車中泊込みで6泊7日で実施した西日本さよなら乗車旅の5日目です。
なお、1日目・2日目・3日目・4日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
まず最初にお断りしておくと、昨日(4日目)がダイヤ改正前日だったということは、その翌日である今日はダイヤ改正当日ということになり、タイトルに「さよなら乗車」と書いていますが、5日目以降はダイヤ改正後の活動になるためさよなら乗車は一切出てきませんw
活動のメインがさよなら乗車だったため、タイトルはこうしましたが、タイトル詐欺なんて言わないで下さいねw
で、その活動内容ですが、実は5日目については暇つぶしという意味合いが強く、やることは青春18きっぷで岡山から高知まで移動するのですが、普通に移動すればいくら各駅停車オンリーでも半日もあれば行けてしまうので、伊予西条まで寄り道します。
これはある目的があったのですが結局その目的は果たせず・・・まあ、詳しくは記事を読んでのお楽しみということでw
まずは四国へ渡る
というわけで、昨晩宿泊した岡山から青春18きっぷでまずは四国へ渡ります。
18きっぷに日付を入れてもらって乗り場へやってきましたが、なんとまだ「サンライズ瀬戸」の表示が出ていますね。
発車標にある通り、所定だと6時31分発であり、本来ならとっくに終点の高松についていなければならない時間ですが、まだ岡山にも到着していないようです。
長距離を走る寝台特急に遅れは付きものというのはありますが、逆に考えるともしかして途中で「サンライズ瀬戸」を撮れるかも!?
コンコースにも遅れのお知らせが出ていましたが、JR東海管内での事故が原因のようです。
そのため、本来は琴平まで延長運転されるところ、高松で打ち切りになるそうです。
延長運転目当てで乗ったファンの方が乗っていたらご愁傷さまと言わざるを得ませんが、こればっかりは運ですからね。
115系もいましたがこれには乗らずに・・・
「マリンライナー」で四国へ渡ります。
以前は普通列車でも四国へ乗り入れる列車があったんですが、今は18きっぷで乗れる四国へ乗り入れる列車というと「マリンライナー」一択になっていますね。
坂出駅にて
坂出駅では乗り換えのついでに軽く駅をご紹介します。
なお、駅の外観や周辺などは以前の旅で訪れた時に紹介済みなので、今回は構内のみとします。
ホームは2面3線となっていて、中線は当駅折り返しの普通列車や、当駅で快速「マリンライナー」などと緩急接続する普通列車が使用するようです。
ちょうど6000系がいました。
見た目が211系にも似ていて、国鉄チックな雰囲気の車両ですが、JR四国発足後に登場した形式であり、意外にも平成生まれです。
この片側だけ壁で覆われたベンチが面白いですね。
風よけがメインなんでしょうが、やっぱり海辺ですし高架駅ということでホームを強風が襲うこともあるんですかね。
この奥が改札ですが、今回は冒頭に書いたとおりに構内のみのご紹介ということで、改札は出ません。
なのでこのままホームへ戻ります。
ホームへ戻ると2700系「しまんと」がいました。
この「しまんと」は岡山からの「南風」とは併結しない列車となっており、「マリンライナー」と乗り継ぐことで岡山から高知方面への移動に利用できます。
「南風」の後続を待つより1時間ほど早く高知へ行けるので、岡山から朝方に高知方面へ行くときは覚えておくといいでしょう。
↑発車は動画で
続いては7200系の普通列車で多度津へ移動します。
結局「サンライズ瀬戸」は滞在中には来ませんでしたね。
多度津にて
続いては多度津で予讃線の伊予西条方面へ乗り換えるのですが、ここでも少々待ち時間があるので滞在中に色々撮りましたので、それをご紹介したいと思います。
台車にご注目です。
