長崎遠征第2弾(2日目/415系乗車編)

3泊4日で実施した長崎遠征第2弾の2日目です。
なお、1日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。

本日の行程

というわけで早速行程の説明に入っていきます。
2日目となる今日は、昨晩宿泊した佐世保から415系普通列車で鳥栖へ向かい、その後は長崎本線・佐世保線を折り返す形で早岐まで戻り、大村線経由の区間快速「シーサイドライナー」で長崎へ、折り返し415系による肥前山口行きで肥前山口まで行ったら長崎本線に乗り継いで佐賀に行って宿泊してゴールです。
行程の大半が415系に乗るためのものとなっており、肥前山口→早岐で乗っただけの昨日に比べると415系に乗りまくる1日となっています。

まずは佐世保から415系

それでは早速本題に入っていきます。


ネットカフェを後にして佐世保駅へ向かう道すがらに見えたこの看板・・・
ウマ娘好きなら反応せざるを得ませんねw
ちなみに、この「スピカ」は男女共同参画推進センターの愛称だそうで、ウマ娘とは一切関係ありません。
そもそも「スピカ」は星の名前で一般的な言葉の1つですからね。


佐世保駅にやってきました。
早朝ということで閑散としています。


実は佐世保駅は日本最西端のJR駅だったりします。
ちなみに、最南端は指宿枕崎線の西大山駅、最東端は根室本線の東根室駅、最北端は宗谷本線の稚内駅となっています。
更に余談ですが、JR以外も含めた場合の最西端は普通鉄道に限れば松浦鉄道のたびら平戸口駅、モノレールなども含めるとゆいレールの那覇空港駅となっています。


改札を入って構内を歩いているとロープで区切られた階段がありました。
既に営業開始はしているのですが、列車の発着がしばらくないホームは閉鎖しているんですかね。

ここからは415系に乗って鳥栖へ向かうのですが、その前に・・・


1駅お隣の日宇駅にやってきました。
何故かというと、実は415系は昨晩乗車した早岐行きの運用の後、早岐駅で夜間滞泊し、早岐発佐世保行きの運用を経てから佐世保発鳥栖行きに入る運用であり、佐世保駅からの始発列車に乗ると2つ先の大塔駅で415系と離合するのですが、離合する駅だと反対方向の列車に乗るのは難しいため、1つ手前の日宇駅で降りて415系を待ち構え、1区間でも多く415系に乗ってやろうという作戦でしたw
ついでに、日宇駅は降りたことがなかったので軽く駅取材をしようという目的もありました。


ホームは島式1面2線の交換可能駅ですがホームが狭いです。
駅としては特筆すべきことはあまりありませんが、実はあのテレビ通販で有名な「ジャパネットたかた」の本社の最寄り駅だったりします。
「ジャパネットたかた」の本社は車窓からも見えますし、佐世保線のこの区間を乗車する機会のある方は探してみては?


乗ってきたYC1系を見送りします。


佐世保の市内ですが意外と起伏の激しい地形ですよね。


無人駅でありホーム上には集札箱が設置されています。
ただ、私の場合は九州満喫きっぷを使っているので投入するわけにはいかずそのまま出場することになりますが、防犯カメラとかがあると不正乗車だと思われないか不安になってしまうのは私だけでしょうか?


外へは階段を降りて地下道でアクセスします。
駅の規模からすると構内踏切でもよさそうですが、特急の運行もある区間なので安全面を配慮して地下道なんですかね。


地下道です。
なお、ここが唯一の出入口なので当駅の利用には階段が必須となります。


特に分岐もないため不要にも思えますが案内が出ていました。


駅前には駐輪場がありましたが自転車の数がすごかったです。
流石にこんな早朝からこれだけの人数が列車に乗って行っているとも思えないんですが、逆に当駅付近に通勤通学している人が置きチャリしている可能性はありそうですね。


