今回は2022年11月27日をもって定期運行を終了したいすみ鉄道のキハ28形にさよなら乗車してきましたので、そのレポートです。
年末ということもあり何かと多忙で、1ヶ月近く遅れての執筆となってしまいました。
なので、記事中の記述は当時のものとしてご覧下さい。
本日の行程
まずはいすみ鉄道がある千葉まで移動ですが、今回は定期ラストラン当日に乗車となる上、事前予約などではなくて早いもの順での乗車なので確実に乗車することを考えると少しでも朝早く現地入りする必要があると判断し、千葉駅付近のネットカフェで夜を明かして、早朝の列車で上総中野を目指して、上総中野駅でキハ28形をひたすら待ち続けるというものです。
今回は乗車すること自体が目的であり、あとは割りと自由に動いていたので、細かい行程は記事を読み進めながら把握していって頂ければと思います。
ところで、いすみ鉄道の観光急行には以前の活動で乗車しているのですが、キハ28形の方はその頃はレストラン列車として運行されていて、一般客は乗れなかったのでキハ52形にしか乗ったことがなかったんですよね。
旅立ちの前夜に
今回は前述の通り千葉駅付近のネットカフェで夜を明かすことにしたのですが、今回利用した「サンキュー♥ちばフリー乗車券」は2日間有効であり、前日の夜も千葉県内のエリア内が乗り放題ということで・・・
特急「しおさい」に乗ってみることにw
まあ、以前の活動で乗車したことがありましたが、使用される255系もそろそろ引退という噂も出ていることもあって、この機会に乗っておくことにしたのでした。
以前は銚子から東京への乗車でしたが、今回は逆に東京から銚子への乗車です。
行先表示を撮ったら乗車です。
今回は自由席だったのですが、「しおさい」は思っていたより需要があるみたいで、なかなかの行列でした。
まあ、普通に座れましたけどねw
「しおさい」についてはおまけみたいなものなので、詳しい解説はしませんw
「しおさい」について詳しく知りたい方は前回乗車時の記事をご覧下さい。
ドア部分のホームには大漁旗を模した歓迎イラストがありました。
銚子は醤油の街ということで、大きな醤油樽のオブジェも飾られていました。
折り返しは209系普通列車です。
鉄道開業150周年の掲示がありました。
菜の花とE257系のイラストがいいですね。
それでは駅を出て近くにあるネットカフェ「快活クラブ」で一晩を明かします。
完全個室を利用したのですが、ホテルほどではないにせよなかなかの快適性です。
ここで一晩を明かして翌朝の活動に備えます。
朝イチで上総中野へ向かう
というわけでネットカフェで一晩を明かして、早朝の千葉駅にやってきました。
ここから外房線で大原へ、更にいすみ鉄道で上総中野へ向かって、そこでキハ28形を待つわけですが、何しろラストラン当日ですからそれでも先客が大勢いるかも知れません。
不安は募りますが、まずは行ってみるしかないでしょう。
早朝の千葉駅付近で209系を撮りました。
構図とかメチャクチャですけどねw
この6時29分発の上総一ノ宮行きに乗車します。
隣には内房線の姉ヶ崎行きの案内も出ていますが、この姉ヶ崎行きも朝と夕方に1本ずつの2本だけあるレア行先です。
ホームへ行くと誉田行きの案内も出ていました。
この誉田行きも朝夕だけの2本しか無いレア行先です。
早朝は珍しい行先がたくさん見られて面白いですね。
姉ヶ崎行きの表示だけ撮ったら外房線の列車に乗って上総一ノ宮へ移動です。
車内を見ると私と同じくいすみ鉄道を目指すのか、鉄道ファンと思しき人達が大勢乗っていました。
そのため、車内は日曜日の早朝とは思えない混雑ぶりでした。
上総一ノ宮ではE131系のワンマン列車に乗り換えですが、2両編成ということもあって余計に混雑していて立ち客まで出ていました。
大原に到着したらいすみ鉄道に乗り換えます。
待っていたのはキハ20形ですが、実はこれ、国鉄型気動車ではなくて、国鉄型気動車に似せて作った新型車両なんですw
いすみ鉄道の前社長の鳥塚氏がこだわって導入した車両で、中身は新型なのに外見はレトロというのも面白いですね。
途中の駅にはこんなメッセージが!
