今回は1泊2日で長野県方面へ旅をしましたのでそのレポートです。
今回も18きっぷを使い乗りつぶしメインとなります。
北陸・中部18きっぷの旅から2日明けての旅となりましたが、まあ慣れっこですw
なお、西鉄8000系さんは地元を出発なさってから辰野駅で合流するまでの間のレポートを執筆されるとのことなので、公開された時点でリンクを追加しておきます。併せてご覧ください。
追記:西鉄8000系さんの記事も公開されましたのでリンクを追加します。こちらからどうぞ
行程の説明
今回も西鉄8000系さんの立てた行程に乗っかった形ですが、前回の中部・北陸18きっぷの旅・・・それも特に2日目でよくお分かりになったと思いますが、西鉄8000系さんは趣味にストイックで電車さえ動いていればどんな早朝出発も辞さない方で、今回も彼の地元の始発電車に乗って出発される行程でした。
しかし、私の地元の始発電車に乗っても西鉄8000系さんの行程に追い付くことはできず、一時は参加を断念するという方向だったんですが、岡谷まで特急に乗れば追いつけることが判明し、E351系に乗ったことがなかった私にとってはちょうどいい機会ということもあって、新宿~岡谷間は特急利用ということになりました。
で、岡谷から飯田線直通の天竜峡行きに乗って辰野へ移動し、辰野で先に出発されていた西鉄8000系さんと合流します。
その後は塩尻に出てから松本へ移動後、更に乗り継いで長野へ行きます。
長野からは少し寄り道をしてから、豊野駅・三才駅を訪問後、二本木まで信越本線を北上してとんぼ返りで長野へ戻り1泊となります。
翌日は途中何駅か立ち寄りつつ飯山線を完乗し、上越線を下って東京へ戻る内容となります。
8時ちょうどの~♪
新宿まで埼京線で出ましたら、乗るのは8時ちょうどのあずさ2号!・・・じゃなくてスーパーあずさ5号です。
余談ですが、狩人の「あずさ2号」発表当時の国鉄の列車名の付け方は上り下りそれぞれに1号、2号、3号・・・と付けられていて、新宿発の下り「あずさ2号」も存在していましたが、現在では下りが1号、3号、5号・・・、上りが2号、4号、6号・・・と上下で奇数偶数を使い分ける形に変わったため、現在のあずさ2号は新宿行きの上り列車となっています。
節約のため自由席利用にしたために余裕がなく写真を撮れませんでしたが、おかげで何とか座れました。
列車は新宿を出ると立川・八王子と停まりますが、その次は甲府までノンストップです。18きっぷで普通列車に乗ると甲府まででもかなり長く感じるんですが、特急だとあっという間ですね。
窓際の席に座れなかったため車窓もあまり楽しめませんでしたが、甲府からは空いてきて窓際が取れました。
と、ここで西鉄8000系さんから連絡が・・・昨日は台風の影響か倒木で中央本線が不通だったのですが、その現場を確認してほしいというのです。
せっかく窓際を取れたわけですからやってもいいんですが、区間だけ教えられても具体的な場所もわからず、仕方がないので動画で撮りました。
↑せっかく撮ったのでアップしますが、どこが現場なのかは分からず・・・皆さんは分かりますか?
