です。
それにしても「高エネルギー」という表示が気になりましたが、調べると正式には「高エネルギー加速器研究機構」というこれまた長ったらしい名前であり、そのものズバリ「高エネルギー加速器研究機構」という施設が由来のようです。
具体的に何をしている施設なのかは「なんかすごいことやってる」でお茶を濁させて頂くとして、日本で最初にWebに公開されたホームページはこの組織の前身の組織が運用していたもので、それに使用されたサーバー機が今でも保存・展示されているそうですよ。
後ろからも撮ったら乗車です。
そういえば、関鉄バスではICカードに記録する方式の1日乗車券を土日祝日に限って発売しており、関鉄グループの全ての路線バス(一部例外もあるようですので詳しくは公式サイトなどで確認して下さい)がたったの700円で1日乗り放題というお得な設定です。
なんとテクノパーク大穂までの片道運賃よりも安く、片道だけで元が取れてしまうので、これは渡りに船ということでもちろん使わせてもらいました。
それではそろそろ発車です。乗客は私の他には数名いましたが、土曜日の朝ということもあって利用者はそれほど多くはないようです。
土浦駅からつくばセンターや筑波大学への路線はそこそこの本数が出ているのですが、テクノパーク大穂への直通は”18系統”だけになるので時間帯からしてもそのテクノパーク大穂や高エネルギー加速器研究機構などの職員や研究者が通勤に使うバスなのかなという印象ですが、平日だともっと賑わっているのでしょうかね。
↑土浦駅のすぐ脇から「土浦ニューウェイ」が始まるのでマニア席を陣取って展望動画を撮りました。
なお、以前はキャプチャ画像をよく貼っていたのですが、前回の秩父鉄道からデビューさせた新デジカメは動画撮影中に静止画(キャプチャ)を記録する機能が無くなっており、今後はキャプチャ画像は基本的に貼らない方針になると思います。スマホやタブレットなどでモバイル回線をご利用の方は動画再生がギガ数的に厳しい方もいらっしゃるかもしれませんが、Wi-Fi環境があるところでご利用いただくか、PCなどからご覧頂くようにお願いします。
動画を見ていただいた前提で話を進めると、土浦ニューウェイにある3つのバス停のうち、乗車客がいたのは1箇所だけであり、信号もなくバスとは思えないほどスムーズに進んだため5分ほどで走り抜けてしまいました。
高架区間のバス停は構造上階段を登っていかなければならず、それならば地上のバス停から乗れる他の系統を利用しようという人が多いのではないかと推察しました。
また、土浦ニューウェイが高速バスの経路にもなっていることは前述の通りですが高速バスは土浦ニューウェイ上にあるバス停には停車しないため、階段まで設置されてコスト的には普通のバス停より圧倒的にお金がかかっているであろう構造ですが、18系統しか止まらない、つまり1日往復しかバスが来ないバス停なのがもったいないですよね。
土浦ニューウェイが終わると平凡な郊外道路の景色となりました。
平凡な景色にボーッとしているともう次のネタ区間となる「つくば花室トンネル」のようですので再び展望動画を撮ります。
↑車線の真ん中からいきなり地下に潜っていく様はアンダーパスそのものですが、この区間にもバス停があります。
「吾妻」というバス停ですが、こちらは18系統の他に「TMライナー」という土浦・つくばと水戸を結ぶ高速バスが停車しています。
つくば花室トンネルを抜けるとつくば市のターミナルとなっている「つくばセンター」に到着です。
ここから先ははっきり言って普通の路線バスになるのでここで降りて引き返しても良かったのですが、今回は近場なのに泊りがけということでスケジュールにも余裕があるため、乗りかかった舟・・・もといバスということで終点まで付き合うことにしましょう。
ここからの乗車もありましたがそれでも車内は10名も乗っているかどうかというくらいでした。まあ土日の朝じゃこんなもんですよね。
つくばセンターはつくばエクスプレスのつくば駅の真上にあり、実態はつくば駅のバスターミナルですが、つくばエクスプレス開業前からつくばの交通ターミナルとして「つくばセンター」で通用してきた経緯もあって、バス停名としては「つくばセンター」のままになっているようです。
私も最初はわざわざ別の名前にしているくらいだからつくば駅とは離れているのかと思ったら完全に同一地点で驚きましたw
一旦は来た道を引き返しますが、先程通ったつくば花室トンネルは通らないのでその入口が見えました。
ここから先は完全に普通の路線バスとなりますし、つくばセンター始発の便なら普通に運行がある区間ですが、せっかく乗車したのでレポートは続けます。
「つくばヘリポート」という標識が出てきました。
つくばにヘリポートがあるのも知らなかったのですが、警察や防災、その他業務用途のヘリが発着するようであり、一般旅客が利用できるような便の発着はないようですが、バブル期には東京都内や成田空港へのヘリコプターによる航空路線を開設する構想が浮上したこともあったようですよ。