こういうのを見ると本当にラストランなんだなと実感しますね。
大多喜駅の車庫にはキハ52形がいました。
奥には本日ラストランを迎えるキハ28形の姿もありますね。
後で乗るわけですが、姿を見られるとなんだか安心します。
上総中野に到着です。
ここで3時間ほど待機となりますが、既に並んでいる方もいて、私もその後ろに並ぶことにしました。
流石に乗ることは出来るでしょうが、いい席を狙うとかは厳しそうな感じの行列でした。
↑発車は動画で
駅舎は木造のレトロな雰囲気のものです。
奥にある大きな竹みたいなものは公衆トイレです。
上総中野駅には小湊鐵道も乗り入れていますが、駅名標は国鉄っぽいです。
ここでいすみ鉄道の職員の方と思われる人がプラカードを掲げて行列の整理を始めました。
キハ28形がやってくるまでの間に一般の列車の発着もあるので、行列が通路を塞がないように気を使っているようでした。
↑小湊鐵道の列車が入っていました。
通常ならば1両か2両ですが、この日はいすみ鉄道キハ28形のラストランのために多客が見込まれることもあって3両での運転でした。
小湊鐵道からの乗り換え組が大勢降りてきて、そのほとんどがキハ28形目当てらしく、行列は一気に長くなりました。
列車が去った後に見てみると、向かいのホームまで行列が伸びていました。
本来なら構内踏切上に並ぶのはまずいんでしょうが、あの構内踏切は小湊鐵道の線路のみを横断するものであり、かつ所定停止位置より向こう側なので、問題ないという判断なのか誘導のスタッフの方も構内踏切上に並ぶことを容認している感じでした。
構内踏切では足りずに小湊鐵道のホームまで行列が伸びていました。
小湊鐵道は上総中野駅に乗り入れる列車の本数が少ないので、小湊鐵道のホームに並んでも問題ないんでしょうねw
あとはひたすら待つばかりですが、まだ2時間はあります。
最初から上総中野での長時間待機は見込まれていたので、予めスマホに映画をダウンロードしておいて、それを見ながら待つことにしました。
やっぱりスマホは暇つぶしツールとしてもいいですね。
いよいよキハ28形に乗る!
長い待機時間もスマホのお陰であまり退屈することもなくいよいよキハ28形がやってくる時間になりました。
列車の時間が近づくと、行列に並んでいる人たちのきっぷを確認し、急行券を持っていない人はその場で発売しているなど、普段は見られないような対応をしていました。
↑いよいよキハ28形+キハ52形の入線です。
↑アイドリング音をお楽しみ下さい。
窓から車内を覗いてみました。
やっぱりこの雰囲気がいいですね。
多客のためか遅延して到着したので、既に発車時刻を過ぎていますが、降車にも時間がかかり、更に乗車にも時間がかかったため、結局5分ほど遅延しての発車となりました。
車内はかつてないほどの大混雑となっていました。
流石はラストランですね。
この優先席部のモケットもJR西日本仕様のままなのがいいですね。
このボックス席もいいですね。
ただ、ボックス席には座れずにロングシート部になりましたがw
1964年製なんですね。
ちょうど1回目の東京オリンピックがあった年で、鉄道業界では東海道新幹線開業という一大イベントがあった年でもあります。
↑車窓を撮影しましたのでどうぞ
あまりに混んでいたのとロングシート部にしか座れなかったので手持ちですが、多少のブレなどはご了承下さい。
いすみ鉄道でかつてこれほどの混雑があっただろうかという混雑の中、キハ28形は独特のエンジン音を響かせながら上総中野駅を発車していきました。
大多喜までは各駅停車ですが、あまりの乗車率にブレーキが効きにくくてギクシャクしたブレーキになる場面もありました。
運転士さんもこれほどの混雑での運行は経験がなかったのかもしれませんねw
沿線にはラストランを見送ろうと沿線住民や鉄道ファンが大勢いて、車内も車外もラストラン特有の雰囲気に包まれていました。
大多喜駅まで来るとここから急行運転が始まります。
ここから先は急行券がないと乗れない区間なんですが、車内はかなり混んでいて車内改札が出来る状況ではないですし、駅で急行券を事前販売していたのは正解ですね。
