はじめに断っておきますが、この記事の旅行は9月11日より3泊5日に渡って実施したものであり、他のイベント記事などの執筆を優先した結果、2ヶ月以上遅れてのレポートとなりましたことを予めご了承下さい。時系列としては既にレポートしている五日市線の旅の翌日ということになります。
また、長丁場な旅となりまして、読者さんの負担等に考慮し、1日を1記事として分割してお届けしていきます。
今回はそのPART1となります。
行程の説明
まずは、旅としての全体的な説明から始めます。今回の旅は北海道の路線の中でも、北海道新幹線が将来的に札幌まで延伸された際に消える可能性が高い物を中心に乗って行くことを目的としており、乗りつぶしの中でも特に道南・道央エリアを中心にしています。
大まかには札幌・苫小牧より西側のエリアを中心に活動したと思って頂ければ結構でしょう。なお、当サイト副管理人の西鉄8000系さんが同行します。
そして、このレポートの対象となる1日目ですが、出発は東京発18時20分の東北新幹線「はやぶさ32号」と遅い出発であったため、その前の空き時間を活用して、東京メトロ線で唯一未乗だった日比谷線の乗りつぶし、そして東武大師線の乗りつぶしをしてから「はやぶさ32号」で新青森駅、奥羽本線で青森駅、そこから急行「はまなす号」で札幌へ向かうというものです。
今回のレポートは急行「はまなす号」に乗車したところまでとして、翌朝以降は別記事に譲りたいと思います。
大宮駅
その気になれば当駅から「はやぶさ32号」に乗ってそのまま旅立つことも出来るわけですが、私も乗り鉄としては出来ることならば全区間乗車したいという希望を持っており、また、今回使用するきっぷを西鉄8000系さんに手配して頂いた関係上、一度都内で合流してきっぷを受け取らなければならないという事情もあり、私も東京駅から新幹線に乗ります。
いきなりですが、横浜線205系に遭遇しました。疎開回送か何かだったんでしょうかね。
更に大宮工場へ搬入される107系にも遭遇しました。
出発早々に2つもネタに遭遇するなんて、幸先のいいスタートだな、なんてこの時は思っていました・・・
赤羽駅でまさかのトラブル発生!?
まず、大師線じゃなかったのか?と思われるかもしれませんが、普通に野田線・伊勢崎線を乗り継ぐルートではなく、赤羽駅からバスに乗ることにしたんです。
野田線も伊勢崎線も乗ったことがあるので、乗ったことがないルートを使ってみようというわけですね。
さてさて、バスに乗るのでバス乗り場を撮ります。赤羽駅は行先別に乗り場が用意されていて、ちょっとしたバスターミナルのようになっています。
あとは乗るバスを撮影したら乗車・・・そう思っていました。
しかし、残念ながら乗ったバスの写真をお見せすることはできません。なぜなら、撮影できていないから・・・
なぜこんなことになったのかというと、実はデジカメが突然不調になってしまったのです。起動直後は普通に撮影できるのですが、それ以後フリーズして全く操作を受け付けなくなるという症状に見舞われ、1枚撮る度に電源を入れ直すことを繰り返さなければならなくなりました。
そのため、赤羽駅ではこの1枚以外、全く撮れていません。
まあ、初めて乗る系統とはいえ、何度も乗ったことがある国際興業バスなのでダメージはそこまで大きくはないですけどね。
おっと、デジカメのことでだいぶ本筋から脱線してしまいましたが、赤羽駅から西新井駅までバスを使います。
この区間には2つの系統が運行されており、赤23系統と赤27系統があります。
赤23系統は赤羽駅東口を出ると荒川大橋を渡って埼玉県側に入り、領家、鹿浜、西新井大師西駅などを経由しながら西新井駅まで向かいます。
一方の赤27系統は赤羽駅東口から一旦南へ向かって環七通りに入り、そのまま環七通りを進んで西新井駅まで向かいます。このように同じ区間を結んでいながら全く経路が異なる2つの系統ですが、所要時間で言えば、赤27の方が短く、単純に赤羽駅から西新井駅まで向かいたい人はこちらを使うほうが便利でしょう。
しかし、私は時間つぶしという意味合いもあったことや、赤23の方が狭隘区間もありそうで面白そうだなという理由から赤23を選びました。
赤23系統
赤羽駅を出発してしばらくは大きな通りを進みます。ちょうどこの真下に埼玉高速鉄道が通っているのですが、地上からは駅の出入口以外、それと分かるものはありません。
荒川大橋を渡ると一気に狭い通りへと曲がっていき、荒川沿いに進んでいきます。この辺りは一方通行区間があり、上下で運行経路が異なる区間があるようで、SimuTransでの再現では苦労した系統だったのを覚えていますw
そのあとも狭隘路が多く、まさに地域の足としての役割が強い系統なんだなと実感しました。
最初はどこかで環七通りに出るものだと思っていましたが、結局西新井駅近くまでひたすら住宅地の中を進んでいきました。