更に進むと筑波山の案内も出てきました。
つくば市の観光地としても著名ですからね。
バスは大通りを外れて閑静な並木道に入ってきました。筑波大学の構内に立ち寄るルートのようですね。
筑波大学といえば全国的にも有名な大学の1つであり、学生の数も膨大でしょうからその便宜を図ってバスが構内に乗り入れるのは納得ですが、更に面白いのが、「筑波大学キャンパス交通システム」といって、大学側でバスの定期券を一括かつ大量購入することで単価を抑え、学生や教職員に対して普通に購入するよりも安価に路線バスを利用できるようにしているというものがあります。
これだけなら単に学生や教職員の通学・通勤に便宜を図っているだけかなとも思いますが、これの面白い所はかつて運行していた学内のシャトルバスの代替として導入されたということです。
筑波大学の筑波キャンパスは5km×1kmという広大な敷地に広がっており、学内の移動だけでも数キロの移動が必要になることもあるそうで、そのためにバス移動が便利ということですね。同じ学校の敷地内を移動するのに路線バスを使うなんてスケールが違うなと思いますが、路線バスの面白い活用例ですね。
なお、今乗っている18系統もこの「筑波大学キャンパス交通システム」の対象になっているそうですが、乗車は土曜日だったためか学生らしき利用者は乗っていませんでした。
筑波大学の中を走行しているとなんと高速バスが現れました。
実はこれ「つくば号」なんですね。
「つくば号」は東京駅とつくば市を結ぶ高速バスですが、つくばエクスプレスの開業後は利用者離れに見舞われ、スピードや定時性ではTXにかなわないと踏み、つくば市内では鉄道では路線バスに乗り換えが必要な筑波大学まで乗り入れることとして差別化を図っているようです。
土浦駅でも触れた「高エネルギー加速器研究機構」ですが、こちらがそのバス停です。
当然のように2列に分けて書かれる長さですw
この先は車窓としてはあまりネタ的なものはなく普通の郊外の風景という感じでしたが、思ったのが全体的に道がまっすぐで単調だったという事です。
このあたりは筑波研究学園都市として計画的に作られた街並みでしょうからそのせいですかね。
バス停の先にバスの待機スペースがあるようで、折返しつくばセンター行きの運行まであそこで待機のようです。
こちらが乗車用のバス停です。ここからはつくばセンター行きがメインですが、そのうちの1本だけが18系統として土浦駅まで乗り入れています。
さて、「テクノパーク大穂」なんていうなんだかかっこいい名前なのでどんな場所かなと思ってちょっとワクワクしながらバスに乗っていたのですが、結論から言えば写真を貼る気にもならないほど普通の住宅地でしたw
日清製粉、日本水産、ヤンマーといった名の知られた企業が研究施設や研修所などを設けているようですが、社宅なのか住宅も広がっていてバス停周辺を見る限りは普通の住宅地でしたね。
復路は先程のリプレイになってしまうので省略して、つくばセンターまでレポートは飛びます。
つくばセンターから土浦駅へ
復路の土浦駅行きは夕方まで無いので帰りはつくばセンターで乗り換えです。
つくばセンター・・・ではなくつくば駅の入口です。
TXには2回乗ったことがあるものの実は守谷までしか乗っておらず、TXでつくば駅まで来たことはありませんw
鉄道より先にバスで訪れてしまいましたねw
驚いたのが入口に電車の発車標があったことです。
バスから乗り換える人からすれば電車の発車時間が分かるのはありがたいですが、駆け込み乗車の防止のためか地下駅で入口に発車標があるのって珍しいですよね。
ちゃんとバスの発車標もあります。
鉄道が乗り入れるより前からつくばの交通ターミナルとして活躍していただけのことがありバスターミナルとしての機能もばっちりですね。
乗り換え待ちの間に撮りバスします。
こちらはコミュニティバスの「つくバス」です。
そして、私の乗る土浦行きがやってきました。
発車時刻を数分過ぎての到着でしたが、車内は学生と思しき若者らで混み合っており、どうやら筑波大学始発でつくばセンターを経由して土浦駅まで行く系統だったようです。
ていうか、土曜日でもこんなに学生いるんですねw
それでは乗車です。今度はつくば花室トンネルも土浦ニューウェイも通らないのでレポートは別途しますが、学園竹園というところを経由するためにつくば花室トンネル付近で一旦迂回するルートとなります。このあたりの需要を取り込むためにスピード面では有利なつくば花室トンネルを18系統以外は使わないということなんですかね。
つくば花室トンネルの出口から土浦ニューウェイの入口までは18系統と全く同じなので省略するとして、土浦市街ではお待ちかねの光景が待っています。
それは、”下から見上げる”土浦ニューウェイです。
そりゃあ土浦ニューウェイを通行してしまったらその高架橋を見ることは出来ませんからね。
下から見るとまさに「茨城の首都高」という感じです。
バス停に通じる階段でしょうか?