途中の国吉駅では本来は10分ほど停車するはずですが、遅延していたために停車時間はわずかとなり、引き続き乗車する人は車内で待つようにとアナウンスがありました。
ところで、ホーム上にブラスバンドがいたんですが、「蛍の光」で列車を見送るという粋な演出をしていました。
そして、終点の大原駅ですが、ここはあっさりした感じで、特別なアナウンスなどはなかったですね。
まあ、まだ折り返しの大多喜行きの運行が残っていて、本当の意味でのラストランではないですからね。
というわけで大原に到着です。
大原駅でもキハ28形乗車待ちの行列が駅の外まで伸びていて、折り返し乗車を希望する人も一旦駅を出て最後尾に並ぶようにと案内がありました。
私としても出来れば「本当のラストラン」になる大多喜行きにも乗りたかったですが、行列を見るに乗り切れないとひと目でわかるほどの人数が並んでいますし、現地で案内をしていたスタッフの方も、今から並んでも乗れない可能性があると案内していました。
一方で、併結して走るキハ52形の方は今回引退するわけではないということもあって、乗車希望者は少ないようで、案内のスタッフの方もキハ52形ならば乗れる旨の案内をしていましたし、キハ28形への乗車は諦めて、キハ52形に乗って大多喜まで行くことにしました。
厳密な意味でのラストランの乗車は出来ませんが、最後の挨拶的な放送があればそれを聞くことは出来るでしょうし、まあいっかということでキハ52形で大多喜へ向かうことにしました。
観光急行に乗る人向けの案内のようですが、これは普段から設置されているもので、このラストランのために設置されたわけではなさそうです。
車内にフリーWi-Fiのステッカーがありましたが、よく見るとキハ52形単行の時は利用できないと書いてあり、キハ28形の方にWi-Fiルーターが設置されていることが伺えます。
さて、そんなわけでキハ28形ではなくてキハ52形へ乗車となったわけですが、やっぱりキハ28形に人気が集中しているのか、余裕でボックス席に座れました。
↑というわけで、車窓をどうぞ
キハ28形の走行音は楽しめませんが、ラストラン特有のアナウンスがありましたので、ぜひご覧下さい。
今度は本当のラストランとあって、相変わらず沿線にはお見送りの沿線住民や鉄道ファンが大勢いますが、大多喜行きの運行ではキハ52形が先頭となり、キハ28形は後尾側となるためか、撮影者は先程の上総中野発大原行きの方が多かった印象です。
運行という意味では本当のラストランですが、写真に納めるならキハ28形が先頭の方が映えますしねw
あとは、担当アテンダントの方からのラストランを受けての挨拶が放送であったのですが、その方はキハ28形がいすみ鉄道にやってきたのと同時に入社されたそうで、時折声を震わせながらの挨拶には、こちらまでほろりと来てしまいました。
考えてみれば、一時は廃線の話すらあったいすみ鉄道を、観光鉄道として育てた立役者とも言える車両であり、導入に尽力した鳥塚前社長の功績でもありますよね。
今はえちごトキめき鉄道で陣頭指揮を取る鳥塚氏ですが、古い車両を観光資源として活かすやり方は、えちごトキめき鉄道の観光急行としても活かされています。
ラストランの余韻に浸りつつ、大多喜駅に到着です。
ここが終点であり、あとは車庫へ引き上げるのみですが、最後までしっかり撮影していくとしましょう。
対向列車として、キハ20が入ってきました。
キハ52形とキハ20形は顔がよく似ているので、図らずも最後に顔合わせることになりましたね。
まあ、キハ20の方は見かけだけですがw
↑キハ20の発車です。
↑続けてキハ52+キハ28の発車です。
↑車庫に入って行きます。
なお、当面は団体列車としての運行はするとのことで、走る姿自体はもうしばらく見ることが出来そうです。
と、ここで予想外のサプライズがありました。
なんと車庫内でキハ28形特別撮影会を実施するというのです。
これはありがたいサプライズだと私もその列に並ぼうとするも、よくよく聞くと「1日乗車券をお持ちの方限定」と言っているではないですか!?
