3泊5日にも及ぶ・・・と書いていて気づきましたが、今日は北斗星に乗って翌朝に旅が終わるので、3泊6日になりますねw
まあ、翌朝はほぼ活動がないので、活動は5日間ということで、3泊5日ということで貫いていきたいと思いますw
なお、もはやお約束ですが、1日目、2日目、3日目、4日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧頂くことをお勧めします。
本日の行程
昨夜は八雲に宿を取った我々は函館本線を北上して長万部に向かいます。ここは乗り換えのための下車で、その後は倶知安方面のいわゆる「山線」に沿って進みます。
小沢・余市・仁木・南小樽の各駅に立ち寄りながら札幌に戻ったら寝台特急「北斗星」に乗車して上野まで行って旅は終わりとなります。
今回は全体的に移動の時間が多く、今までの日程に比べると記事のボリュームは少なめになるかもしれません。
最終日の朝が八雲駅で始まる
長かったこの旅もいよいよ最終日、最後まで事故なく楽しく続けていきましょう。
最終日も心地よい快晴になってきました。
このセリフはだいぶ使い回した感が否めませんが、明るいとだいぶん印象が違うものです。
ホームはやっぱり国鉄型配線
ちなみに、全ての特急が停車しますが、新幹線の駅は新八雲駅という名前で別に作られる予定のようです。
ホーム側から改札を望みます。ガラス戸があるためにぱっと見では改札だと分かりづらいw
集札箱もありますが、早朝・深夜は駅員不在となるようです。
札幌・小樽方面という案内に従って反対側のホームへ移動します。
このキハ40系に揺られて長万部まで向かいます。
ちなみに、乗客は我々だけでしたw
長万部駅
2日目の夜から1泊した地に戻ってきたわけですが、乗り換え目的だけなので駅の方は省略します。
これが我々の乗ってきた列車ですが、このまま折り返して快速「アイリス」になるようです。
なるほど、八雲~長万部の運用はアイリスの送り込みを兼ねていたんですね。
函館駅ではあっという間に交換されてしまい撮り損ねたサボもここではしっかり撮れました。
しかし、ということは長万部でなく八雲に泊まってもアイリスの全区間乗車は可能ということですよね。今後の行程の参考にしようっとw
↑「アイリス」発車シーン
北海道に入ってから北斗星を見送るのは何度目だろうw
でも、これの折り返しに乗って東京へ戻るわけですから、こうやって出発を見送れるのはこれが最後ですね。
このあとは函館本線のいわゆる山線区間に乗って小沢という駅まで進みます。
ここからが長くて、なんと2時間以上乗りっぱなしになりますw
この間って駅自体はそんなに多くはないのですが、その分駅の間隔が首都圏の特急列車の停車駅間なみに長いので、1駅間が15分とか20分は当たり前になってきます。
2日目もここを逆方向で通りましたが、あの時はすっかり暗くなっていましたから、車窓という点では初乗車に近い気分ですね。
あと、前回は高校生が多くて通学列車という雰囲気でしたが、今回は乗り鉄や観光客がメインでした。
小沢駅
岩手に地盤をお持ちの某政治家の影響か「おざわ」と読みたくなりますが、「こざわ」と読みます。
実は私も訪問するまで読み方を知らず、「おざわ」だとばかり思っていましたw
今でこそローカル線の小駅ですが、かつては当駅から岩内線という路線が分岐しており、かつては貨物扱いもあったということで、側線のあとを残す広々とした構内となっています。
駅構内の2線がゆっくりと単線の本線に収束している感じはかつての幹線として活躍した時代を感じさせますね。
跨線橋の入口は何故か板が打ち付けられて封鎖されていました。
なお、この裏は普通に通れるようになっています。
岩内線のホームの跡地のようです。
遺構ではなく跡地ということは跡形もなく撤去されてしまっているということですかね・・・
まあ、こうして分かりやすい形での痕跡を残してくれているだけありがたいと思いましょうw
きれいな観光案内図も整備されていました。行政もこの駅を大事にしているということでしょうか。
駅前の道路もちゃんと2車線確保されていました。下手な都内の駅よりアクセス道路はちゃんとしていますよね。
ちなみに、この道路は国道5号に繋がります。
ちなみに、この辺りには「トンネル餅」という名物があるそうで、かつては駅でも売られていたそうですが、現在は国道沿いのお店で売られているそうです。
その土地土地の名物を味わうのも旅の醍醐味・・・と言いたいところでしたが、昨夜八雲で買い込んだ食料があったので食べませんでした。
次に近くを通る機会でもあったら食べたいですね。
時間が余ったので待合室で座りながら昼食とします。
ちなみに、せっかく綺麗に保たれているのに、虫が飛び回っていて、ちょっと居心地が悪かったですw