デジカメどうしよう・・・
バスの中で、ずっとデジカメのことを考えていたわけですが、所要時間の長い赤23系統を選んだのが結果的には良かったですね。おかげで、じっくりと思慮を巡らせる時間を得ました。
さて、まず最初にとりかかったのはデジカメの不具合の度合いを検討することです。フリーズしてしまうとはいえ、1枚だけは正常に撮影できることから機械的な故障ではないと考えられました。
となると考えられるのは論理的な故障ですが、論理的故障ならば初期化することで直る可能性があるわけです。早速、バッテリーを抜き数分放置した後、再起動というのを試してみました。
しかし、それでも直らず、旅先という工具や資材にも恵まれない環境でこれ以上の修繕は不可能と判断し、当面の撮影はたまたま持ってきていた予備機に任せることにしました。
ただし、この予備機というのがクセモノでして、電池カバーの部分が壊れていて、常に手で蓋を押さえつけていなければ撮影できないというありさまで、撮影しながら握力も鍛えられるトレーニング機能付きのカメラなのですw
今日は「はやぶさ」に乗ってしまえばほとんど撮影しませんし、午後からの活動であり、活動内容が少ないこともあって、握力トレーニングをしながらでも何とかなりますが、明日以降はあの駅好きに定評のある西鉄8000系さんが作られた行程に乗っかるだけあって、駅をたくさん巡りますから、撮影の量も今日の比ではなく、ずっとトレーニングをしていては私の手は使い物にならなくなってしまうでしょうw
元々、このカメラは、メインで使っているカメラのバッテリーの持ちが悪いためにバッテリー切れに備えてのものでしたから、ずっとこれで撮るというのは想定外でしたしね。
というわけで、明日以降は別の手を考えなければならなくなりました。真っ先に考えたのは都内に住んでいる友人に借りることでした。
しかし、今から行って出発に間に合うかギリギリであった上、必ず借りられる保証もなく、借り物となると自分のカメラのように思い切った使い方ができないというのもあって断念。
次に考えたのはカメラのレンタルサービスを利用すること。ただ、調べてみると今回の長期間の日程も災いして、新品を買うのと変わらない費用がかかることが判明したため断念。
結局、結論としては西鉄8000系さんと待ち合わせをしている新宿で家電量販店に駆け込んで安いカメラを買って代用とすることでした。もともと旅先での急な出費に備えて多めに現金を持ち合わせていたため、1万円程度ならばカメラを買っても今後の日程には支障はありませんでした。
え?壊れたカメラはどうなったかって?この旅の最終日のレポートで明かしたいと思いますw
西新井駅
デジカメのことで随分尺を使ってしまい、蛇足だと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そろそろレポートを先に進めたいと思います。
というわけで西新井駅です。
予備機は普段使っているものよりもレンズが広角ではないのでこんな感じの写真になってしまいますがご了承下さい。
こちらは改札口ですが、改札は改札でもただの改札ではありません。
こちらは大師線専用の改札口で、なんとここで切符を回収されてしまいます。
何故このようなことになっているかというと、大師線は当駅から1駅隣の大師前までを結ぶ1駅だけの路線で、大師前駅には改札を設置していないために、大師前の改札機能を当駅に集約しているわけですね。
私のように西新井から乗る人は2回改札を通ることになりますし、乗車券を買う人は当駅で買った乗車券を当駅で回収されることになりますw
こちらがホームです。3面6線となっていて、そのうち2面4線が伊勢崎線(スカイツリーライン)で、残りの1面2線が大師線が使用します。
ちなみに、駅名標についてはデジカメの一件でゴタゴタしていたせいか撮り忘れていましたw
というわけで大師線に乗って大師前駅に向かいます。東上線ではそろそろ引退も囁かれている8000系ですが、ここではまだまだ主力ですw
大師前駅
数分の乗車であっという間に大師線完乗、大師前駅に到着です。
1面1線の高架駅ですが、非常に広いホームを持っているのが特徴です。
これは本来1面2線としても使える構造になっている物に、1線分蓋をしてホームの一部にしてしまっているからだそうです。
↑ここで乗ってきた列車の折り返しを見送ります。
当駅は無人駅ですし、切符は隣の西新井駅で回収される仕組みなので、構内への出入りは事実上自由ということになっていますが、このように改札口も一応用意されています。
これは、駅名の由来でもある西新井大師への参拝客が殺到する三が日などの多客時に駅員が配置される関係だそうです。
↑今度は乗る列車の入線シーンです。
この列車で一旦西新井駅に戻ります。
2度目の西新井駅
というわけで、大師線を立ち戻り、西新井駅まで戻ってきました。