そんなこんなでスーパーあずさは岡谷駅に滑り込みました。
岡谷駅
ここで特急を降りて岡谷駅です。
隣には211系が入線、まともにこの塗装の211系を撮るのは初めてでした。
↑ここでEH200貨物がやってきました。
とここはこれくらいで乗り換えです。元々15分程度しか乗り換え時間がなく、駅前に出てもじっくりと見る時間はありませんでしたし、岡谷駅は先に出発された西鉄8000系さんが十分撮影されているとのことでしたから私はほとんど撮りませんでしたね。
ということで岡谷駅の詳しいレポートは西鉄8000系さんのレポートにお譲りしたいと思います。
次は飯田線の313系で辰野へ移動します。
辰野駅
飯田線との分岐駅、辰野駅です。
ここはちゃんと会社ごとに隣駅の色を分けているんですね。
せっかくなので、ここで岡谷~塩尻間の中央本線が2ルートある経緯について説明したいと思います。
元々中央本線が開業した当初、岡谷~塩尻間のルートは辰野経由のみでした。かなり遠回りに見えるルートですが、これには諸説あり1つは諏訪地域から名古屋方面へのルートを決める際、伊那谷ルートと木曽谷ルートで論争となり、結局木曾谷ルートに決まりましたが、これに納得しなかった伊藤大八という人物が、当時鉄道局長をしていたこともあり、あえて遠回りさせて伊那谷の入口である辰野を通るようにさせたという説であり、この伊藤大八氏の名をとって「大八廻り」なんて呼ばれることもあります。
ただし、岡谷~塩尻間には塩尻峠が聳えており、これを貫くトンネルを作ることが中央本線建設当時の土木技術では困難であり、技術的問題で大きく峠を迂回するルートになったに過ぎないとする説もあります。
実際、後年に開業する塩嶺トンネルは約6kmの全長を持つ長大トンネルとなっており、中央本線建設当時から建設されていれば中央本線で一番長いトンネルとなったはずで、地盤の悪さもあってやはり困難だったのではないかとする意見もあります。
そして、後に岡谷~塩尻間をみどり湖駅経由で短絡する現在のルートが開業すると、特急列車やほとんどの普通列車は新線を通るようになり、辰野へは飯田線直通列車と辰野~塩尻間の普通列車のみとなりました。
数少ない大八廻り経由の優等列車だった急行「アルプス」も2002年に廃止となり、現在では地域の足としてのみ頑張っています。
駅名標かと思ったらなんと時刻表でした。改正の度にプレートを交換するんでしょうかねw
一応駅前にも出てみました。西鉄8000系さんも撮っていると思うとなんか写真も雑になるなぁw
というわけで、辰野駅のレポートも西鉄8000系さんのレポートにご期待くださいw
ここでその西鉄8000系さんが合流し、2人での行動が始まります。
お次に乗るのはE127系です。以前は123系ミニエコーが走っていた区間だったんですがね・・・
続いてはこのE127系に揺られて塩尻へ行きます。これで中央本線旧線区間も完乗です。
従来1両編成だった所に2両を持ってきているので輸送力過剰な感はありましたが、録音環境はよく、我々としては助かりました。
一路長野へ
本日の前半の目玉であった旧線区間はあっという間に終わりまして、塩尻までやって来ました。
正式には中央本線と篠ノ井線の2路線しか乗り入れないはずですが、隣の駅がすごいことになっていますw
中央西線・中央東線・大八廻り・篠ノ井線で4つありますからね。
まずやってきたのは211系でした。やっと乗ることが叶いましたね。この列車で松本まで行きます。
松本では乗り換えとなりますが、過去に訪れていたため撮影はせずに駅弁を食べて昼食としました。そういえば、駅弁を食べるのは久々でしたね。
更に乗り換えた列車はE127系でした。この区間では初乗車だったので録音したんですが、帰省なのか子連れと乗りあわせて・・・(お察し下さい
2両編成でM車が1両だけなので逃げ場がないんですね・・・
日本三大車窓で知られる姨捨駅です。前回の長野への旅では途中下車しましたが、今回は通るだけですw
↑動画です。日本三大車窓をお楽しみ下さい。
録音的には残念でしたが、まだまだ撮り直しのチャンスもあるであろうE127系だったのが不幸中の幸いでしたね。
日本三大車窓で気を取り直したところで長野に到着です。
長野駅
信州の中心地、長野です。
実はここも2度目の訪問なんですが、前回は到着が夜遅かった上、すぐに長野電鉄に乗り換えてしまったのでじっくり撮影できていませんでした。
駅前です。駐車場がやたらと充実していますね。
その分バスは肩身が狭そうw
駅前には長電バスとアルピコ交通が発着しますが、こちらは長電バス。
いつも乗りたいなと思いつつ、見るだけで終わる地方のバス・・・今回はバスが苦手な西鉄8000系さんが立てた行程だけになおさら乗れない・・・なんてことはありません。
それも私がゴリ押しして行程に入れたわけでも、別行動するわけでもなく、なんとあれだけバスが苦手な西鉄8000系さんが自ら行程に入れていたのです!