なんで、K-ONなんだw
これは駅ノートのようですが、設置した人がけいおん!ファンなんでしょうかw
mugiとも書かれていますが、琴吹紬を推しているのかな?w
ちなみに、完全に余談ですが、私はけいおん!では澪が好きですね。
この駅ノートももちろん話のネタにしつつ、西鉄8000系さんと雑談していると列車の時間になりました。
余市駅
ウィスキーで有名な余市です。
山線区間の駅では比較的観光客が多い駅の1つですが、駅名標は普通でしたw
やっぱり「ヌプリ」「ワッカ」への期待は大きいんでしょうね。
新幹線開業後も観光特急として定着してくれたら、乗り鉄としても嬉しいですw
跨線橋です。ちょっとくたびれているところもありますが、手直しはしっかりされているようです。
階段もイラストがあしらわれています。
あと、流石はウィスキーの街ということで樽が置いてありますね。
ホーム端は柵が付いています。
ただ、道路においてありそうな簡易なタイプでしたがw
今は通票閉塞ではないはずなので昔の名残で残っているんですかね。
ところで、壁に描かれているキャラクターは余市町の「ソーラン武士」というそうですが、なんだかNHKの「ぜんまいざむらい」に似ている気がw
そして、こちらが駅舎です。三角屋根みたいなデザインになっていますね。
池を横切る橋みたいなのがありました。ハートまで付いていて、完全なる観光客向けですねw
リタロードとありますが、これは当駅から余市町役場までの区間の国道229号の愛称であり、由来は竹鶴リタであり、NHK連続テレビ小説「マッサン」のヒロインのモデルともなっているようです。
こちらが先ほどから何度か名前が出ていた余市蒸留所です。お酒好きな方には憧れの地の1つでしょうかw
工場見学も可能みたいですが、今回は外観だけ見て撤収しました。
それにしても観光客が多かったですね。「マッサン」の効果もあるんでしょうが、余市の観光地にもなっているんですね。
さて、この後は1駅戻って仁木駅に向かいます。
仁木駅
フルーツの町として有名な仁木です。
ちなみに、「仁木」という名前の由来ですが、明治時代に徳島県から当地に入植した集団の代表者が「仁木」という苗字だったことに因むようです。
そうそう、1駅まで乗ってきた列車はキハ40ではなくキハ150でした。
かつての交換設備の跡地が残っているものの、現在は1面1線の棒線駅です。
あの不自然なカーブがいかにもかつて交換設備があったという感じですね。
ところで、当駅は去年までは簡易委託ということで乗車券の販売があったようですが、現在は完全なる無人駅で、運賃は車内精算となります。
しかし、なぜか職員が詰めていました。よく見ると彼らはJR北海道の職員ではなく、仁木町の職員のようでした。
どうやら観光シーズンの乗降客数の調査をするためにいるようでした。我々は「観光客」とはちょっと違う存在なのでそのデータにとってはある種のノイズかもしれませんねw
待合室も綺麗でいい雰囲気でした。無人駅とはとても思えません。
駅舎です。明るい印象の駅舎ですね。
ちなみに、余市ほどではありませんが、多少観光客の利用もあるようでした。
このあとは小樽まで向かって乗り換えて南小樽へ向かいます。
南小樽駅
いよいよ札幌都市圏の電化区間!
やっぱり新幹線の看板がw
ちなみに、札幌開業時には新小樽駅最寄りは当駅になるようです。
ホームは掘割の中にあります。駅舎へは跨線橋でアクセスしますが、その間にあるスペースは廃止となった手宮線の跡地だそうです。
廃線跡が観光地化されているそうですが、現役駅の中で見られるとは思いませんでしたね。流石にレールは残っていませんでしたがw
改札口です。kitacaのエリア内ですし、自動改札機もあって都市部に来たんだなと実感します。
こちらが駅舎です。平屋建てですが、セブンイレブンと同居しており、まるで駅がセブンイレブンみたいになってますw
このあとは一気に札幌まで進み、いよいよ「北斗星」です。
いよいよ「北斗星」
札幌まで移動したらついに「北斗星」に乗ります。
ただ、お土産タイムとATM探しのため西鉄8000系さんとは一旦別行動を取り、車内で合流します。
ATM探しというのは、実は1日目でデジカメを買ってしまったため、北斗星車内やお土産代が不足となるためにお金を下ろしたいわけなんですが、連休中ということが災いし、ここまで立ち寄った駅の近くには使えるATMがなく、札幌でようやくその機会を得たわけです。
無事に帰るまでの財源も確保したところで、お土産を買ってあとは乗車です。
3月の時は乗りたいなと思いつつ見送った北斗星ですが、今日は乗れるんですね。切符を取ってあるんですから当然ですがまだイマイチ実感が沸かないw
やってきました。
ちなみに、3月に撮影済みなので簡単にしか撮ってみません。
いよいよ乗車!