まるで新交通システムの駅のようですが、将来的に新交通システムやモノレールに転用可能な構造ではあるそうです。
なお、土浦ニューウェイが未成線となった新交通システムの遺構を転用して作られたという話が出ることもあるようですが、それは誤りで土浦ニューウェイは最初から高架道路として設計・計画されているようです。
例えば、TXが開業せず未だにつくば市へのアクセスがバスのみという状況であれば、土浦から新交通システムやモノレールを整備するIFもあったかもしれませんが、TXが出来てつくば市が東京都心と直結された今、土浦との間に軌道系交通機関を整備して採算が合うだけの需要が見込めるかといえば疑問符が付きますし、土浦ニューウェイは今後も「茨城の首都高」として土浦の街に聳え続けるのでしょうね。
その後も土浦ニューウェイの下を走り土浦駅を目指します。この区間内での乗降もちょいちょいありまして、やっぱり土浦市街だなと思ったのですが、1往復しか土浦ニューウェイを走らないのって、沿道から利用する乗客からは階段を登らなければならないニューウェイより、路上からそのまま乗れる地上を走るバスのほうがいいという声もそれなりにあった結果なのかもしれませんね。
例として、日暮里舎人ライナーが開業したあとも、本数が減らされつつも並行する都バスの路線が残されたケースがありますし、お年寄りを中心に遅れたり時間がかかっても乗り降りが便利で乗り換え無しがありがたいというニーズもあるのでしょうね。
そして、土浦駅に到着しまして、関鉄バスとは一時お別れ・・・
続いては竜ヶ崎線に乗るべくたぬき佐貫駅に移動します。
竜ヶ崎線のキハ532形
E531系に揺られて佐貫駅までやってきました。ここからはキハ532形に乗るべく竜ヶ崎線を1往復します。
なお、竜ヶ崎線自体は以前に乗っていてレポートしていますので、よろしければそちらもご覧ください。
JRの駅の方は以前にも見ているので関鉄の駅に直行します。
そういえば、JRの佐貫駅は2020年春に「龍ケ崎市駅」に改名されることが決まっていますが、関東鉄道の方は改名しない意向だと報じられており、そうなると、乗換駅なのにJRと関鉄で駅名が違うという事になってしまいますね・・・
確かに駅名を変えると言ってもお金がかかる話ですからJRほど資金力のない関鉄が渋るのも分かりますけどね。
余談ですが、内房線に佐貫町駅というのがあり、こちらはマザー牧場へ行くバスへの乗り換え駅となっていることもあって、マザー牧場へ行きたくて佐貫町駅と間違えて当駅にやってきてしまったなんて話もあったようで、それも込みでJRは改名に踏み切ったのかもしれません。
関鉄の駅はJRの改札を出てすぐ・・・とは行かずちょっと通路を抜けていかなければならないのですがちゃんと案内が出ていますのでそれに従えば迷わないでしょう。
こちらが関鉄の佐貫駅のようです。
・・・ていうか、2度目だからどんな駅か知ってるんですけどねw
すごいのがわずか2駅しか出ていないミニ路線の竜ヶ崎線ながらちゃんとICカードに対応しているんですよね。
関鉄はバスにおいてもICカードをほぼ全車に導入していますし、新しいものを取り入れるのには積極的のようです。
このキハ532形ですが、国鉄キハ20系の機器を流用しつつ車体のみ新製して作られた車両でして、書類上の扱いは新車となっています。
といってもデビューは1981年でそこまで新しい車両とは言いかねるのですが、国鉄キハ20系の流れを汲む車両ということもあり興味を持っていたのです。が・・・残念ながら国鉄時代からいのDMH17エンジンは換装されてしまっているようです。
なお、1997年には竜ヶ崎線向けの後継車となるキハ2000形がデビューするとキハ532形は徐々に運用を減らし予備車的な扱いとなっており、現在は毎週土曜日の9時台~14時台のみの運用となっており、乗車機会の限られる車両形式となっています。
何やらヘッドマークが付いていました。
「走る美術館」とありますが、車内にアート作品を展示しているようでした。
竜ヶ崎線専用の運用であり、同じ関東鉄道の常総線には行かないためか、サボ受けの部分には「佐貫-竜ヶ崎」と直書きされていましたw
面白いのが車内案内表示器がこんなのだったことです。
一昔前の地下鉄や新交通システムでは、路線図の一部にLEDを仕込んで現在走行している区間を光って知らせるようなギミックの車内案内表示器があったのを覚えていますが、こういういわゆるローカル線でも使われているんですね。
更に驚いたのは車内放送がなかったことw
途中駅は入地駅の1つだけであり、その入地駅を利用するのはもっぱら地元住民に限られるとなれば、この案内表示器があればアナウンスは不要ってことでしょうか?w
それでは発車です。車内はいくらかマニアも見られますが、ほぼ地元住民のようです。