スポーツカーのチューニングパーツみたいな見た目になっているこの台車は川崎重工が開発した”efWING”という台車でして、炭素繊維強化プラスチックで作られた台車なんです。
軽量化や構造の簡素化をもたらす次世代の台車として徐々に広まり始めているみたいですよ。
普段は裏方に徹するイメージのある台車ですが、ここにも”efWING”と書いてありしっかりアピールしていますね。
↑改正初日とあって発車標にはダイヤ改正のお知らせが出ていました。
我々鉄道ファンにとってはダイヤ改正は重要な出来事ですからその日付もほとんどの人が把握しているでしょうが、一般の利用者はそうではないでしょうし、こういう形での告知も大事なんでしょうね。
↑そこへやってきたのは「四国まんなか千年ものがたり」という観光列車です。
↑そして、「四国まんなか千年ものがたり」が発車します。
全然お客さんを乗せている様子もなかったのですが、回送だったんですかね。
と思ったらまた戻ってきて側線に行ってしまいました。
入換をやっていたようです。
でも撮影するには好都合なのでありがたいですw
↑私が乗る列車がやってきました。
写真も撮ります。
これは7000系という車両で、1両でも走れる珍しい電車だったりします。
JRグループで1両で走れる電車というと、この7000系の他にはJR西日本の125系とかはありますが、路面電車とか別にすれば私鉄でも珍しいです。
まあ、1両で十分な路線は大抵非電化ですし、単純に1両で走れる電車の需要があまりないんでしょうね。
なんと松山を通り越して伊予市まで行くロングラン列車ですが、今回乗るのは伊予西条までです。
伊予西条まで各駅停車で
多度津から乗車した伊予市行き普通列車に揺られて伊予西条を目指します。
過去にも乗ったことがある区間ではありますが、道中では停車時間がある駅もあるのでそういった駅での撮影などをこなしつつ行きたいと思います。
普通列車は特急よりも当然時間がかかりますがこういう楽しみは普通列車ならではですよね。
予讃線はほとんどが単線である上に、特急列車が1時間ヘッドで走る路線なので普通列車は割りを食って待ち時間が長くなりがちなんですよね。
最初の停車時間は観音寺でありました。
ここはまだ香川県ですが、市町村単位で見れば香川県内で最西端に当たる場所で、駅としても3つ先の川之江駅から愛媛県の四国中央市に入っていきます。
向かいのホームから7000系を撮ります。
見た目はJR四国の1000系気動車に似ていて、パンタグラフがなかったら気動車に見えますよね。
8000系「しおかぜ」&「いしづち」を先に通したら再び普通列車に乗り込んで先を進みます。
その先は愛媛県に入りますが案外長時間停車はなく順調に伊予西条駅まで進みました。
伊予西条駅にて
最初の目的地である伊予西条駅に到着です。
とりあえず駅名標を・・・
まあ、駅自体には過去にも来ているんですがw
階段にも描かれているこの「四国鉄道文化館」が今回伊予西条を訪れた目的だったりします。
以前の活動でも「新居浜特急線」に乗るついでに訪れようかとも思ったんですが、バスの遅延で計画が狂って結局訪問は叶わなかったので、せっかく四国で1日暇を持て余すことになったこの機会に訪れることにしたのでした。
18きっぷを持っているのでどのみち交通費は実質タダみたいなものですしね。
とりあえず駅前へ出ました。
昭和チックな地方駅そのままな駅舎がいいですね。
観光案内的なものなんでしょうが、30kmってとても気軽に行ける距離じゃないw
こちらが「四国鉄道文化館」の北館です。
いやぁ、いよいよ中を見ることが出来ますねぇ~。
鉄道関連の施設にはあるあるですが腕木式信号機が設置されていました。
出迎えてくれたのは「新幹線の父」とも呼ばれる十河信二氏の銅像です。
隣には「十河信二記念館」という施設もあります。
こちらは鉄道資料館というよりは同氏ゆかりの品を展示するなど、個人にスポットを当てたものとなっているようです。
え、え~!?