冒頭に書いた通り、今回の活動では「サンキュー♥ちばフリー乗車券」というきっぷを使っており、対象となるのはあくまでも「いすみ鉄道の1日乗車券」だけみたいなので、残念ながら対象外みたいでした。
今からでもいすみ鉄道の1日乗車券を購入することも考えましたが、今回の活動においては全くもって意味のないきっぷを撮影会のためだけに買うのもなぁ~と思ってしまい、結局参加は断念することにしました。
まあ、以前の活動ではキハ28形の撮影もある程度こなしていましたから、どうしても今回の撮影会に参加したいという動機は薄かったのでした。
でも、最初からこの撮影会が1日乗車券購入者限定で行われることを知っていたら、「サンキュー♥ちばフリー乗車券」ではなくて、いすみ鉄道の1日乗車券を買っていたと思うので、もう少し上手くやってほしかったなという思いもあります。
撮影会に参加しないことになり、暇になりましたが、次の列車までは時間がありそうです。
駅近くにあった観光案内所みたいなところで、「キハカレー」と「い鐵揚げ」を購入したら、あとは帰るのですが、せっかくならば帰りは小湊鐵道で五井駅経由で帰ろうと思ったら、上総中野発の列車までだいぶ時間があることが分かり、それまでいすみ鉄道で降りたことがない駅を訪問しつつ時間を潰しつつ、待つことにしたのでした。
先程体験しましたので重々承知しておりますともw
まあ、中にはキハ28形だからというよりも、単に移動手段として使おうとしている人もいないとも限りませんしね。
あと、気になったのがこちら。
そのまま読むと、まるでいすみ鉄道を撮った写真や動画はネットに上げるなとも解釈できる文面ですが、まあ、普通に考えれば個人が特定できるような写真や動画はぼかすとかして配慮してからアップして下さいねってことなんでしょう。
というか、そうじゃないとこのブログもアウトになってしまいますしw
それではここから駅巡りスタートです。
この列車で移動開始です。
東総元駅
駅巡り1駅目は東総元駅です。
↑乗ってきた列車の発車シーンです。
ホームは1面1線の棒線駅で、典型的なローカル駅です。
周囲は田畑が広がっていて、長閑ないい雰囲気ですね。
反対側から見ると桜の花びらの形の窓になっているのがオシャレですね。
内部はベンチがあるのみの簡素なものです。
外気と完全に遮断できる構造ではないため、冬場は結構寒そうですが、雪国ではないですし、そこまでしっかりした防寒設備は必要ないという判断なのでしょうか。
キハ28形ラストランの影響で混み合うことが見込まれることを通知していました。
確かに、いすみ鉄道を生活の足として使っている人からすれば、何やら急に混み合っていたらびっくりしますからね。
↑実はこれ、手で回して止まったところが結果という形のおみくじなんだそうです。
駅におみくじがあるなんて面白いですね。
え、私のおみくじの結果ですか?