お次は東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の日比谷線直通列車に乗って、一気に中目黒まで抜けます。
伊勢崎線の本来の終点は浅草なんですが、今や浅草行きよりも中目黒行きの方が多数派になってしまいましたねw
さて、一路南へ進みますが、伊勢崎線自体には何度か乗ったことがあります。ただし、すべて急行や快速での乗車だったため、各駅停車、すなわち内側線を通る列車での乗車は初めてでしたね。
私の乗りつぶしルールでは、例え走る線路が違っても、線籍が同じならばどちらに乗っても乗車済みとするので、あえて各駅停車で乗り直す理由はなかったのですが、各駅停車がそのまま日比谷線に直通して好都合だという理由での選択となりました。
また、20000系など各駅停車でないと会えない車両にも乗ってみたかったですしねw
北千住を過ぎるといよいよ日比谷線区間となり、正真正銘の乗りつぶしが始まります。ただ、地下鉄ということで北千住・南千住付近や中目黒駅を除いては地下で景色も何もありませんけどw
この20000系に揺られて、中目黒までやってきました。東横線として”通過”したことは何度かありますが、降り立つのは初めてでした・・・が
前半の方で述べたように、西鉄8000系さんと合流するまでに新しいデジカメを調達するというミッションが加わってしまったので、駅をじっくりと見る暇はありませんw
駅自体は東急電鉄のものなので、駅名標も当然ながら東急電鉄仕様です。
ちなみに、かつては日比谷線も東横線と直通運転されていましたが、副都心線開業で直通運転は打ち切られてしまい、現在は日比谷線列車はすべてが当駅で折り返すことになります。
一旦実施された直通運転が廃止されるというのは、長い鉄道の歴史の中ではあちこちで見られる話なんでしょうが、私からするとちょっと驚きですね。
ホームは混み合っていたので引き上げ線を望遠で撮ってみます。日比谷線列車は一旦あそこに引き上げてから、逆方向のホームに付けるという運用になります。
ちなみに、この写真は”筋トレ機能付き”の方ですが、あまりズームが効かない機種なのでこういう時には不便しますw
Suicaで乗ってきているため、一度改札を出なければならないので駅の入口までは来ましたが、雨が降っていたことと一刻も早く戻って、デジカメを買う時間を確保する必要から写真はこれだけにして、さっさと引き返します。
新宿へ急行せよ!
さて、西鉄8000系さんとの合流のため新宿へ向かいます。当初は「はやぶさ」に乗車する東京駅で落ち合う予定でしたが、デジカメを買うならば家電量販店が多い新宿のほうが好都合ということで私からお願いして新宿に変更してもらいました。
今回使用する切符は東京都区内発なので新宿から乗っても東京から乗っても費用は同じというのもありましたしねw
まずは、日比谷線を引き返す形で霞ヶ関まで行き、そこから丸ノ内線に乗り換えて新宿へ向かいます。道中は往路とは違って東京メトロ03系が来たということ以外に特筆すべきことはなかったので省略して、新宿に到着です。
到着時点で西鉄8000系さんとの約束の時間まで残り20分程度、新宿の複雑な乗り換えなどを考えると移動に10分程度取られるのは不可避で、となると電気屋を見つけて入店し、品定めをして会計を済ませるという一連の流れを10分でこなさなければならないということになります。
とりあえず西口に出て、目に入った店に迷わず直行し、売り場で一番安く売られていた機種を即決で購入しました。1万円程度で新品が買えたのでまあ見込み通りの値段で済みましたね。
更に良かったのはそれが乾電池タイプだったことです。最近のコンパクトデジタルカメラは専用バッテリーパックで動作するものがほとんどで、本体の小型化などには貢献するものの、一度バッテリー切れを起こすと充電しない限り撮影の続行が不可能という難点があります。
対して乾電池タイプは専用バッテリーパックタイプと比べて若干本体は大きくなってしまうものの、普段から携行しているエネループがそのまま使えますし、それも全て使ってしまったとしても、コンビニにでも駆け込んで乾電池を買えば撮影続行できるという点で長旅での撮影には強い味方です。
まあ、値段が値段なので、シャッタースピードや特に暗闇でのぶれにくさ、動画の画質などは故障中のやつとは比べ物になりませんけど、せっかく莫大な費用を投じて行う遠征で何も撮れずに帰るよりは何倍もいいでしょうw
そんなわけで、無事にデジカメ調達というミッションをクリアした私は、西鉄8000系さんが待つ新宿駅に走りました。
ちなみに、家電量販店の袋を提げて歩く私の姿を見て、西鉄8000系さんは全てを悟られたようで、事情を説明する手間が省けましたw
同好の士だけあって、きっと似たような経験がお有りなんでしょうね。
いよいよ旅立ち!