まさかの臨時休館・・・
私もこういうご時世なので休館している可能性を想定して事前にネットで調べていたはずなんですが、そのときには休館するようなことは書いていなかったはず・・・
スマホで改めて公式サイトを見てみるとやっぱり書いてない・・・開館時間や休館日を書いているページも普段どおりの表記しかしていませんでした。
こんな大事な情報を公式サイトに載せないなんていくらなんでもあんまりじゃないかと思いつつ、何気なく「お知らせ」というところをタップしてみるとそこに休館のお知らせが出ていました。
となると、私がお知らせを見落としていたということになりますが、臨時休館という大事な情報は公式サイトのトップとか、そうでなくとも開館時間のところに書いておくとかして欲しいものですよね。
どのみち高知までは行かなければならなかったので交通費的には負担はゼロでしたが、わざわざ伊予西条まで来て無駄骨だったということに・・・
まあ、せめて外から見られる範囲で見ていくとしましょう。
交差点自体はごく普通ですが、標識の表記が気になりました。
普通は交差点名の標識には「交差点」までは入れないと思いますが、これは愛媛県独自のものなんでしょうか。
国道沿いにあったなか卯で昼食を済ませたら国道11号に沿って歩きました。
この国道11号は四国を代表する国道でして、松山市からほぼ予讃線・高徳線にそって高松市・徳島市へと至る国道となっています。
並行して松山自動車道もありますが、国道を使う車両も少なくないようで、交通量は多かったです。
国道上の「四国鉄道文化館」の案内を撮ったらまだ見ていない南館の方へ行ってみましょう。
そして、南館にやってきました。
こちらはフリーゲージトレインの試験車両で、かつては予讃線特急と山陽新幹線を直通することを目指しての試運転もされていたことからここで展示されることになったようです。
フリーゲージトレインは西九州新幹線でも導入が検討されていましたが結局は実現せず、日本国内で活躍するようになるのはまだまだ先になりそうですね。
フリーゲージトレインは軌間の異なる区間にも直通できる車両で、車輪の間隔を変更できるのが最大の特徴なので台車に注目してみましょう。
車輪の脇にごつい機械がありますが、これが軌間を変えるための装置なんですかね。
車体にも形式名が書かれていました。
営業用車両とは全然違う付け方ですね。
車両の搬入用なのか、JRの本線と線路が繋がっているようです。
転轍てこもありますし、設備としては生きているのかもしれませんね。
結局外から見られるのはこれだけみたいですし、内部の見学はまたお預けですね。
これくらいで駅へ戻るとしましょう。
予讃線を東へ
ここからはまた各駅停車でのんびりと予讃線を引き返します。
今度は2両編成ですが、これまたJR四国名物の締め切り扱いです。
実はJR四国ではワンマン列車は1両編成に限るという方針を持っていて、やむなく2両編成以上の車両をワンマン列車として運行する場合は2両目以降を締め切り扱いとするのです。
ただ、他社では2両どころか3両や4両でもワンマンにしている例もありますから、これはどうなんだという気もしますけどね。
このこともあって高松近辺などは2両編成の列車が多いですが、それらもワンマン化されていないようです。
ここでも特急の待ち合わせがあり、8000系のアンパンマン列車がやってきました。
↑さらにもう1本特急が来るようなのでこちらは動画で撮りました。
ところで、JR四国の接近メロディといえば小柳ルミ子さんの「瀬戸の花嫁」が有名ですが、当駅については秋川雅史さんの「千の風になって」が採用されています。
これは秋川雅史さんが西条市の出身であることが縁で決まったようです。
動画でも聴けますのでぜひ再生してみて下さい。
写真でも撮ったら7000系に乗り込んで予讃線の旅を再開します。
↑通過の様子は動画で
伊予三島駅の近くには大王製紙専用線があります。
