E3系こまち編成に乗車!

今回はE3系のうち、R編成とも呼ばれるかつて「こまち」として使われていた編成に乗車しましたのでそのレポートです。
なお、例によって執筆が遅れていまして、活動は10月後半のこととなります。

E3系R編成について

今回は本当に乗るだけの活動であり、行程の説明もへったくれもないので、最初にE3系R編成について説明してから本編に入りたいと思います。
そもそもE3系は、秋田新幹線が開業した際にデビューした車両であり、その後山形新幹線にも進出し、最近は「現美新幹線」や「とれいゆ」などの観光列車としても活躍していますが、そのデビューの地となった秋田新幹線からは2014年を最後に後継のE6系に世代交代する形で引退しており、秋田新幹線で使われていたE3系R編成は大半が廃車になり、一部は山形新幹線に転属したり、「現美新幹線」「とれいゆ」として第二の人生を送っていますが、2編成だけ従来の「こまち」の塗装を維持したまま活躍を続ける編成があり、それがR21とR22編成ということになります。
秋田新幹線からは既に撤退しており、古巣の秋田へ向かうことはないのですが、「なすの」「やまびこ」としてE5系と併結する運用が残されていました。
今でもかつての「こまち」に乗れると鉄道ファンからは注目されていた存在でしたが、E5系単独では輸送力が不足する列車に対する付属編成という意味合いが強かったのがコロナ禍で利用者が減少していることも影響したのか、11月より従来はE5系とE3系の併結で運転されていた「なすの」「やまびこ」がE5系単独での運行に変更されるというアナウンスが出まして、そうなるとE3系R編成の定期運用が消滅することを意味しますからこの機会に乗りに行ったわけです。
車齢から言えば新幹線としてはそろそろ寿命と言えなくもないですし、このまま廃車という可能性も拭い去れませんが、あくまでもコロナ禍の利用者減への一時的な対策と考えれば、コロナ収束後にまた復活してくれるのかもしれないし・・・
何はともあれ乗り鉄の基本は「乗れるうちに乗っておけ」ですから、今回出かけました。

東京~盛岡往復でE3系を堪能する

まえがきはこれくらいにして、そろそろ本題に入るとしましょう。
今回はE3系充当列車のうち、「やまびこ55号」と「やまびこ60号」で東京~盛岡を1往復します。
本当ならば盛岡周辺で乗っていない路線もあったことだし、ついでに岩手県内で乗り鉄を楽しもうとも思ったのですが、昼過ぎに到着して、午後に帰るという現地での滞在時間があまり取れないスケジュールにならざるを得なかったこともあって、本当にE3系に乗るだけの活動になりました。
新幹線代だけで26,000円ほどかかっているので、もったいない話ではありますが・・・w


まずはE3系こまち編成の運用が終了することをお知らせする案内です。
よくこれらの列車を利用する人からすると空いていることを期待して乗ったらこまち編成が連結されていなくて混んでいたとなればクレームものかもしれませんし、事前に知らせるのは大事ですよね。
この掲示のおかげでこまち編成の定期運用終了は事前にネット上で噂が広まっていて、私もこうして前もって乗りに来ることが出来たのでした。


発車標です。9時40分発の「やまびこ55号」がお目当ての列車であり、自由席として12~16号車も案内されているのでE3系を連結した16両編成であることが分かります。
なお、「はやぶさ」「こまち」の併結列車やその送り込みの「なすの」、あるいは「やまびこ」「つばさ」のE5系orE2系+E3系の編成でも17両編成となり、東北新幹線で16両編成というのはこのこまち編成を含む併結列車に限られます。


貴重な16両編成を編成表でもチェックです。


ホーム上の乗り場案内も撮ったらあとは待つのみです。


お目当ての列車の1本前の「やまびこ」「つばさ」が停車中でした。
そういえば、山形新幹線にも新車導入の話が出ていますし、E3系の活躍の場はますます狭まってしまいますね。山形方面もそろそろ取材しておかないと・・・


「やまびこ」はE2系でした。
E2系も徐々に活躍の場を減らしていますし、機会のあるうちに乗っておきたいですね。


そして、お目当ての「やまびこ55号」のお出ましです。
併結相手はE5系のようです。


↑入線は動画でどうぞ


やってきました!E3系こまち編成!
昔「電車でGO!」シリーズにハマっていた私としては「LONE特急こまち」が脳内再生されますw


E3系はミニ新幹線であり、新幹線の駅に停車する時はホームとの隙間が開きすぎるためにこんなステップが出てくるのが特徴ですね。
これは後継のE6系にも引き継がれている設備であり、ミニ新幹線の証明のようなものです。