待ちに待った寝台特急「北斗星」の旅が始まります。
西鉄8000系は大方先頭部で写真撮影に熱が入っているのか、まだ見えていませんが、いつもなんだかんだで乗り遅れたことはないので、心配はないでしょうw
これぞ寝台車という光景ですね。
最近は豪華寝台列車ばかりが注目されていますが、こういう昔ながらのブルートレインが旅情を誘っていいですよね。
寝台部分です。
さて、ここで西鉄8000系さん登場です。
話を聞くと撮影ではなくシャワールームの申し込みに行っていたとのこと。実は北斗星にはシャワールームがあるのですが、シャワーカードを購入しないと利用できず、搭載する湯量の関係か、乗車定員に対してシャワーの供給が少ないので始発駅発車前から並んでおかないと購入できないんだとか・・・
私はそのことを知らず、自分の寝台でのんびりしていましたw
さて、私の場合、夜行バスなどではシャワーも浴びずに2日くらい過ごすことも珍しくなく、最悪シャワー無しで上野まで乗ることになっても構わないといえば構わないのですが、車内で浴びるシャワーなどなかなか体験できませんし、北斗星廃止となれば、車内でのシャワーを体験する機会はますます無くなるということで、是非浴びたいと思っていました。
西鉄8000系さんに話を聞いてすぐにカードの発売箇所に向かいましたが、既に多数の行列ができていました。
こちらは食堂車なのですがここでシャワーカードも発売されます。食堂車は営業開始前ですが、雰囲気だけは味わえましたw
さて、私まであと5人位のところで当日分完売とのことでしたが、他に並んでいた方からの情報では翌朝もシャワーの枠があるので明日の分ならまだ買えるとのことで、それに賭けた結果、なんとか朝6時半からの枠が取れました。
朝が弱い私も旅行中はなぜか早起き出来てしまう体質のようですし、朝早いことは問題ないのですが、問題なのは朝食ですね。
北斗星には今となっては珍しい食堂車が連結されており、夕食と朝食が提供されるのですが、朝食は早い者勝ちのようで、7時頃には既に行列が凄まじく、それから並んでも食料のストックが切れてしまい営業終了となる可能性が高いという情報を得ていました。
なかなか体験できない食堂車を体験したいというのも希望の1つでしたので、残念ですが、夕食後に非予約の人向けにパブタイムがあるようなので、そっちで体験しようかなと思っていました。
そして、いよいよ列車は発車します。乗った客車は機関車の隣ということで、DD51のエンジン音が聞こえるかなと思いましたが、さすがは寝台車なのか、防音されてほとんど聞こえてきませんでしたね。
札幌を出ると次は南千歳です。新札幌を通過する列車はなかなか少ないので、希少な体験でしたかねw
ちなみに、同じ区間を運行するカシオペアには自動放送があるようですが、北斗星は車掌さんが直接話す昔ながらのスタイルです。
さて、シャワーカードも確保したし、あとはこの梯子を登って自分の寝台に戻ります。
ちなみに、この梯子、折りたためるようになっていて、寝台車ならではの設備ですね。
カーテンを閉めると個室みたいな雰囲気になります。やっぱり寝台車は開放ですよねw
そして、こちらが苦労して確保したシャワーカードです。なぜかカシオペアデザインでしたがw
ちなみに、下に敷いているのはシャワーセットでして、タオルやシャンプー・リンス・ボディソープなどが入っています。
今は携帯用のセットが普通に市販されているので持参しても良かったのですが、車内発売ということで記念に買うことにしました。
ここで札幌で買った駅弁を広げます。B寝台開放でも下段ならば簡易なテーブルが付いているのですが、上段はテーブルがないので自分の膝をテーブル代わりにせざるを得ませんw
その代わり上段は通路上のスペースが荷物置き場として使えるので、寝台は本当に寝るためだけに使えるのがメリットですね。
あとは、私ならばスピーカーが近いので録音しやすいことでしょうかw
トイレに行くにも車内販売を利用するにもいちいち梯子で登り降りしなければならないし、自分の寝台にいると車窓を余り楽しめないといったデメリットもありますが、音鉄として上段を選びましたねw
車内販売がなかなか来ないのでしびれを切らして他の号車まで買いに行ったりしましたが、普段はまず買わない携帯ストラップまで買ってしまいましたw
やっぱりこれで最後だと思えばこそでしょうね。ちなみに朝食が食堂車を利用できない可能性が高いということで駅弁を買おうと思いましたが売り切れとのこと・・・
結局携帯ストラップとジュースだけ買うことになりましたねw