動画をご覧くださいw
列車の札っぽいデザインの張り紙がいいですね。
また、桜の花びらのデザインも取り入れられていますが、説明書きによると「テレビチャンピオン」の企画でこういうデザインになったそうですよ。
先程も言及しましたが、この窓のデザインもオシャレでいいですね。
駐輪場もありました。
地方では駅までの二次交通が貧弱なことが多いので、自転車で駅まで向かう人が多いんでしょうね。
駅前の道路から見た駅です。
信号があるだけ分かりやすいですが、車で向かう場合は気づかず素通りしそうなくらい分かりづらいですかね。
といったところで、東総元駅は以上で、お次は・・・?
小谷松駅
駅巡り2駅目は小谷松駅です。
小谷松駅も1面1線の棒線駅ですが、丘の脇にあるためか、東総元駅ほど開放感はないですね。
生け垣のためにホームが狭く感じますが、利用者数を考えればこれで十分なんでしょうね。
黒板がありましたが、地元の子供が書いたのか列車の絵が描いてありました。
微笑ましいですね。
何故かガチャガチャが設置されていました。
無人駅にガチャガチャなんて面白いですね。
中身が気になりましたが、結局回すことはしませんでした。
時計もありましたが、これ絶対近所の民家で使っていたやつを寄贈されたでしょ?w
↑それでは列車がやってきたので、また次の駅へ移動です。
お次は・・・?
総元駅
駅巡り3駅目は総元駅です。
↑乗ってきた列車を見送ったら駅取材開始です。
走り去る列車を見送りつつ線路の彼方を見てみると、レールが不自然に湾曲しているのに気付きました。
恐らくは昔は交換設備があって、湾曲している位置にポイントが設置されていたんでしょうね。
と思って調べてみると、実は当駅は1933年から1年間限りですが、いすみ鉄道の前身である木原線の終着駅であり、当時は蒸気機関車の列車が主力だったこともあって機回し線があり、その名残なんだとか。
ホームはこのように1面1線ですが、しっかりした駅舎があるなど、かつては交換可能駅で、運転要員の駅員さんが配置されていた雰囲気を感じます。
調べてみると、1945年まで交換可能駅だったようです。
ホーム上には整然と花壇が並び、よく手が行き届いていることが伺えます。
駅舎内は外観からも分かるように背が高く、屋根も高かったです。
昔からこういう作りなのか分かりませんが、開放的でいいですね。
アート作品なのかこのようなものが飾られていました。
下段は掲示板として使われていれるようです。
駅舎です。
一見大きな駅舎ですが、実は右側の水色の部分だけが駅舎であり、左側は公民館として使われているようです。
建物としては一体化しているので、元々は駅の事務所などだったスペースを提供した感じなのかもしれません。
駅前の自販機は国鉄色の塗装を再現したデザインになっていました。
キハ52形の車番まで入っていて細かいですねw
駐輪場も屋根付きの立派なものですし、スペースも広いので利用者はそれなりにいるのかもしれませんね。
まだ時間があるのでどうしようかと思っていたら、何やら滝があるみたいですね。
200mなら近いですし、行ってみるとしましょう。
遊歩道まであるということは、意外と観光地化されているんでしょうかね。
廃道だぁ~!
しかもガードレールまで残っていてポイント高いですね。
道幅からして軽自動車ならギリギリという感じですが、ガードレールまであることを考えると遊歩道というわけではなくて、かつては車道として供用されていたように思えます。
まあ、廃道は私にとっての本業ではないので深追いはしませんけどw
そうそう、滝を見にここまで来たんでしたw
これが例の不動滝というやつですかね。
それでは駅に戻るとしましょう。
↑列車がやってきました。
続いては・・・?
