青春18きっぷで行く九州遠征(5日目/鹿児島空港~枕崎線)

4泊5日で実施した九州遠征の5日目(最終日)です。
なお、1日目2日目3日目4日目をご覧になっていない方は、そちらから先にご覧になることをおすすめします。

本日の行程

最終日となる今日は昨晩宿泊した熊本からスタートし、青春18きっぷで鹿児島本線を南下、新八代駅から九州新幹線で川内駅までワープ、川内駅からは更に鹿児島本線を南下して鹿児島中央駅まで向かいます。
小休止の後、指宿枕崎線に乗り換えて枕崎を目指します。
枕崎からは鹿児島交通が運行する鹿児島空港~枕崎線で鹿児島空港へ向かったら空路で帰路に就きます。
メインは2025年3月末で運行が終了する鹿児島空港~枕崎線に乗ることであり、枕崎までは移動パートともいえますね。

18きっぷで鹿児島を目指す

それでは本編スタートです。


まずは821系に揺られて新八代へ向かいます。


新八代に到着です。


在来線と新幹線の接続駅ですが、在来線部分は相対式2面2線とシンプルな構造です。
2011年までは九州新幹線の暫定的な終点となっており、当駅で博多方面の特急「リレーつばめ」と接続する駅となっており、「リレーつばめ」は新幹線と対面乗り換えが出来る専用ホームに発着していました。


この停止位置目標は肥薩おれんじ鉄道の列車用ですかね。
肥薩おれんじ鉄道は隣の八代駅が始発ですが、一部の列車が当駅まで乗り入れています。


跨線橋から見下ろす構内
新幹線と十の字に交差する構造となっています。


改札口を出ました。


自由通路の内部です。


構内です。
在来線部分より活気がありますが、新幹線の利用者がメインなんですかね。


熊本県内の駅ということで「くまモン」が鎮座していました。


駅前に出ました。


それにしても駅前には自転車やら原付やらが大量に停まっていました。
こうしてみると案外地元利用者も多いんですかね。


駅前にあった幟は道路の整備を訴える内容でした。


駅舎です。
九州新幹線の暫定開業時に開業した駅なので、既に20年近く経っていることになりますが、外観はいかにも整備新幹線の駅らしい見た目です。


駅前に停まっていたこの高速バスですが・・・


「B&Sみやざき号」というバスで、新八代駅~宮崎間を結ぶ高速バスです。
九州新幹線全通に合わせて運行開始した路線であり、九州新幹線と接続して福岡市と宮崎市を結ぶ役割を担っています。
鉄道だけで行く場合は九州新幹線と「きりしま」を乗り継ぐのが最速ルートですが、新八代駅で新幹線と「B&Sみやざき号」を乗り継ぐルートが陸路では最速となります。
飛行機を利用すれば45分ほどのフライトであり、福岡空港も宮崎空港も市街地とのアクセスがいいこともあって空港への移動や搭乗手続きを入れても2時間程度で移動できると思われますが、費用的には新幹線+高速バスの倍くらいかかるようです。


それでは新幹線の乗り場に移動します。
ここからはいわゆる「ワープ」をするわけですが、八代~川内間を走る肥薩おれんじ鉄道を利用しても新幹線を利用しても1000円くらいしか価格差がなかったので、今回は新幹線に課金です。
JRだけで熊本と鹿児島を往来するルートとしては肥薩線経由がありますが、2020年の豪雨被害以来、八代~吉松間の運休が続いており、代替輸送も八代~葉木間と一勝地~人吉間に代行タクシーが出ているだけで、葉木~一勝地間と人吉~吉松間には代替輸送すら行われていないため、18きっぷだけで鹿児島県へ入れるルートは日豊本線経由のみとなってしまっています。


この「天險若夷」と「引重致遠」という言葉は肥薩線の矢岳第一トンネルの坑門に掲げられている扁額に書かれた言葉であり、それぞれ山縣伊三郎氏と後藤新平氏の揮毫です。
両氏の名前はかつて肥薩線を走っていた観光列車「いさぶろう」「しんぺい」の由来でもありますね。


新幹線のコンコースです。


ホームです。
現在は相対式2面2線ですが、2011年以前の九州新幹線暫定開業時は新幹線と在来線が1線ずつの構造であり、前述の通り新幹線と特急の対面乗り換えが行われていました。


この合流してくる単線の線路がかつて「リレーつばめ」が使っていた線路であり、現在は保線作業の基地として使われているようです。
また、「リレーつばめ」の廃止後しばらくはフリーゲージトレインの実験線として使われたこともありました。


この12番線は暫定開業時から存在する乗り場で、向かい側にある11番線は全線開業に合わせて供用開始されました。


ここで駅名標です。
JR九州では九州新幹線には専用のデザインの駅名標を導入しており、青を貴重としたデザインになっています。
ただし、西九州新幹線については在来線と共通のデザインになっていたりします。


エレベーターは真っ赤に塗られていてポップな印象です。


エスカレーターは普通ですね。


かつてはここに「リレーつばめ」が発着していたんですね。
「リレーつばめ」には何度も乗ったことがあり、この駅での乗り換えも何度も経験していますが、いつも2~3分程度の乗り換えだったため、ろくにホーム上を撮っておらず、せめて787系800系の並びみたいな写真くらいは撮っておけばよかったなと後悔していたり・・・