そうそう、どこの駅か忘れましたが、ドアカットがあり、こんな掲示が出ていました。
このあとはしばらく自分の寝台でのんびりし、トンネルに入ると反響して聞こえるエンジン音など楽しんでいましたが、森を出たあたりから廊下に出てスタンバイします。
と同時に西鉄8000系さんと作戦会議です。西鉄8000系さんは「はまなす」で寝台車を取るなど、この旅ではブルジョワぶりを発揮していたわけですが、北斗星でも私が高すぎて手を出さなかった食堂車のフルコースを予約しており、しっかり夕食を済ませておられたのですw
ただ、結構大食漢な西鉄8000系さんには物足りない可能性もあると事前におっしゃっていたため、もしかしたらパブタイムにも顔を出すかもしれないとのことでした。
で、結局パブタイムに行くのかどうかということですが、結局パブタイムは利用しないとのことでした。
問題は函館駅停車時間頃から並ばないと利用が難しいということです。函館駅は札幌から牽引してくれたDD51を切り離し、青函トンネル区間を担当するED79に交換するという作業があるため、それを撮影に出たいわけですが、それをしているとパブタイムの行列に間に合わずパブタイムを利用できないだろうということです。
並んだ末、パブタイムも諦めて撮影することにしました。食堂車を利用する夢は果たせなくなりましたが、後で西鉄8000系さんに感想でも伺いましょうw
函館駅
北海道最後の停車駅の函館です。
ここで機関車交換を見学します。なお、駅の方は4日目に見ていますので省略します。
どうせ暗くていい写真が撮れませんしねw
↑連結シーン
これくらいで車内に戻ります。
青函トンネル
函館を出ると北斗星は江差線に入り、そのまま青函トンネルをくぐって本州へ進みます。「スーパー白鳥」や「はまなす」では既に通った道ですが、北斗星で通るとなるとまた格別ですね。
木古内を過ぎれば新幹線規格の線路となり、北斗星は快調にスピードを上げていきます。
函館で向きが変わって最後尾車両となった我々の車両ですが、せっかく近いので最後尾で動画を撮ることにしました。
同じことを考える同業者が多いのか、狭い窓に3~4人ほど集まっていましたねw
↑まずは青函トンネルに入るまで
↑青函トンネル内で貨物列車と離合です。
↑吉岡定点(旧吉岡海底駅)通過
このくらいで立ちっぱなしゆえ足も疲れてきたので自分の寝台に戻ります。
ぼちぼち寝ることにしました。中学生くらいまでは夜行列車では徹夜するという訳の分からないこだわりを持っていたものですが、最近は流石にしんどくなってきて夜行列車でも普通に寝ますねw
年をとったということなんでしょうか?w
目を覚ますと・・・
目を覚ますと車窓はすっかり明るくなっていました。身支度をしてシャワーを浴びます。
この機械にカードを入れると使用可能になります。1人あたり30分ずつ割り当てられるのですが、気をつけなければならないのはカード挿入後に扉を開けてしまうとカードが無効となって以後お湯を使えなくなってしまうことです。
カード挿入後にタオルなどを忘れたことに気づいても手遅れですので、幸運にも廃止前に乗る機会がある方はどうぞご注意を。
そして、こちらがシャワー室です。シャワー室自体は30分間使えますが、お湯が出るのは総計で5分間のみなんですよね。
スイッチでお湯を出したり止めたりでき、お湯を止めている間タイマーはストップします。
でかでかと残り時間が表示されていますし、残り時間が少なくなるとアラーム音で教えてくれますが、特に女性などはのんびり浴びているとシャンプーまみれのまま時間切れとなりかねません。
列車に積み込めるお湯の量が限られているゆえ仕方ないとはいえ、普段地上で浴びるのと同じようにとはいきませんよね。
そして、シャワーを終えると車内販売を探しに行きます。結局昨日は札幌で買った駅弁を食べたきりになってしまいましたし、今から食堂車に行っても朝食は無理でしょうから、駅弁でしのぐしかありません、
昨夜駅弁が売り切れと言われた時、朝ならば在庫が追加されるのかどうか確認したら大丈夫との事だったので期待していました。
しかし、まさかの売り切れ・・・私同様に食堂車の朝食を食べられなかった人たちがこぞって買ったんでしょうねw
それにしても、これだけ食堂車の倍率が高いならばせめて駅弁の在庫を増やして欲しいですよね。上野着が9時過ぎになるのでそれまで朝食抜きは結構辛いです・・・
まあ、EF510のモーター音が少しだけ聞こえていたのでそれは楽しめましたが、やっぱりお腹すいたぁ!