それでは乗車します。
定期運用終了間際とあって鉄道ファンが殺到しているかと思ったら、それほど混み合ってはおらず、車内環境もまあまあよかったので収録にもうってつけでした。
ただし、やっぱり他にも走行音を録っている音鉄の方やら、車窓や車内を熱心に撮っている撮り鉄の方やらが目立ち、普通の新幹線の車内とはちょっと違う独特の雰囲気でしたw

東京駅を出て5分程度で上野に停車したら在来線を見下ろしつつ大宮へ向けて加速しますが、新幹線のくせに最高速度110km/hというのんびりした走りとなります。
まあ、大宮から先の全開走行の準備運動みたいな感じでしょうかw


110km/hしか出さないなんて言いつつもあっという間に埼玉県に入ります。


首都高の高架越しに見る富士山


埼玉県最大のターミナル駅の大宮に到着です。
ここからも若干の乗車はありますが、常連さんと鉄道ファン以外はこまち編成のことをあまり知らないのか、E5系の編成の方には結構並んでいたのが、こまち編成側にはそんなに並んでいる人はいませんでした。


ここで「聞ける車両辞典」とかぶらない程度に車内もご紹介します。
最大の特徴は新幹線でありながら車体サイズは在来線規格なので、普通車だと2+3列ではなくて2+2列となっていることですね。


大型の荷物にも対応した荷物置き場があります。
尤も、今は座席も空いていて出番はありませんけどw


それから公衆電話もあります。
私個人の話としては携帯電話を持ってからというのも公衆電話を使った経験は皆無ですし、ほとんどの方がそうだと思いますが、電池切れや故障などで携帯が使えなくなってどうしても電話をかけたいなんてケースもあるでしょうし、普段使わなくてもあるだけで安心なアイテムではありますよね。

大宮から先は「はやぶさ」ならば仙台までノンストップですが、「やまびこ」なのでもうちょっと停車駅が多くて宇都宮、郡山、福島にも停まってから仙台です。
東海道新幹線における「ひかり」的なポジションというわけですね。
宇都宮では餃子を食べたいと思いつつも降りるまもなく過ぎていきました。


E531系やら205系やらが編成を分割されて停まっていますが全般検査でも受けているんでしょうか。


住宅街の中に残る小さな森もいいですね。
鎮守の森というやつでしょうか。


新幹線の高架視点ならではの見晴らしの良さですね。


高層ビルの立ち並ぶ都会が出てきましたが東北最大の都市の仙台です。
「やまびこ」も通過駅があるのは仙台までであり、ここから先終点の盛岡までは各駅に停車していきます。


仙台を過ぎると車窓も長閑さを増した気がしますw
一方で、仙台への利用者は「はやぶさ」を使うことが多いみたいであり、そこで大勢降りていくということはありませんでした。

仙台から先は各駅停車ということで古川・一ノ関などへの区間利用者も多くなりますが、駅ごとの利用者はそれほど多くはないようです。


列車は一ノ関駅で後続列車の待避を行うようなので一旦ホームへ出ました。
車内の同業者たちも同じ考えのようで、ホーム上はつかの間の撮影タイムとなりましたw


アングルを変えて・・・
う~ん、赤いロープが邪魔だなぁw


一ノ関駅は上下ホームの間に通過線がある、典型的な新幹線の待避駅構造をしています。


↑後続列車に猛スピードで追い抜かれます。
東北新幹線といえば、「はやぶさ」ばかりに乗っているので追い抜かれる体験は貴重でした。

それでは発車です。
一ノ関を出ると水沢江刺、北上と順調に岩手県内を進んでいきます。


雲の冠をまとった山を見つつ盛岡へ急ぎます。
北上の次は新花巻、その次が終点の盛岡なのでラストスパートと言ってもいいですね。


最後の名残に車番を撮ります。


車内案内図も撮ったら盛岡に到着です。


盛岡でももちろん撮影タイムです。
このあと1時間ちょっと待ってから東京へ折り返しとなるのですが、一旦車両基地などへ引き上げるのか、このままホームで待機するのかが問題でした。
車両基地へ引き上げるのであれば発車シーン、入線シーンの動画を撮影するチャンスですが、ずっとホームに居るならば動画は撮れないからです。


しかし、発車標を見ると既に折返し東京行きの案内がされていましたので、このまま1時間ちょっとホームで待機っぽいですね。
これで盛岡での動画撮影の野望は潰えましたが、その分写真をしっかり撮っておきましょう。


盛岡といえば新幹線同士の連結シーンが有名ですが、それ用の停止位置目標がありました。
それにしても、「MAX」の表示が懐かしいですね。東北新幹線からMaxがいなくなってどれくらい経つんでしょうか・・・