駅前にはちょっとした待合室が用意されていました。


無人駅ですが近距離きっぷは自動券売機で購入できるようになっていました。


駅舎です。
最低限の設備を備えたシンプルなものですね。


駅名部分をアップで

それではあとはホームに戻って415系を待ちます。


↑やってきました!
昨日と同じ編成ですが、明るい時の動画も撮れてよかったです。


佐世保幕を撮ったら乗り込みます。
1駅乗車して一旦佐世保に引き返します。


佐世保では折り返しまでしばらく時間があるのでその間に撮影タイムとします。


↑幕回しシーンは動画でどうぞ


鳥栖行きの表示に変わったところで写真も撮ります。


隣には783系もいました。


↑朝一番の「みどり」だったらしくちょうど発車するところでした。


向かいにいた787系と強引に並べてみますw
恐らくは昨日佐世保まで乗車した編成が夜間滞泊していたんでしょうね。


まだ時間があるので向かいのホームからも撮りました。


後尾側からも


↑松浦鉄道の列車がやってきたので動画で撮りました。
ホーム越しの撮影というやる気の無さですけどねw


佐世保といえば軍港としても知られてますが、海上自衛隊の護衛艦の姿もありました。
これがホームから見えるんだからすごいですよね。

それでは415系に乗って鳥栖まで一気に移動です。
この列車は415系という意味でもレアですが、早岐~佐世保間はほとんどが大村線と直通する気動車の列車となっているため、電車による普通列車という点でもレアです。


なので、鳥栖行きの表示も佐世保駅では結構レアだったりします。

あとは大人しく乗車しているだけですが、この日は日曜日ということで高校生の通学にかち合うこともなく静かな車内で415系を堪能できました。
乗っている間はレポートにしにくいのですが、このまま一気に鳥栖まで移動です。

鳥栖に到着後はそのまま肥前山口まで415系で折り返す予定だったのですが・・・


なんと隣に415系による快速博多行きが停車していたので思わずそのまま飛び乗ってしまいましたw
折り返しの鳥栖から肥前山口までの列車も415系だったのですが、過去にこの区間では415系に乗ったことがあった上、明日の行程でも佐賀から先は415系で乗車可能な計画だったので、鳥栖から肥前山口までの415系はまいっかという感じですw
なお、元々は武雄温泉で途中下車して新幹線開業間際の様子を取材しようと思っていましたが、その部分をカットすれば早岐からは所定の行程に復帰できるので、今後の行程については問題ありません。


向かいのホームから


↑引き上げシーンです。
8両編成だとやっぱり迫力がありますね。


ちょうど停車中だった「ゆふいんの森」


↑発車は動画でどうぞ

あとは普通列車を乗り継いで早岐まで戻ります。

普通列車で早岐へ向かう

博多から鹿児島本線を南下して鳥栖を経て早岐まで向かいます。


鳥栖駅では立ち食いうどん「中央軒」でかしわうどん(ごぼう天トッピング)を頂きました。
食べている最中に「或る列車」が入ってきて撮り損ねるというハプニングもありましたが美味しくいただきました。
九州風の出汁が懐かしかったです。


見納めとなる特急「かもめ」の発車標の案内を撮りました。


↑動画でもどうぞ


昨日も見た821系がいました。


次はこの817系で肥前山口まで行きます。


ちなみに、肥前浜行きです。
駅名も変わりませんし、今後も鳥栖から肥前浜行きも運行されるんですがつい習性でw


肥前山口では佐世保線に乗り換えですが、試運転幕を出したYC1系に遭遇しました。
長崎本線・佐世保線でも気動車の運用が始まるらしく、それに向けた試運転をしているようでした。


反対側からも撮ったら佐世保線に乗り継いで早岐を目指します。


武雄温泉駅付近では開業の迫る西九州新幹線の高架が見えました。
試運転をしている新幹線が見えたら・・・と期待しつつ眺めるもそうは問屋が卸しませんでしたw


在来線との対面乗り換えとなる予定ですが、ホームは既に在来線側だけですが供用されています。


新幹線の駅名標がありました。


こちらの駅名標は両側の駅名が隠されていて開業前ということが分かりますね。


武雄温泉駅を発車すると西九州新幹線とは分かれて佐世保線を更に進みます。
開業したら開業初日ではないですが乗りに行くつもりでしたので、今から乗れる日を楽しみにしています。


そして、早岐に到着です。

早岐にて

早岐からは大村線に乗り継いで長崎を目指しますが、早岐では乗り換え待ちで1時間ほど時間があるので軽く駅をご紹介しつつ昼食タイムとしたいと思います。


有田焼で有名な有田が近いこともあってか瀬戸物のオブジェがありました。


一旦改札を出ます。
それにしても、佐世保市内の駅で特急も停まるのに改札機はなくローカル駅みたいなスタイルの改札でした。


駅舎です。
九州に住んでいた頃に訪れたことがありますが、ちょっと記憶と違う気がするので駅舎がリニューアルされていたのかもしれません。


駅前にバス停がありますが、なかなかバスの本数は多いようで、利用者も多いみたいでした。
この近くにあったココイチで昼食を食べたら駅に戻ることにします。


側線にいたのはキハ40系でした。
昨日目撃したのと同じ編成だと思われますが、やっぱり「ふたつ星」ではなくて長崎本線江北以南に投入される新しい塗装のキハ40系でしたね。