かつてはこの手の専用線は全国各地にありましたが、トラック輸送への転換で徐々に数を減らしている中で、ここは今でも専用線による鉄道輸送が続けられていて、ここから高松まで高速貨物列車が設定されているそうです。
ただ、この付近ではいわゆる製紙工場の匂いがしてきてちょっと気分が悪くなってしまいました。
分かる人には分かると思いますが、私はどうもあの匂いが苦手です。
でも、大事な鉄道輸送のお得意様ですし我慢我慢っとw
そして、観音寺に到着です。
ここから高松方面へは乗り換えなければなりませんので私も乗り換えます。
ここからは7200系にバトンタッチです。
この後は土讃線に乗り継ぐので多度津で乗り換えですが、接続が悪く待ち時間が長いのでまた寄り道しますw
ちょっと寄り道・・・讃岐塩屋駅
というわけで一旦多度津を通り越して讃岐塩屋駅にて途中下車です。
↑乗ってきた列車の発車を見送ります。
駅名標です。
駅名には香川県の旧国名である「讃岐」が付いていますが、これは兵庫県内の山陽本線に塩屋駅があるため区別のためです。
また、同じ香川県内にも塩屋駅がありますが、こちらは高松琴平電気鉄道(ことでん)の志度線の駅であり、場所的には讃岐塩屋駅とは全く違う場所にあり、全く関係ありません。
ホームです。
2面2線相対式というシンプルな構造で、その有効長も4両分しかありません。
これでも有効長は延長されていてかつては2両分しかなかったそうです。
このためか国鉄時代は普通列車でも多くが通過していたそうですが、今では普通列車は全列車停車します。
このようなローカル駅ですが、瀬戸大橋線と予讃線高松方面が分岐する宇多津駅、そして、予讃線松山方面と土讃線が分岐する多度津駅に挟まれている立地から、岡山・高松と松山・高知方面を結ぶ各特急列車が頻繁に通過することもあり、こんな注意書きがありましたが、肝心なところが読めなくなって虫食い状態にw
ホームの一部分は交差する県道の陸橋の下にあり、端っこは薄暗いです。
ひょっとすると以前は踏切で交差していたのが立体交差化されるのに合わせて高架下部分にもホームを延伸したということなのかもしれません。
タバコはまあ分かるとして、駅で口笛を吹く人がいるみたいですねw
こうして駅に掲示が出るということは、近隣住民からJRに対して苦情が出たんでしょうね。
ICOCAエリア内なのでICカード用の簡易改札機があります。
駅自体は無人駅なのでICカード以外の人は集札箱に入れるスタイルですが、私は18きっぷなのでそのまま降りるしかないですね。
無人駅なんだから改札の問題もないし、ここから直接外に出られるようにしてくれてもよさそうですが、しっかり閉鎖されていました。
この小屋のようなスペースは券売機が入っているみたいで、ある意味駅舎?w
近距離きっぷのみの簡易的なものですが、車内や着駅での精算とするには利用者が多すぎたのですかね。
高架下のスペースは駐輪場になっていました。
地方では駅までのアクセス手段として自転車が重要ですからね。
面白いのが駅には跨線橋はなく、県道の陸橋の歩道部分を跨線橋代わりにしているんです。
国鉄時代は構内踏切だったんでしょうが、流石に通過列車も多いこの駅で構内踏切は危険ということになり、ちょうど駅近くに陸橋があるからその歩道を跨線橋にしてしまおうという感じでしょうかw
方面の表示は単に「多度津方面」でした。
古くからある駅だと現在の利用実態からすればありえないほど遠方の駅が表示されていたりしますから、予讃線の終点である宇和島方面とか書いてあったら面白かったですが普通でしたねw
↑ここで8000系「しおかぜ」&「いしづち」の通過です。
↑さらに8600系も通過します。
多度津から土讃線で高知へ
続いては多度津から土讃線に揺られて高知まで行きます。
この2番目に出ている伊野行きが次に乗る列車です。
伊野は高知の先にある駅でして、高知まで1本で直通してくれる列車です。
9分前に特急があるのでそっちに乗りたくなりますが、18キッパーの宿命で鈍行で行きますw