E5系とE3系の連結部


別アングルから


反対のホームへ移動しました。
こうしてみるとE5系の鼻の長さが際立ちますね。


連結部のアップ


E5系側も
まあ、メインはE3系なので深追いはしませんがw


もちろん主役はE3系です。


先頭部も忘れてはいけません。


あとは、折返しを待つのみですが、流石にずっとホームに居るわけにも行かないので、とりあえず駅を出ようと思います。
1時間弱の滞在時間ですから観光なんて出来ませんし、乗り鉄も叶わないので、お昼ごはんを食べておしまいですねw

盛岡駅をぶらつく

あとは時間つぶしも兼ねて盛岡駅をぶらついてから東京へ引き返します。


ベンチの上にヒーターが付いているのは寒冷地ならではですね。


岩手県と言えば南部鉄器ということで、巨大な鉄瓶が飾られていました。


重量330kgで、210Lも水が入るらしいですが、満タンまで水を入れたらその重量は500kg超えとなり、人力で持ち上げるのは不可能でしょうねw


その名もそのままズバリ「大鉄瓶」


盛岡といえば「わんこそば」ですが、「わんこロード」なるものがあるようです。
それにしても、「わんこ」だけだと犬を連想してしまうのは私だけですかねw
犬専用の通路?w


お昼をわんこそばにすると決めたわけではないですが、とりあえず行ってみましょう。
仙台駅の「牛タンストリート」みたいにわんこそばを出すお店が集まっているんでしょうか。


何やらパネル展示があっていました。


盛岡駅開業130周年を記念するもので、歴代駅舎の写真展示がメインのようです。


その先にあったこれは、岩手県の有名なお祭り「チャグチャグ馬コ」の馬をイメージしたであろうオブジェでした。


その先にも巨大南部鉄器のオブジェがありました。
って、あれ?わんこそばのお店は!?w
そう、実はこの「わんこロード」は自由通路の愛称に過ぎず、わんこそばのお店はないようです。
なので、わんこそば目当ての場合は駅を出てお店を探すのが正解のようです。


駅前に出ると達筆な書体で「もりおか」と書かれていましたが、かの有名な石川啄木による筆だそうですよ。


普通の駅名表記もありました。


流れ的に石川啄木の胸像かと思ったら、新渡戸稲造でした。
かつて5000円札の肖像に採用されていたことでも有名ですが、盛岡出身の郷土の偉人ということでこうして胸像が鎮座しています。


文字盤や針がむき出しの時計というのも珍しいですよね。


駅前はバスターミナルとなっています。


駅前にいたのは国際興業バス!・・・じゃなくて岩手県交通です。
塗装が全く同じ上に、今朝まで東京にいたので余計にそう見えますw


もう1台やってきましたがこれももちろん岩手県交通です。
おや?


社名の部分がどう見てもシール貼りなんですが・・・w
これ、剥がしたら絶対「国際興業」って書いてあるでしょw
実際、中古のバスを国際興業から購入するケースは多いようですから、可能性は高いと思われます。


あと駅舎の外観も撮っておきましょう。
う~ん、やっぱり大宮駅や仙台駅に似てる気がするなぁw


あと、駅前の地下通路にあったこれですが・・・


なるほど、ロードヒーティングの操作盤だったんですね。
ロードヒーティングとは、道路の下にヒーターを仕込んで雪を溶かしてしまうという設備であり、豪雪地帯に位置する都市部では一般的な設備のようです。
こういう設備を導入したり維持したりするコストも決して馬鹿にはならないでしょうが、それでも毎回除雪して回る手間を考えれば有用な設備なんでしょうね。

結局色々見て回っているうちに時間がなくなり、お昼は駅前にあった松屋になってしまいましたが、これにて盛岡駅編は終了で、あとは再びこまち編成で東京へ引き返します。

こまち編成で東京へ戻る

盛岡に到着して1時間ちょっとでの折り返しとなり、旅をしている感が全然ないのですが、もう折り返しですw
はるばる盛岡まで来た割には、活動時間的には近所の乗り鉄と変わらないというw


編成表を撮ったらホームへ向かいます。


さっきも撮りましたが、また東京までお世話になりますという挨拶代わりにもう1枚撮っておきましょう。


そういえば、「はやぶさ」「こまち」が連結するあたりはこんな風になっていました。
あまりに「どのあたりで連結するのか」という問い合わせが多くて案内を設置したんですかね。
あ、ホームで連結を撮るの忘れてたw