レポート終盤に来て「旅立ち」というフレーズが適切なのか、若干の疑念を抱いてしまいますが、今回の3泊5日という日程の中で見れば、まだまだ序の口ですからね。
新宿で無事に西鉄8000系さんと合流し、中央線に乗って東京駅まで移動します。ちなみに、8月の長野方面への旅以来の再会だったため、しばらくは近況報告などの雑談に花が咲きました。
東京駅に着いて、まずすべきは食料調達です。発車が18時20分とそろそろ夕飯を食べてもいいかなという時間なのですが、デジカメの一件で少し合流を遅らせてもらったこともあり、駅弁を買って車内で食べることにしました。
それも済んだらいよいよ新幹線乗り場へ移動します。東北新幹線・・・というか新幹線自体そんなに使わないので、乗り場に来るだけでもワクワクします。普段はケチって18きっぷか夜行バスで移動することが多いですしねw
あと、「はやぶさ」はE5系で運行されますが、これに乗るのも初めてで、更には「はやぶさ」で実施される320km/h運転も初体験と、初めてづくしでした。
先頭部はあまりよく撮れていないので写真は省略しますが、早速乗車です。ちなみに、我々の旅の基本事項として、どちらかが初めて乗る区間・車種・種別だと録音のため一緒に乗り合わせてもだんまりになってしまうというのがありますから、今回はあえて席を離して手配しました。トイレにいく時など荷物を見てもらえないといった不便はありますが、お互いが窓際を取れることでコンセントを使えるというメリットもありました。
西鉄8000系さんは夕方頃に出発されている上、特に活動をしてきているわけではないので、まだまだバッテリーは元気でしょうが、私はそろそろ補給しておきたいというタイミングでしたので助かりました。
グランクラスなどというブルジョア的な選択ができるわけもなく、普通に指定席車ですが、普段は普通列車ばかりの私にとってはこれでも十分快適です。
まあ、仮にグランクラスに乗れるくらいお金があったとしても、そのお金で別の乗り鉄をした方がいいと考えてしまうような私なので、なんだかんだ死ぬまで乗ることはないのではないかと思ってたりしますがw
新青森への3時間
東京駅を出て3時間後にはなんと新青森に着いているというのだから驚きですよね。鉄道唱歌でも「昔は陸路二十日道、今は鉄道一昼夜」などと唄われ、鉄道の偉大さを讃えていますが、それが今や3時間・・・技術の進歩は目覚ましいものがありますね。
とは言っても、大宮までは市街地のど真ん中を走るルートであり、線形もそれほど良くないのと騒音対策で大して飛ばさないんですけどねw
赤羽駅の上を通り過ぎると埼京線と並走しますが、いつもは埼京線から眺めている新幹線に今日は乗っていて、逆に埼京線を眺めているという特別感、そしてこれから北海道へと旅立つという高揚感もあって、テンションは上がりまくっていますw
大宮を出るといよいよ新幹線らしい走りとなり、更には宇都宮からは日本最速の320km/h運転を体験できます。
真っ暗なのでいまいち実感はありませんでしたが、スマホのスピードメーターアプリは確かに320km/hを示していました。
車内で充電できるという利点を最大限活かして、普段はバッテリーセーブのため余り使わないスマホをいじったりしていうとあっという間に仙台でした。
仙台は新幹線に乗って通ったことは2回ありますが、降りたことはありません。観光でも乗り鉄でも、1度は行ってみたい街の1つですね。
そして、仙台を出ると次は盛岡です。盛岡では秋田へ向かう「こまち」を切り離します。私は盛岡~新青森は乗ったことがありませんので、今回初めて乗ることになります。
なお、この盛岡~新青森間乗車をもって、2014年9月現在日本で営業中の新幹線は全て乗車したことになります。ミニ新幹線も入れるならば秋田新幹線の角館~秋田も乗っていませんが、どのみち2015年3月の北陸新幹線金沢延伸で、日本の新幹線完乗という記録は消えてしまいますけどねw