側線には伊野幕を出した1000系が停車していました。
これが私が乗る列車のようですね。
↑その9分前の特急がやってきましたがアンパンマン列車でした。
↑そして、私が乗る伊野行き普通列車の入線です。
土讃線は特急以外は琴平で系統分断されることが多く、琴平以南の非電化区間の普通列車は琴平始発のパターンが多い中、多度津から出るのは少数派です。
幕も撮ったら乗り込みます。
土讃線の琴平以南は普通列車が非常に少ないこともあって18キッパーで混み合っているかと思ったんですが、意外とがら空きでした。
琴平を出て非電化区間に入ると県境を越えて徳島県三好市に入るまで大きな街はなくのどかな景色が続きます。
讃岐財田駅に到着しました。
スーパーベルズの楽曲「MOTORMAN」でも土讃線を題材にしたものがありますが、その中でこの駅を「讃岐サイダー!?」としてネタにしていましたね。
思わずこの曲を思い出してしまいましたが、この曲では土讃線を18きっぷで旅するという内容なものの、今回とは逆方向で高知から多度津へ行くものとなっています。
この讃岐財田駅の次はスイッチバック駅として、そして、秘境駅としても有名な坪尻駅です。
↑この1区間だけ車窓を撮ってみましたので貼っておきます。
阿波池田に到着です。
ここでは40分近くも停車時間があるので気分転換を兼ねて外へ出ました。
普通列車とは言え所要時間が長過ぎるような気がしていたらこういうことだったんですね。
駅前にも出ました。
まあ、過去にも来ているんですが暇なのでw
駅前のアーケードはバスの経路になっており、アーケードから出てくる路線バスという光景を見ることが出来ます。
定期観光バスの案内はいいですが、あれ?ボンネットバスって引退したはずじゃ?
昨年はボンネットバスの引退と聞いてわざわざ乗りに行ったものですが、もしや引退が撤回されたのか?
なんて思ってネットで調べてみるとやっぱり定期観光バスからは引退しているようで、古いパンフレットが掲出されたままになっていたようです。
そのため、現在の定期観光バスは普通のバスで行うようですが、その代わり「温泉むすめ」とコラボして声優さんの声でアナウンスを流すというイベントをやっているようです。
ボンネットバス自体は定期観光バスからは引退したものの、今後も不定期に運行されるみたいなので、機会があれば乗りに行きたいですね。
↑ホームへ戻ると2700系が入線してきました。
阿波池田駅を出てしばらくするとまた徳島自動車道と交差します。
徳島自動車道はこの先は土讃線とは分かれて川之江へ抜けて松山自動車道に合流します。
阿波川口の先では特徴的なトラス橋が見えます。
これは国道32号の旧道にあたる道で、以前の活動でかずら橋までバスに乗った際にはここを通りました。
大歩危を過ぎると県境を越えて高知県へと入っていきます。
その先もずっと吉野川沿いですが、流石に暗くなってきてもう車窓は見えません。
途中にある土佐北川駅は鉄橋の上にある駅として有名で、私もいつか降りてみたいと思っているんですが、今回は通るだけw
坪尻駅と並んでスイッチバック駅として知られる新改駅も車窓からのみ見学し、列車はようやく山ばっかりの区間を抜けて市街地に出てきます。
こうして土佐山田駅に到着します。
ここは特急も停まる駅となっており、アンパンマンミュージアムや龍河洞の最寄り駅としても知られています。
住所としては香美市ですが、駅のある土佐山田地区は高知平野に位置し、高知市を中心とした都市圏の一部を成しています。
このため、普通列車も高知方面から当駅までは毎時1~2本程度の本数があったりします。
そんな土佐山田駅ではまた停車時間があったのでここでも気分転換を兼ねて外へ出ました。
駅名標と思ったら写真というw
「フラフ」という高知の工芸品を紹介するもののようです。
これはようするに旗みたいなもので、英語で旗を意味するFlag(フラグ)が訛ったという説があるそうです。