しかも、今回乗る区間は40分近く乗車する区間となり、乗りバスし慣れている私からすれば極普通の乗車時間ですが、彼にとっては苦行の時間であろうのに・・・
何が西鉄8000系さんをバスに引きつけたかといいますと・・・バスに乗っていく場所に答えがあります。
↑狭隘区間があったので展望動画を撮っていました。
本当はマニア席で撮りたかったですが、西鉄8000系さんに取られちゃいましたw
このように狭隘区間あり、川沿いの景色の良い区間ありでなかなか楽しめる系統でしたが、西鉄8000系さんはやっぱりつらかったようです。
バスに乗ってまで行きたかった場所とは・・・?
バスに乗ることを苦行とまで言い切る西鉄8000系さんをバスに乗らせたもの、それは・・・
駅でした~
この駅は信濃川田駅という駅でして、廃止された長野電鉄屋代線の駅でした。
つまり廃駅ということになりますね。鉄道が廃止になってしまった以上、バスで行くしかないというわけですw
ちなみに、我々が乗った系統は屋代線廃止前から走っている系統のようで、保科温泉へ向かう系統であり、途中に信濃川田駅にも立ち寄っていたというわけですね。
屋代線廃止後には須坂~屋代間に代替バスが運行されているようで、その路線と当駅で接続を取っているようです。
この屋代線廃止代替バスの中でも1日上り1本のみですが、高速道路経由の高速便があるようで、松代駅から須坂駅までを通常1時間ほどかかるところを35分で結んでいます。
通学定期券所持者が優先になるようですが、定期券を持たない人も予約をすれば乗車できるようです。鉄道時代は全列車が各駅停車でしたが、バス路線になってからは普通・快速・高速の3本立てになったようです。
そっちはそっちでいずれ乗ってみたいですね。
駅舎の内部です。かつての待合所はそのままバス利用者向けの待合所に転用されたようで、内部にも普通に入ることができます。
ん?何か書いてある・・・
そんな危険な建物を待合所にして大丈夫なんでしょうかw
駅舎がそのまま残っているのは我々としては嬉しいですけどね。
ホームには車両が残っています。
実は西鉄8000系さんがバスに乗ってまでこの駅に来たかった理由はこれなんです。
当駅には元々小布施の「ながでん電車の広場」に保存されていた車両たちが留置されているのですが、今のところ活用される予定はなく、このまま放置されるかいずれ撤去されることになると思いますが、今のうちに見ておこうというわけですね。
ホームは立入禁止になっていたので駅から少し歩いた所から望遠で撮影しました。
かつて踏切があったであろう小道から駅を望むことができたので撮ってみました。駅構内以外はレールこそなくなっていますが、まだ鉄道の面影が残っていますね。
反対側には電気機関車もいました。ブルーシートがかけられていたようですが風のせいか剥がれかけていますね。
おや?廃止前は屋代線で活躍していた3500系ではありませんか!