乗車機会が限られるとは言っても毎週動いていて運用も公表されているとなれば、そんなにマニアが集中するということもないようです。
走り出してしまえば10分とかからないうちに終点の竜ヶ崎駅に到着してしまいました。
前回から変化はなさそうですが、駅の方も軽く撮りつつレポートします。
ホームです。
1面1線のシンプルな構成ですが、昔は1面2線だったらしくその名残でちょっとホームの幅が広めになっています。
ここではあえて1本見送ってしまうことにしました。
理由はキハ532形の発車シーンを撮りたいからw
↑というわけで発車シーンです。
せっかく乗りに来て動画が0というのでは寂しいですしね。
改札を出ました。当駅は列車別改札を採用しているようであり、私が出るなり改札口のゲートは閉められてしまいました。
ICカードを採用する駅で列車別改札というのはまた珍しい組み合わせのように思いますね。
ICカードを導入するなんて先進的だなと思ったら券売機はまさかのこれw
まあ、ICカードの首都圏での普及率を考えれば逆にICカードを導入してしまえば現金できっぷを買う人は少数派になりますからお金をかけて新しいものを入れる動機は弱くなりますよね。
駅舎です。駅周辺は居酒屋やファミレス、コンビニなどお店が点在し龍ケ崎市の中心駅であることを実感させました。
駅名の看板には市名にちなんでか龍のモチーフのキャラクターが描かれていました。
駅前にいたバスですが、河内町のコミュニティバスのようです。
もはや都市部では見かけない形式のバスですねw
当駅からは龍ケ崎市内のコミュニティバスももちろんありますし、稲敷市の江戸崎地区へ至る関鉄バスの路線も出ているなど、単に龍ケ崎市の中心駅というだけでなく、周辺市町への乗り換え拠点という役割もあるんですね。
今回はキハ532形がメインでしたのでこれくらいで撤収・・・
↑今度は入線シーンを撮ったら乗り込みます。
復路は省略してそのままJR佐貫駅に戻ります。
あれれ?手元にはコロッケがあるぞw
はい、実は龍ケ崎市は「龍ケ崎コロッケ」なるものをプッシュしているようであり、関鉄もコラボで竜ヶ崎線のフリーきっぷと加盟店で使える龍ケ崎コロッケの割引クーポンがセットになった「竜鉄コロッケ☆フリーきっぷ」を発売しているくらいなのですが、駅の近くで売っているお店があったので列車を待つ間につい買ってしまいましたw
面白いのが、あえて「龍ケ崎コロッケ」を名乗るための細かい基準などは定めていないようであり、お店ごとにバリエーション豊富みたいですから、コロッケ好きの方は色んなお店で食べ比べるのもいいかもしれません。
続いては「かしてつバス」に乗るべく石岡駅へ移動です。
「かしてつバス」
本日最後のネタとなる「かしてつバス」です。
まず最初に「かしてつバス」の概説から入ると、「かしてつバス」とは2007年に廃止された鹿島鉄道の廃止代替バスとして運行されているものであり、石岡駅と新鉾田駅を結ぶのがメインルートとなっています。また、2010年に茨城空港が開港すると小川駅から分岐する形で茨城空港への「茨城空港連絡バス」も走るようになり、鹿島鉄道廃止代替バスとしてだけでなく、空港アクセス路線としての使命も担うようになりました。
廃止代替バスとしてだけならそんなにネタではないのですが、面白いのが石岡駅付近にある石岡一高下から四箇村駅までは鹿島鉄道の廃線跡を転用したバス専用道路が整備されており、新鉾田駅への「かしてつバス」、茨城空港への「茨城空港連絡バス」の両方がこの専用道路を走行する点がネタとなっています。
運行開始当初の「かしてつバス」は国道355号を走行するルートとなっており、国道6号との交点となる山王台交差点での渋滞により定時運行が困難となっていたことからこの交差点を通らずに済むように専用道路を整備する運びとなりました。
そして、今回は茨城空港連絡バスにも手を出し、石岡駅からはまず茨城空港へ行き、続いて新鉾田駅へ、最後に石岡駅まで戻って終了という流れになります。実はここまで来るのに土浦~石岡間だけ特急でワープしたのですが、それをした理由は後で分かりますw
ちなみに、この「かしてつバス」や「茨城空港連絡バス」も関鉄グループの路線バスには変わりはないので1日乗車券はここでも有効です。
というわけでやってきました石岡駅。
2016年に建て替えられたばかりの新しい駅舎です。
それにしても、そろそろ発車時間だと言うのに私が乗る茨城空港行きがやってくる気配がありません。
というか、いくら探しても茨城空港行きと書かれたバス停すら見当たりません。
案内に従ってここへたどり着いたはずなのですが・・・
流石に心配になりもう1度駅の方へ行くとなんと茨城空港行きを含め「かしてつバス」は「空港バス発着口」という反対側の駅前広場から発着することが分かりました。
この時発車時間まであと1分ちょい!