東北本線を疾走
車窓はすっかり朝の喧騒となっており、通過する駅ごとに多くの高校生が列車を待っていて、地方なりのラッシュ時を迎えつつありました。
彼らは我々の北斗星をどんな目で見ているのか窺い知ることはできませんが、寝台車から日常的な景色を見るとちょっぴり優越感に浸れますw
東北本線は全線で東北新幹線と並走しますが、新旧ルートの比較みたいで面白いですね。
まあ、寝台車衰退の一因が新幹線にあるだけにちょっと複雑ではありますが・・・
いよいよ関東へ
北斗星は快調に南下を続け、気づけば栃木県に入っていました。いよいよ関東地方に戻ってきました。
宇都宮駅は流石に活気があり、ホームも賑やかでしたが、流石にここから乗ってくる人などおらず、降りる人もあまり見かけませんでしたね。
ここから先はE231系・E233系が最大15両編成で走る首都圏となります。利根川を渡り埼玉県に入ります。
東大宮あたりからは田園風景とも無縁となり、埼玉最大のターミナル大宮に到着です。
私はここで降りたほうが早く帰れるわけですが、北斗星に乗れるのは最初で最後かもしれないと思うとなおさら、多少遠回りになっても終点の上野まで乗り通したいという思いもあり、ここでは降りません。
大宮から先は京浜東北線や貨物線も並走し6線並走で赤羽まで向かいます。もう東京はすぐそこですね。
赤羽を通過すると一旦京浜東北線などとは離れます。この辺りで終点上野に到着するというアナウンスが流れ始めます。
尾久車両センターには横浜線205系がいました。
あと5分ちょっとで北斗星の旅は終わりです。名残惜しさも感じつつ、北斗星は上野駅のホームに定刻通り滑り込みました。
津軽海峡線区間を担当したED79とは青森駅でお別れとなり、以後東北本線(IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道)ではこのEF510が担当していました。
あと、青森駅もスイッチバック構造であるため、札幌~函館間と同じ列車の向きとなっており、我々の号車は再び機関者の隣になっていました。
最後の名残で撮影です。ちなみに、このあと、上野駅名物の「推進回送」があります。
推進回送とは、機関車が最後尾で客車を牽引ではなく推進(押して)して行くことで、先ほど見た尾久車両センターに帰っていきます。
通常は機回しと呼ばれる作業をして機関車を逆向きに付け替えてから列車の向きを変えますが、上野駅~尾久車両センター間は複々線となっており、一般の列車の邪魔をせずとも尾久車両センターまで行けるためにこのような運用が可能なんですね。
↑推進回送は動画でどうぞ
これですることも無くなった我々は解散となり、それぞれ家路につきました。
関東で暮らす前ならそのままどこか関東の乗りつぶしに出かけたりしたかもしれませんが、今となっては関東の路線は比較的気軽に乗りに行けますし、流石に疲れもたまっているのでさっさと帰りますw
ちなみに、このあとあまりにお腹が空いて赤羽で途中下車してマックに駆け込み、更にそれでは足りず、大宮でもマックをハシゴしたのはここだけの話ですw
デジカメのその後
1日目からついてきてくださっている読者様ならデジカメのその後について気になっていることでしょう。
最後まで付き合ってくださった皆様にだけ明かしますと、帰着した翌日に、購入した家電量販店に持ち込んだ所、メーカー保証期間内だったとのことで無償修理してもらえることになりました。
1週間ちょっとで戻ってきて無事に復活を遂げ、「東急電車まつり」より撮影活動に復帰しています。
今回の経験で、予備カメラの大切さを学びましたね。今後の遠征では新宿で駆け込み購入したやつを必ず持って行こうと思いますw
というわけで、レポートは以上となります。全部で5本という長丁場でしたが、最後までお付き合いありがとうございました。
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