昔の給水塔が残っていました。


試運転表示のYC1系がいました。
早岐駅では普通のYC1系が見られますが、試運転表示となるとレア度が上がりますね。


幕をアップで


↑そこへ「みどり&ハウステンボス」が入ってきました。


連結部です。


「みどり」が先に発車し残された「ハウステンボス」単独で

早岐での撮影はこれくらいにしてそろそろ大村線に乗って長崎へ向かうことにします。

長崎へ向かう

早岐からは大村線を走る区間快速「シーサイドライナー」に乗って長崎へ向かいます。


今や大村線はこれしかいませんがYC1系が来ました。


行先表示を撮ったら乗車です。

大村線については前回の長崎遠征で紹介済みだと思うので細かい説明はしませんが車窓から見えたものなどいくつかご紹介したいと思います。


大村線は多くの区間で大村湾に沿って走るため、車窓からも海の景色が楽しめます。


再び新幹線の高架を見たら諫早に着きます。
ここからは長崎本線に入ります。


長崎駅の手前では留置線に停まっている415系が見えました。
これが私が乗る肥前山口行きの運用に入るんでしょうかね。


415系同様にもうすぐ長崎では見られなくなる885系もいました。

長崎に到着したら長崎駅をしばらく見物します。
前回訪れたときもある程度見てますが、新幹線開業直前ということで何か変化があるかもしれません。


まずは新幹線をかたどった顔出しパネルがありました。


新幹線のコンコースが見えるようになっていました。


改札外から新幹線乗り場を見てみました。
流石にバリケードで中には入れなくなっていますが、もうほとんど完成しているようでした。


券売機ですが5台分のスペースが確保されているものの、設置されているのは2台だけのようです。
また、運賃表は在来線特急の区間はもちろん、博多から先は山陽新幹線まで載っているようでした。
西九州新幹線もいずれフル規格で全通する日がくれば山陽新幹線と直通することを目指しているでしょうし、運賃表だけでも新大阪まで掲出しているんでしょうねw


待合室みたいです。


この活動の時点で開業まで12日でした。
西九州新幹線までまだまだ先の話だと思ったら、気づけばもう目の前に来ていましたね。


まだ時間があるので駅前に出てみましたが、駅前広場はまだまだ工事中みたいで、通路も仮設のものでした。


工事中の駅前広場です。


長崎県営バスを中心に発着する県営バスターミナルです。
昭和レトロな見た目ですが、老朽化のため建て替えの話も出ているみたいであとどれくらい見られるか分かりません。

このあとは415系の肥前山口行きに乗るのですが、それまでだいぶ時間があるので長崎西洋館内にある長崎路面電車資料館へ行ってきたのですが、そちらは単独でのレポートの需要がありそうなので別記事として、この遠征シリーズが完結した頃にでも執筆したいと思います。

~追記~
長崎路面電車資料館のレポートはこちら

415系で肥前山口へ

というわけで長崎路面電車資料館を見学し終えた私は長崎駅に戻り415系に乗車するべくホームで待つことにしました。


入線を動画で撮ろうと思ったら既に入線していましたw
見た目は211系とかに似ている1500番台と呼ばれるタイプで、オリジナルの415系とはだいぶ異なる見た目をしていますが415系に違いはありません。


幕をアップで


まだ時間があったので向かいのホームからも撮影しました。


↑発車を待つ間に817系がやってきました。
これも長崎では見納めですししっかり記録しておきましょう。

それでは乗車します。
この日は日曜日ということで通勤・通学の利用者はほとんどいませんが、その代わり長崎市内で遊んだり買い物を済ませてきたであろう人たちが多く、それなりに混み合っていました。
でも415系は4両編成でロングシートなので収容力は高いですね。
あと、この区間からは撤退間際ということで鉄道ファンの姿も散見されました。

いよいよ発車時間となり長崎駅を後にしますが、浦上駅を出てすぐのトンネル内で特急との行き違いのため運転停車がありました。
実は肥前三川信号場というトンネル内の信号場があるのですが、特急がトンネルに入ってくるとトンネル内の気圧が微妙に上がり、耳がツーンとしました。
これは特急でなくても体験できると思いますが、特急廃止後は列車密度が下がるためこの信号場で交換する機会もかなる減ることでしょうね。