久我原駅
駅巡り4駅目は久我原駅です。
時間的にこれで最後になるかと思います。
↑乗ってきた列車の発車を見送って、本日最後の駅取材を始めるとします。
ここも1面1線の棒線駅ですが、周囲には木々が立ち並び、ちょっと閉塞感があります。
駅名標です。
ところで、字は違うものの東急池上線にも久が原駅がありますね。
待合室もありますが簡素なものです。
まあ、これくらいの方がローカル駅としては味があるとも言えますがw
2009年より三育学院大学が命名権を取得して、「三育学院大学久我原駅」という長ったらしい駅名になっていましたw
もっとも、これはあくまで愛称であり、正式名称は「久我原駅」です。
駅ノートがありました。
そういえば、私が見逃しただけかもしれませんが、他の駅にはなかったような・・・?
ちょっとオシャレな時計ですね。
これも地元有志の寄贈だったりするんでしょうか?
駅の出口はホームの端がそのままスロープになっているパターンでした。
駅へ向かう道はこんなあぜ道のような道で、車で乗り付けるのは無理そうですね。
駐車場は道があれなのでありませんが、駐輪場はなかなかしっかりしたものがありました。
何気に照明まで付いているのはすごいですね。
掠れた文字で駅の案内が出ていますが、車どころか徒歩でも注意して歩いていない限り見落としそうです。
しかし、いくら案内があっても、この道が駅に通じるとは思えませんよねw
どうやらバスの営業所のようですね。
調べてみるとダイエー交通という観光バス専業のバス会社のようです。
それにしても、すごいところに営業所がありますね。
目の前の道路も大型バスにとっては決して広いとはいえない道幅ですが、ここをバスが通るシーンはぜひ見てみたいと思いましたw
あとは駅に戻って列車を待つのみですが、待っている間にすっかり暗くなってしまいました。
周囲には民家すらほとんどないので、この立地でこの暗さはちょっと不気味さもありました。
その分列車が入ってきた時の安心感はすごかったですね。
小湊鐵道で帰路に就く
これにていすみ鉄道の駅巡りは終了し、あとは上総中野から小湊鐵道に乗り換えて帰路に就きます。
上総中野で待っていたのはキハ40系でした。
小湊鐵道にも導入されたのは知っていましたが、実際に乗るのはこれが初めてでした。
キハ40系とは思えないハイテクな案内装置が搭載されていたのには驚きましたがw
この画面は小湊鐵道の塗装を再現しているあたり、細かいですがいいですね。
さて、あとは五井まで乗っていくだけですが、私同様にキハ28形のさよなら乗車を終えて小湊鐵道経由で帰る人が多かったのか、上総中野を出る時点で車内は混みあっていました。
なんとか座れましたが、ロングシート部になってしまいましたw
あ、↑の写真は五井駅到着後に撮ったやつなので車内はガラガラですけどねw
その先も観光客が多かったのかどんどん車内は混み合っていき、ラッシュアワーさながらの混雑で五井まで行きました。
小湊鐵道も、最近は観光鉄道として売り出しているようですし、すごいことになっているんですね。
K.T.Kは”Kominato Tetsudo Kabushikigaisha”の略ですかね。
所属表記は「小コイ」でしたが、小湊鐵道の五井機関区所属という意味ですかね。
まあ、小湊鐵道の車庫はその1つしかないんですけどw
それでは改札を出ます。
小湊鐵道の改札はJRの改札内にあり、中間改札で分離されています。
あとは、内房線に乗って帰るだけだと思ったら、列車が通過するという放送が入りました。
五井駅は特急も含めて全列車が停車する駅なので、通過する列車というだけでもレア・・・これは撮らねばと夜で暗いながらもカメラを構えて待ちました。
↑通過していったのはE257系でした。
回送のようですが、翌朝に運転される君津始発の「さざなみ」の送り込みでしょうか?
といったところで、今回の記事はこのくらいで〆ようと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
次回ですが、実はこの記事を執筆している時点では次の活動はまだしていないので、久々にSimuTransの更新ができればと思います。
それでは!