ここで乗り遅れてしまったらわざわざ特急を使ってまでワープした意味がなくなってしまいます。
間に合え!間に合え!そう心の中で叫びつつ走るとちょうど発車時刻の頃に滑り込みセーフで乗ることが出来ました。
乗ってしばらくは息切れで車窓を見る余裕もありませんでしたが、息を整えたところでレポート再開・・・
いやぁ、危なかったです。また、西口からも「かしてつバス」ではない普通の路線バスとして鉾田行きがあるものだから余計に勘違いしてしまったんですね。
空港行きは飛行機に乗る人であろう大きなスーツケースを抱えた人たちで案外混み合っていてマニア席も取れず、せっかくの専用道なのに展望風景も撮れないオチでしたが、小川駅からは空港方面へと分岐していきます。小川駅付近で専用道を外れると狭い道が続いており狭隘路線としての顔もあるようでした。
「空のえき そ・ら・ら」という施設が見えてきました。
ようするに道の駅ですかね。
もうそろそろ空港が近づいてきますが、ここでトラクターが出現w
トラクターが走っているだけで田舎度が一気に高くなりますねw
茨城交通の高速バスタイプの車両もいましたが、水戸への「茨城空港シャトルバス」だそうです。
京成バスと同じ塗装ですが、関鉄バスです。
こちらは東京駅とを結ぶリムジンバスであり、航空機を利用する場合は500円で乗れるため、目的地や居住地によっては羽田空港や成田空港へ向かうより安価に旅行できる可能性もあります。
駅前・・・ならぬ空港前ですが、バス乗り場も広々していて、駐車場も多いです。
せっかくなので中に入ります。羽田空港などと比べれば全然人がいませんが、その分ゆったり見て回れますね。
出発案内もスッカスカw
現在国内線ではスカイマーク1社のみの就航で、新千歳・神戸・福岡・那覇への路線が飛んでいます。国際線では春秋航空の上海線、イースター航空の仁川(ソウル)線、タイガーエアの台北線というラインナップとなっていますが、航空業界に造詣のある方なら分かる通り就航しているのはいわゆるLCCばかりであり、利用料の高い羽田や成田を避けたい会社が安い利用料を狙って就航している感じですね。
飛行機の発着がない時間だったようで保安検査場は誰も並んでいませんでした。
ターミナルの先には展望デッキがあり、離着陸する飛行機を眺めることが出来ます。
航空ファンはもちろん、子連れでも楽しめそうなスポットですね。
実際、デッキには大勢の人がいて、どうやら飛行機には乗らないけど遊びに来たという感じの人が多いようです。
思わず「ガルパンはいいぞ」と口走りそうになっているとちょうど飛行機が離陸するところでした。
せっかくなので離陸を見届けてから戻るとしましょう。
↑珍しく飛行機の動画を撮りましたが、なんとひどいオチがw
実は離陸する瞬間は林に遮られて見えないというw
これにはまわりの人たちも失笑のような笑いが漏れていましたw
あと、戦闘機の展示もあっていました。
茨城空港というのは実は航空自衛隊の百里基地と共用であり、元々百里基地として存在していたものをターミナルビルなどを整備して民間の空港として開港した経緯があります。
地方空港では自衛隊の基地と共用というのは多いパターンですよね。
それでは、またバスに乗って旅を続けますが、実はこれには乗りません。
乗るのはこっちです。
これは茨城空港発新鉾田駅行きであり、1日に1往復しか無い茨城空港と新鉾田駅を直通する系統でして、これに乗りたいがために土浦~石岡で特急ワープをしました。
私はてっきり小川までは石岡行きと同じルートでそこから石岡とは反対の左へ曲がりあとは「かしてつバス」と同じルートで新鉾田駅を目指すのかなと思っていたのですが、バスは空港を出るなりいきなり石岡行きとは別の道へ入っていきました。考えてみれば石岡行きと新鉾田駅行きが同じ時間に発車するダイヤになっているので途中まで全く同じルートでは2台団子状態で走ることになってしまいますしね。
で、実際のルートはと言うと、空港を出るとすぐに県道360号へ左折、しばらく道なりに走った後、県道8号へ左折し、上山というところから石岡駅からの「かしてつバス」と合流してあとは同じルートで新鉾田駅を目指します。