行き先表示も忘れずに


東京行きも撮ったら乗り込みます。


構内の売店で買ったケーキを旅のお供にします。
地元企業同士のコラボ商品ということで、一応ご当地グルメですw


開封してしまうとコンビニで売っているケーキと見分けがつきにくいのが玉に瑕?w
冷凍されていて溶けるまで食べられないあたりは「シンカンセンスゴクカタイアイス」に似ていますが、甘すぎずヨーグルトの風味も聞いて美味しかったです。


ケーキを堪能していると列車は田園風景の中を走っていました。
今回は全然旅感がない活動なので、せめて車窓くらいは堪能しておきましょう。


車両基地を見つつ行きます。
遠目に719系がいますが、これがないと東北に来た実感がありませんw


そして、本日2度目の仙台です。
今回はそこそこ乗ってきた気がしますが、単純に仙台で用事を済ませて帰る人が多いということなんですかね。


701系と並走するシーンも


福島県内で見かけたガスタンクには桃が描かれていました。
福島といえば桃が有名ですからね。


福島交通の営業所


ふと見るとEast iがいるではありませんか!


多分宇都宮だと思いますが、E231系E233系の姿が!
おお、ついに(5時間ぶりくらい?)関東に戻ってきたぞ

首都圏に入って最初の停車駅の大宮では意外と乗ってくる人がいて驚きました。
上野東京ライン開通前ならば東京駅まで乗換なしの利便性を買って新幹線課金というのもアリでしたが、今は在来線でも東京駅へは直通で行ける上に所要時間的にも在来線が33分に対して新幹線が25分とわずか8分の差であることを考えると、この8分差で目的の列車に乗り継げるかどうか命運が分かれるとかいうケースじゃない限り新幹線課金のメリットは薄そうですが、今回ばかりはE3系こまち編成に短距離でも乗りたいという人たちなんでしょうね。
私も仮に予算や日程の都合で盛岡まで乗るのが難しいとなっていたら大宮~東京間だけでも乗りたいと思ったでしょうね。
このあたりで車窓はすっかり暗くなってあとは終点に着く間際の余韻を楽しむ時間となりました。


満月に見送られつつ東京へのラストスパートを掛けます。

上野に着いたらもう5分程度で東京なので身支度を始めながら最後(かもしれない)こまち編成の余韻を楽しみます。


東京駅でももちろん撮影します。


列車はそのまま「やまびこ215号」として折り返し運転になるのでその発車を見届けてから撤収としたいと思います。


時間があったので反対のホームへ移動しました。
うん、悪くないアングルです。


微妙にアングルを変えてもう1枚

さて、発車もそのままここで撮ろうかなと思っていたら・・・


「そうはさせるか」とばかりにE5系+E6系の17両編成が入線してきましたw
これが10両編成ならば先頭部もかなり奥側になるため、E3系の撮影に支障はないのですが、よりにもよって17両が来るとはw
これが本日だけの臨時の乗り場変更とかだったら撮影妨害のための意図的なものと言えますが、流石にこれはたまたまでしょう。
というわけで、急いで元のホームへ移動します。


そういえば、ヘッドライトに切り替わってから撮っていなかったのでもう1枚撮ったら発車の時を待ちます。
一旦は反対のホームへ行ったため、いい撮影場所は取られてしまったかと思ったら動画を撮る人は少ないみたいでそれなりの場所が確保できました。

あとは発車を待つのみ・・・


↑発車シーンです。

実はこの30分後にももう1本のE3系R編成が東京駅にやってくる(発車標にもう1本16両編成の案内が出ていたことに気づきましたか?)のですが、もう暗くなってしまいましたし、東京駅での撮影は発車と入線を揃えたのでもういいやということで、撤収です。

が・・・実はこのまま帰るわけではなくて、私は京浜東北線で品川へ向かったらそのまま赤い電車へと吸い込まれていきました。
その目的地とは・・・


なんと焼肉でした。
ここは八丁畷駅の近くにある「つるや」というお店でして、あの「孤独のグルメ」でも取り上げられたことがある名店で、以前に西鉄好きさんが記事で取り上げたこともありましたが、その西鉄好きさんがちょうど上京してきており、私の帰着が夕方ということで、夕飯を「つるや」で共にすることにしたのでした。
私自身は記事にしていないものの過去にも西鉄好きさんとともに「つるや」を訪れており、2度目でしたが前回と変わらず美味しかったです。
久々の再開とあって話に花が咲き、有意義な時間を過ごせました。

というわけで、今回の記事は以上となります。
今回は単発ネタとなりましたが、次回は泊りがけの遠征となりますので、気長にお待ち頂ければと思います。
それでは!

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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