まさかこんなところで会えるとは・・・これに乗って屋代線全駅周りましたから思い出深いですね。
この写真だけ見たら現役当時の写真と思えなくもないです。
ここはレールもしっかり残っていました。架線こそ撤去されていますが、今にも列車が走ってきそう・・・
もう列車が走ることのないレールの彼方に、恐らくもう走ることのない車両たちが佇む・・・何だか切なくなりますね。
最後に駅・・・もといバス停に戻って1枚
鉄道廃止間際は「乗って残そう屋代線」でしたが、今度は「乗って残そう路線バス」になっていました。
鉄道がなくなってしまったのは残念ですが、路線バスは公共交通最後の頼みの綱、せめてそれだけは廃止にならないで欲しいです。
このあとは、同じ系統に乗って長野駅に戻りますが、その前に1つお願いをしたいと思います。
我々は立入禁止と明示されているような場所には入らず、基本的に公道上から撮影しています。
このレポートを参考に信濃川田駅を訪れる際は、立入禁止箇所に入るようなことはないようにお願いします。
また、このレポートを参考に訪れて、何らかのトラブルが発生しましても私やATS運営チームは一切の責任を負いかねますので、その点も合わせてご理解・ご協力のほどよろしくお願いします。
ちなみに、今度のバスも先ほど乗ったバスの折り返しだったようで同じ運転士さんでしたw
景色は既に見たので最後部に乗って広々と過ごしました。
長野はすぐに乗り換えで、このキハ110系で豊野駅へ移動します。
豊野駅
信越本線と飯山線の接続点、豊野駅です。
↑乗ってきた列車の発車シーンです。
信越本線と飯山線が分岐するのでラインカラーで分かれていましたが、この組み合わせだと山手線と京浜東北線に見えるw
自由通路です。ガラス張りのデザインって開放感はあるんですが、夏は暑く冬は寒いというデメリットがありますよね・・・
入口はこんな感じ、2008年に建て替えられたばかりとのことで今風のデザインです。
続いては115系で1駅立ち戻り三才駅です。
三才駅
3歳の子供と訪れるのがブーム(?)な三才駅です。
別バージョン
ここでお子さんと記念撮影されている親子もいました。
あの子も3歳だったのかなw
ホーム端のスロープにはこんな文字が・・・
「しんきりいちた」・・・意味不明ですw
ちょっと下がってみると・・・
答え合わせ「立入禁止」でしたねw
手前から奥に向けて文字を書いたので上から読んでいこうとすると逆になってしまうというわけだったようです。
で、なんで立入禁止かというと、昔はこのスロープを介して構内踏切で駅舎に繋がっていたようですが、今は使用が停止されているようです。
で、今はこんな地下道で駅舎へ行きます。
今は通過列車もほとんど無いようですし、バリアフリーを考えるとまた構内踏切に戻してもいいかもしれませんけどね。
駅側も3歳の子と訪れるという需要を把握しているのか、記念撮影用の帽子を用意していましたw
色々ネタがあって忘れそうでしたが、これが駅舎です。
結構市街地の中にあって、駅名以外は普通ですねw
ちなみに、駅名はネタのために付けられたわけではなく、この付近の字名のようです。
このあとは一旦信越本線を二本木駅まで移動します。
が・・・これは余った時間を有効活用すべく1区間でも多く信越線に乗っておこうというものであり、二本木到着後はとんぼ返りしてしまいますw
往復とも115系でしたが、車内も静かで楽しめました。西鉄8000系さんは以前に直江津方面まで乗ったことがあるそうなので、途中で折り返しても構わないということのようでしたが、私は信越本線最後の未乗区間が長野~直江津でしたので、二本木~直江津間が残ってしまいました。
三セク転換前に改めて乗りつぶす旅をすることになりそうですw
というわけで折り返して長野駅です。
ゴール!長野駅
今宵の宿は長野駅近くに取っているため長野到着をもってゴールとなりますが、少しだけ撮影してからチェックインします。
なお、今回は夕食サービスのあるホテルなので「飯より宿!」問題は発生しません(詳しくは北陸・中部18きっぷの旅2日目を参照)
↑「妙高」発車シーンです。
↑西鉄8000系さんが撮影された「しなのサンセット」の発車シーンです。
このあとはホテルにチェックインします。
20時頃にはチェックイン出来ますし、夕食を食べに出る必要もないので楽ですね。
翌日の分は別記事にします。