石岡駅から見ると小川駅付近から県道8号を進んだほうが新鉾田駅方面へは近道ですが、「かしてつバス」はあくまでかつての鹿島鉄道のルートをトレースする設定のため、国道355号で南下し、玉造駅の方まで行くため遠回りしています。
更に余談ですが、私が石岡駅で間違えそうになった「かしてつバス」じゃない方の鉾田行きは石岡駅~小川駅間では一旦高浜駅の方まで南下するので遠回りしている感もありますが、小川駅~鉾田市内までは県道8号を選択しており、「かしてつバス」とは微妙にルートが違う並行路線として共存しているようです。
ところで、私が乗った茨城空港~新鉾田駅のバスですが、乗客は私だけだったんですよねw
茨城空港では結構大勢の乗客がバス停にいたので何人かは新鉾田駅行きに乗るだろうと思っていたら全員が石岡行きに乗っていきましたw
この系統の将来が危ぶまれますね・・・
車窓はずっとこんな感じの田園風景が続きました。誰も乗っていないのでただただエンジン音とアナウンスだけが流れる緩やかな時間が流れ、ついウトウト・・・w
北海道のご当地コンビニなのになぜか茨城にはやたらとある「セイコーマート」
途中下車して「ガラナ」でも買おうかなと思うもそれをやったら行程が崩れるのでぐっと我慢・・・
田舎道の流れは早く信号もあまりなかったのでバスは快調に進み、気づけばもう鉾田の市街地に入っていました。
写真は鉾田駅というバス停です。鉾田駅はかつての鹿島鉄道の鉾田市側の終着駅であり、あとから開業した鹿島臨海鉄道は区別のため新鉾田駅と名乗りましたが、結局鹿島鉄道と鹿島臨海鉄道は最後まで同じ駅に統合されることなく終わり、1.4kmの徒歩移動を強いられていたようです。
鉄道が無くなった今でも停留所名は「鉾田駅」であり、バスターミナルとしては引き続き活躍しているようです。
それがバスになって新鉾田駅まで乗り入れるようになったので、利用者的には便利になったんですかね。
そして、新鉾田駅に到着です。
ここからは「かしてつバス」の他、高浜駅・石岡駅方面・水戸駅方面の一般路線や東京行きの高速バス「あそう号」が乗り入れています。
関東は鉄道の天下かと思えば端っこに来ると高速バスの天下ですね。
こちらが新鉾田駅です。
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線は高架線が中心であり、新鉾田駅も例に漏れず高架駅なのですが、この見た目でやってくるのは単行か2~3両のディーゼルカーだけというギャップもまた面白いですね。
駅舎内です。
当駅は有人駅でありホームへ入るには入場券がいるのですが、そんなに長く滞在するわけでもないので中へは入らないことにしました。
高架下です。
ここだけ見れば10両編成の通勤電車が走ってきそうです。
鹿島臨海鉄道の開業記念碑かと思えば区画整理事業のものでしたw
と、ここで1つ残念なお知らせが・・・
今度こそ専用道区間の展望動画を撮るべくマニア席を確保しようと思ったのですが、このバスにはマニア席がないようです・・・w
それでは今度は「かしてつバス」で一気に石岡駅に戻ります。
途中までは先程来た道を引き返す形ですが、途中で左へ曲がりいよいよ「かしてつバス」としての単独区間に入ります。
基本的には田園風景が続きますが、その中で特筆すべき存在は「旧小川高校下」という名前のバス停があることですね。
名前からお察しかもしれませんが、小川高校というのは既に閉校しており高校としては現存しません。
しかし、鹿島鉄道が現役だった頃は「小川高校下」という駅が設置されており、存廃問題に揺れたときには小川高校の生徒会が中心となり存続運動を展開したこともあるようで、小川高校下駅の施設は今でも残っていて鹿島鉄道存続を訴えるイラストがそのまま残っているんだとか。
今や鹿島鉄道どころか存続運動の中心だった小川高校すら閉校してしまいましたが、このバス停名のおかげでそのエピソードは語り継がれることになるのでしょう。