↑発車は動画で
それでは乗り込んで高知への旅を再開しましょう。
ここまでは私の他には1名(恐らく18キッパー)だけしか乗っておらず、ほぼ貸切状態という閑散っぷりでしたが、土佐山田からは普通に利用者がいる区間になるようで、ゾロゾロと乗ってきて10名以上は乗ってきました。
都会の電車に比べればこれでもガラガラですが、ここまでの閑散っぷりを見ていると、「おお、やっと街に出たなぁ~」なんて思ってしまいましたw
この先には名前そのものがネタな後免駅もありますが、ここは降りずに素通りで先を急ぎます。地元の方はごめんなさいw
土佐一宮駅というのもありますが、これもつい「とさいちのみや」と読みたくなりますが、「とさいっく」と読みます。
さらにこの薊野駅も難読駅名ですよね。
読み方は「あぞうの」ですが、一発で読めた人がいたら天才ですね。
余談ですが、東急田園都市線にある「あざみ野駅」は中国語表記だと「薊野」となるらしく、偶然にも当駅と同じ表記になります。
ここまで来ればあと1駅で高知駅です。
乗ってきた列車です。
列車自体はここが終点ではなく、さらに先の伊野まで行きますが、宿泊地は高知なのでここで降ります。
なお、この普通列車はここでも30分近く停車するようで、更に先まで乗る人はここでも待ちぼうけです。
↑ちょうど発車するところだったので動画を撮りました。
驚いたのがJR九州の主要駅で流れるのと同じ自動放送が流れていたことで、調べてみると同じシステムを導入しているんだとか。
なので、四国に来ているはずなのに九州に来た気分になってしまいましたw
動画でもちょっとだけ聴けますので再生してみて下さいね。
高知駅も高架化に合わせて洒落た駅に生まれ変わっていますが、屋根の形がお洒落ですよね。
流石はやなせたかしさんの故郷だけあって階段を目一杯使ってのアンパンマン推しw
ちょっとしたアンパンマンブースがあったので最後に見物していくことに。
Nゲージほど精巧ではありませんが模型のアンパンマン列車が走っていて簡易的なジオラマになっていました。
記念撮影用なのかアンパンマントロッコのオブジェがありました。
運転台も再現されていましたが、マスコンやブレーキハンドルはイラストでお茶を濁していました。
まあ、あくまで子供向けでしょうしねw
これだけのものをタダで見せていいのかと思ったら課金要素なのかガチャポンコーナーがありました。
連れてきた子供が駄々をこねてねだる様子が目に浮かびますねw
壁面も色んな解説や紹介のスペースになっていました。
ここだけでちょっとしたアンパンマンミュージアムですね。
駅前に出てあとはホテルへチェックインして終了ですが、夕飯がまだでしたので高知市内で夕飯を済ませてからホテルへ向かいます。
高知と言えば鰹のたたきということで、鰹のたたき定食を頂きました。
高知には皿鉢(さわち)料理という名物もあるらしいですが、こちらは大勢で囲んで食べる宴会料理という感じらしく、一人旅の私には垣根が高かったため今回は見送りです。
家族や友人同士とかで訪れる機会があったら食べてみたいですね。
でも、この鰹のたたきも、他で食べるものとは味わいが全然違っていて、やっぱり本場で食べると違うなと思いました。
飲み物は焼酎を頂きました。
その名も「海援隊」
高知の人は酒豪のイメージが何となくありますが、私はそこまで飲めないのでほろ酔い程度に楽しみます。
お酒があるならつまみも欲しいと注文したのはウツボの唐揚げです。
ウツボといえば海のギャングとも言われる獰猛な魚として知られていますが、全国的には食用にするイメージはないですよね。
それが高知県では珍味として親しまれていて、このように唐揚げとしてや、たたきにしたりして食べるそうですよ。
今まで馴染みのない味でしたが結構美味しかったです。
このあとはホテルへチェックインして終了です。
6日目以降は別記事として追ってレポートしますので公開までしばらくお待ち下さい。