さて、我々の乗る「はやぶさ32号」は盛岡を出るといわて沼宮内を通過しますが、その後は各駅停車となります。この辺りになると車内もスカスカになってきていましたね。やはり、混みあうのは仙台か盛岡あたりまでなのでしょう。
新青森駅
3時間前まで東京駅で駅弁を買っていたなどと信じられないくらいあっという間に新青森に付きました。
開業してそれほど経っていないので駅名標も新しいタイプですね。
なんか、こけしがありましたw
この辺りでも有名なんでしょうかね。
改札口です。
以前に駅前に出たこともあるのと、今回のきっぷでは北海道に入るまで途中下車はできないのでこのまま奥羽本線に乗り換えます。
スーパー白鳥は当駅まで来てくれるのでそのまま乗り換えができるのですが、「はまなす」は青森始発なので青森駅まで移動する必要があります。
そのため、この701系で移動します。ちなみに、3両編成でした。
青森駅
1区間の乗車で青森駅に到着です。
ここから乗るのは青函連絡船!・・・ではなく急行「はまなす」ですw
急行「はまなす」は2014年現在、JRで定期運行される唯一の急行列車となっていますが、それも北海道新幹線開通でどうなるのか不透明な状況です。
それもあって、今のうちに乗っておこうということですね。更に面白いのは今時珍しい客車列車の上、完全な寝台列車というわけではなく、座席車と寝台車が共存する昔ながらの夜行急行のスタイルを守っていることですね。
案内が出ていました。
が・・・トワイライトエクスプレスが来るようなのでそちらの撮影を先にします。
方向幕は半分以上列車名が占めているんですねw
一度は乗ってみたい憧れの列車の1つでしたが、これも3月で廃止とのこと・・・もう乗る機会はないかもしれませんね・・・
そして、こちらが「はまなす」です。ED79が先頭に立ちます。
あとは乗り込むだけですが、またしても西鉄8000系さんとは別々になってしまいますw
というのは、私は極力費用を抑えるために「はまなす」では最も安い自由席を利用することとしましたが、西鉄8000系さんは今回は割と予算に余裕があるとのことで、B寝台で快適に移動することを選ばれたようです。
というわけで、これが今宵の私の宿ですw
幸いだったのが自由席ががら空きで、1人でボックスシート1つを占領できたということですね。
実は以前にこの列車に乗ったことがあるという友人より、自由席はガラガラであるという情報を頂いており、それもあっての自由席という選択でした。
もし自由席が混雑しているならば、指定席券のみ追加でよいのびのびカーペットの利用も検討しましたが、空いているならば自由席が一番ですね。
はまなすの旅
はまなすは青森を出るとハイケンスのセレナーデのチャイムで車内放送が始まります。検札も済ませてあとはすることもないんですが、在来線で青函トンネルを潜るのはこれで最後になるかもしれないということで、青函トンネル通過までは起きていることにしました。
暗い上に青函トンネル手前は幾つものトンネルが連続するのでどれが青函トンネルなのか分かりづらいですが、在来線には不釣り合いな高規格区間に入るともう青函トンネルはすぐ近くです。
トンネルの轟音も今日は旅を演出するBGMとなり、気づけば北海道に上陸していました。北海道に入って最初の停車駅は函館で、ここで機関車付け替えのため停車時間があります。
西鉄8000系さんはB寝台で爆睡のようでしたので、私だけ一人で深夜の凍える函館駅に降り立って撮影をしました。
同じことを考える同業者は多かったですが、目立った混乱とかはなかったですね。
↑DD51に付け替えて非電化の函館本線に挑みます。
さて、ちょうどキリもいいので函館駅で一旦レポートを打ち切りまして、引き続き2日目として別記事でレポートを続けたいと思います。
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