どこのバス停だったか忘れましたが、鹿島鉄道とかしてつバスの説明が出ていました。
四箇村駅からいよいよ専用道です。比較的車内は空いていたのでズームで頑張ってなんとか撮りましたw
白棚線などとは違い一般道と交差する箇所には必ず遮断機が設置されており、一般車の誤進入を防いでいます。
これってホームの跡に見えるのですが、もしかして鉄道時代のまま残っているのでしょうか。
専用道は元々鉄道ということもあって一般道を跨ぐ陸橋なんかもあります。
バスの車窓としては珍しい光景ですよね。
石岡駅
先程は大急ぎで乗り換えたのでろくに駅のご紹介が出来なかったのと、今回はやたらと滞在時間があるのでしっかりレポートしていきます。
おそらく今回の記事の中では一番まともにレポートする駅になるかと思いますw
かしてつバス(と空港連絡バス)の専用ロータリーです。
ここにはかつて鹿島鉄道の車両基地があったみたいです。
調べるとこのロータリーが出来たのは2016年と意外と最近のことであり2007年の運行開始から9年間は私が間違えて行ってしまった西口のバスターミナルを発着していたようですね。
時間もあるので専用道路を見てみたくて石岡一高下バス停付近までやってきました。
ここには鉄道時代には駅はなく、名前の通り石岡第一高校の最寄りバス停となっていますが、そもそもこの高校は石岡駅からわずか400mの高立地な学校みたいで、かしてつバスで通学する人は鉄道時代よりも僅かですが歩く距離が短くて済んでいるということになりますかね。
専用道路ですからバス以外の通行は禁じられますが、その根拠としてちゃんと通行止めの道路標識が立っています。
面白いと思ったのが、その下についている補助標識であり、「路線バスを除く」は当然として、「バス乗降者を除く(ここから40m)」という部分ですね。
考えてみればバス停は通行規制区間内にある上、通行止めの効力は歩行者にも及びますから、この補助標識が付いていないとバスに乗るためにバス停に向かう、あるいはバスから降りた乗客はその瞬間に道路交通法違反になってしまいますからねw
ただ、思ったのが除外対象が「バス乗降者」に限定されているということは、例えば知り合いがバスに乗ってやってくるのを出迎えに行くとか、私みたいに撮影目的でバス停のあたりまで立ち入りたいって場合は厳密に解釈すればこの標識より向こう側へ立ち入った瞬間に違反行為ということになるのでしょうか・・・?w
入口部分にもデカデカと専用道路であることを主張する標識が出ていました。
この上遮断機まであるのですからここまでやれば間違えて入る一般車はないでしょうね。
世はコンプライアンスの時代ということで、バス乗降者ではない私が標識の向こうに行くことは出来ないのでズームでバス停を撮ったら撤収w
これも「バス乗降者」という表現ではなくて「バス停利用者など」といった言い方をしてくれれば出迎え・見送りやバス停の掲示物を管理するバス会社の職員なども含まれていいと思うのですがね。
まあ、実際問題としてバスに乗らないのにこの標識より向こう側へ立ち入ったからといって逮捕されるかといえば、よほどバスの運行の妨げになるような行為をしなければそんなことはないでしょうし、誰も気にしないんでしょうw
続いては駅前ロータリーにやってきました。
こちらは「空港連絡バス発着口」とは完全に別の、送迎マイカーなどが利用するためのロータリーになっています。
ここから見ると「かしてつバス」の乗り場は一段下がったスペースとなっています。
こうして見ると車両基地があったのも納得の地形ですね。
駅舎の入口はどちらのロータリーからも直接出入りできる構造です。
一方、バスロータリーとなっている部分より奥側は空き地になっていました。
ここもかつては車両基地だったんですかね。
ちょっと古めかしい駅名の看板が掲げられていました。
昔のものを保存しているのですかね。
と思えばちゃんと案内がありました。
やはり旧駅舎のものだったんですね。
駅名標はなぜか2つ並んでいましたw
交換作業の途上とかでしょうか・・・?