トンネルを抜けると現川駅です。
ここでは対向列車との交換待ちと特急の待避をいっぺんにするみたいで停車時間が長いのでホームに出て軽く撮影しました。


現川焼なんてものもあるんですね。
今まで知りませんでしたw


対向列車のYC1系と415系を並べてみます。


↑特急の通過は動画でどうぞ

その先は特筆することもなく進み、諫早を過ぎました。
やはり諫早を過ぎると一般の利用者は減っていき、車内のマニア率は上がっていきますw


湯江で特急を待つため停車時間がありました。
長崎本線の普通列車って頻繁に離合待ちや通過待ちがあるイメージが強いですが、それも特急がなくなれば過去の光景となりますからね。


↑特急が入ってきました。


同時に特急同士の行き違いも行われるようで、対向の特急もやってきました。
うまいこと駅名標と特急を並べることが出来ました。


続いて小長井でも特急の通過待ちがありました。


駅付近がカーブしているため無理やりこんな構図で撮ることが出来ましたw


↑肥前飯田駅でも特急との行き違いがありました。
この行き違いの連続という体験ももうすぐ見納めですね。


肥前鹿島でも停車時間がありました。
ここまで来ると特急列車が存続する区間となりますが、「かもめ」はもう見納めです。


なので乗車位置案内を撮っておきました。


白いかもめVer.


もちろん415系も撮ります。
肥前鹿島駅は電化設備が存続するため西九州新幹線開業後も電車の乗り入れは継続となりますが、415系の運用が残るかは分かりませんし、415系自体が置き換えが進むと言われていることを考えると望み薄と言えるでしょうし、やはり貴重な記録となりそうです。


終点の肥前山口駅に到着です。


肥前山口駅という駅名よりも江北町の方が大きくアピールされていますねw
実は肥前山口という駅名は駅が所在する字の名前から取られていて、江北町という地名は何故か無視されて付けられた経緯があり、江北町としては町名を知ってもらうきっかけにもなるとして長年江北駅に改名してほしいという要望を出し続けていたのですが、西九州新幹線開業というタイミングでついに実現することとなり、西九州新幹線開業後は江北駅として再出発することとなりました。
あと、余談ですが、当駅から肥前飯田駅までは7駅連続で「肥前」が付く駅名が続く「肥前シリーズ」として知られていましたが、当駅の改名で「肥前シリーズ」は6駅連続に減ってしまいました。
いっそ、日暮里舎人ライナーに江北駅があるという理由で肥前江北駅とでもしておけばよかったかも?w


よほど江北という地名をアピールしたいのかこんなポスターまでw
個人的には東京に住んでいることもあって江北駅と効くと日暮里舎人ライナーの方が浮かんでしまうんですけどねw


改札口です。
既に窓口営業は終了しているようでしたが、多くのファンが出入りしていました。
最後に肥前山口という駅名を記録したい人や、名残に入場券を買う人などもいました。
記念入場券も発売されるそうですが、この日はまだ発売日の前だったため私は普通の入場券を買うことにしました。


↑ここで特急の通過です。
駅名こそ変われど、特急の運行は続く区間ではありますが、流れでつい貴重だと思って撮りましたw


それでは長崎本線の鳥栖行きに乗り継いで宿がある佐賀までラストスパートです。


宿泊地の佐賀に到着です。
県庁所在地であり、佐賀県内最大の都市ですからホテルが多いというのもありますし、翌朝乗車するのが佐賀発長崎行きの普通列車なのでここに宿泊した方が便利だという理由もありました。


県庁所在地だけあってホームはなかなか広いです。


何故か福岡県にある大川の看板がありましたが、かつて国鉄佐賀線で結ばれていましたし、今も路線バスで往来できるためですかね。


コンコースです。


佐賀駅としては西九州新幹線の恩恵はほとんどないわけですが、特急「かもめ」が引退するということでこんなパネルがありました。
まあ、佐賀駅からの利用者の大半が博多方面へ向かう人でしょうし、名前が「リレーかもめ」に変わるだけだったりしますけどねw

というわけでこれにて2日目の活動は終了です。
佐賀駅の中にあったお店で夕飯を頂いたのですが特に名物とかではなかったので紹介はなしでホテルへチェックインしたところで記事は区切りたいと思います。
3日目以降は別記事として追ってレポートしたいと思いますので公開までしばらくお待ち下さい。

つづく

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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