解像度低すぎません?w
文字だから余計に目立ってしまっていますね。
何かと思えば土浦止まりの列車だから東京方面へ行く人は土浦で乗り換えてねって案内ですが、中国語が上に来て日本語のほうが扱いが小さく、ここがどこの国だか分からなくなるw
空港最寄りの駅となるわけで、外国人の利用が多いことに配慮したのでしょうが、まず日本語で案内をしましょうよw
島式ホーム側もやっぱり駅名標は2つ並んでいました。
このパターンは他では見たことないですが、何なんでしょうねw
それでは常磐線で我孫子へ向かい、成田線に乗り継いで一気に佐倉まで行きます。
我孫子駅では唐揚げそばを注文する間もなくひたすら乗り継いでいきますので記事は佐倉に飛びます。
佐倉駅からは今宵の宿へ
既に冒頭に上げたネタ3つは消化したのですが、今宵の宿がどこなのかも明かさず、読者さんはここから先の行動が全くもって予測不能になっているかと思いますが、次に乗る列車でほぼ答えが出ると思います。
とりあえず訪れた駅は習性で撮ってしまいますw(多分探せばPCの中に写真があるはずw
ここまでくればE217系が見られますね。
↑このE217系はなんと4両編成で、しかもホーム内をちょこっとだけ移動するという謎の動きをしますw
頭の中がクエスチョンマークだらけの人、ちょっとピンときている人それぞれでしょうが次の写真がほぼ答えです。
行き先は・・・鹿島神宮!
そろそろ答えを発表しますと、1日わずかしか無いE217系による鹿島神宮行きに乗るのが最後の目標です。
鹿島神宮駅のある鹿島線は成田線の香取駅から分岐する路線で鹿島神宮駅を経て大洗鹿島線に接続していますが、都市間輸送は高速バス「かしま号」や「はさき号」に奪われてしまい、特急「あやめ」も定期運行を終了してしまうなどローカル線としての色が濃い路線となっていますが、現在でも1日1往復のみ総武快速線に直通する東京方面への快速列車が残っており、これに乗るのが目標でした。
と言っても佐倉までは割と普通に快速運用で乗り入れてきますから今回は佐倉からの乗車としました。
例の謎の動きについてですが鹿島神宮行きは成田空港行きと佐倉まで併結して15両で走ってきますが、ここで11両成田空港行きと4両鹿島神宮行きに分割され、残った4両はホームの端っこに停まることになるので成田空港行きの方に乗ってしまった人たちが乗り換えるのに便利なように(?)ホーム中央へ移動してきます。
こういう運用は今はなき内房線の特別快速が木更津駅でやっていましたね。
思ったのが成田空港行きも成田駅までは同じルートなのだから成田駅で分割すればいいのにということですが、配線かホームの空きの関係で佐倉でせざるを得ないのでしょうか。
成田線も209系では何度か乗っていましたがE217系だとまた違った印象でしたが、いかんせんもう真っ暗w
というわけで記事は鹿島神宮駅へ飛びますw
鹿島神宮駅に到着!
ここに今宵の宿を予約しており、活動は終了ですがせっかくですので色々撮影していきましょう。
てっきりこのまま明日の朝の運用まで夜間滞泊かと思えば佐原行きの普通列車として間合い運用に入るみたいですね。
隣には鹿島臨海鉄道の最新型の8000形がいました。
実物を見るのは初めてです。
気になったのが「水戸行き」と”行き”の字まで含めて行先表示器に表示されていたことです。
これって珍しいですよね。
↑鹿島臨海鉄道8000形を見送ったらホームを出ます。
高架駅であり外へ出るには階段を降りて行きます。
当駅には過去に2度訪れているのですが、いずれも鹿島臨海鉄道とJR鹿島線の乗り継ぎであり数分しか滞在していないのでちゃんと駅を見るのは初めてであり、つまりはこの階段を降りるのも初めてです。
当駅は駅名の通り鹿島神宮の最寄り駅ですが、もう1つ忘れてはいけないものがありますね。
それは、カシマサッカースタジアムのことです。当然階段にも「鹿島アントラーズ」のユニフォームが飾られていました。
階段自体のイラストは鹿島神宮ですが、壁面はすべて鹿島アントラーズです。
歩道の柵にもサッカー選手
鹿島サッカースタジアム駅は隣りにありますが、ここの方がめっちゃサッカーを推していますねw
これバス停なんですが、イルミネーションのせいで眩しくて落ち着いてバスを待てないw
鹿島神宮の参道であろう道路を撮ったら今日の活動は終わりにします。
明日は先程ご紹介した東京行きの快速列車に乗りますので今日は早く寝るとして翌日分は別記事にして追ってレポートしますのでしばらくお待ち下さい。
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