それではN700系に乗って川内へ向かいます。
肥薩おれんじ鉄道だと2時間半ほどかかるところ、新幹線は30分程度で付いてしまうので、倍どころの騒ぎではない差ですよね。
各駅停車と新幹線を比べること自体ナンセンスでもありますが、肥薩おれんじ鉄道に移管された区間の旧鹿児島本線は海沿いに進むカーブの多い区間が多く、特に速達化の必要が高いと判断されて、九州新幹線は新八代~鹿児島中央間での暫定開業になった経緯もあります。


そして川内に到着です。
どうせならこのまま新幹線で鹿児島中央まで行きたくなってしまいますが、せっかくの18きっぷなので、使えるところはしっかり使っていきましょう。
新幹線だと1区間ではありますが、この1区間で昼食代+αくらいの差額がありますしね。

あと、川内は「せんだい」と読みますが、知らないと読めない難読駅名の1つでしょう。
「艦これ」をやっている方ならば軽巡洋艦「川内」で知っている方も多いでしょうがw


縦型
平仮名だと東北の仙台と同じ読みであり、今はどちらも新幹線が乗り入れますから紛らわしいかもしれませんね。
例えば東京駅のみどりの窓口で「”せんだい”まで」と言われた場合、大抵は東北の仙台を連想するでしょうが、こちらの川内である可能性もなくはないですからねw


ホームは相対式2面2線とシンプルな構造です。
整備新幹線として建設された新幹線では、主要駅以外の中間駅としてスタンダードな構造でもありますね。
暫定開業時は1日1往復が通過する以外は全列車が停車していましたが、現在は「みずほ」は原則として通過となっています。


木製のベンチは1人あたりのスペースを明確にするためか波打った座面になっていました。


コンコースです。


改札を出ました。


太鼓が展示されていました。


周辺の地形を再現したオブジェがありました。
こちらは甑島列島ですが、川内からも高速船が出ています。


高速船の運行情報も掲示されていました。


自由通路です。


こんな派手なテーブルがありました。
普通に座っている人もいたので休憩用なんでしょうが、アート作品に見えて座るのを躊躇してしまいます。


自由通路から見下ろす構内です。
貨物駅も併設されており、コンテナが並ぶ光景も見られます。


駅前への通路には大きな注連縄が展示されていました。


駅前へ出ようとしたらスルーは出来ない幟がw
決してふざけたネーミングではなく、鹿児島県内では古くから「しんこだんご」として親しまれているお団子なんだとか。
それを薩摩川内市ではこう呼ぶそうで、知らない人から見たらびっくりしてしまう名前ですよね。

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↑通販でも買えるみたいなので興味がある方はぜひ!


駅舎だけ見たら戻ります。


それでは在来線の乗り場に行きます。
在来線側はICカード用簡易改札機のみで、紙の乗車券の人は駅員さんに見せる昔ながらのスタイルです。


このタイプの発車標はJR九州の比較的小さな駅にある印象ですね。


ホームへ行くと817系が停車していました。
これに乗って鹿児島中央まで行きます。

新幹線だとわずか12分で行ける道のりですが、在来線だと50分ほどかかります。
この圧倒的な速達性により、新幹線開業以来川内駅の利用者数は増えており、川内から鹿児島市内へ新幹線通勤をする人も一定数いるようです。


鹿児島中央へ到着しました。
思えば、1日目に東京を出発してから、3・4日目の寄り道を経て18きっぷでついに鉄道だけで行ける最南端の鹿児島県までやってきましたね。(新八代~川内間は新幹線でワープしましたがw)
18きっぷでの旅は数え切れないほどしてきましたが、これだけ長距離移動したのは初めてだと思います。


駅名標も撮っておきましょう。


コンコースには「ピクミントレイン」の顔出しパネルがありました。
熊本でも見ましたが、九州各地にあるようですね。


ダイヤ改正に合わせて新設される仙巌園駅の開業までのカウントダウンがありました。
そういえば、仙巌園って鹿児島市内でも有名な観光地の1つであり、線路沿いにあるのに今まで駅がなかったのが不思議なくらいですよね。


あと、卒業シーズンということでこんな粋なメッセージがありました。
こういうのって自分の学生時代を思い出すことも含めて涙腺が緩んでしまいます。


それではここでお昼ごはんです。
駅の近くにある「豚とろ」に伺いました。


希少部位の「豚トロ」を使った鹿児島ラーメンです。
鹿児島を訪れたら外せない1杯ですよ。

指宿枕崎線で枕崎へ

お昼ごはんの小休止を挟み、ここからは指宿枕崎線に乗って枕崎を目指します。
鹿児島市内から枕崎へ行くには、路線バスの方が早かったりしますが、青春18きっぷを最後まで活用するのと、指宿枕崎線では車窓動画をまだ撮影していなかったのでそれも込みで指宿枕崎線を利用しました。
なお、指宿枕崎線については以前乗車した際の記事で解説しているので、今回は解説を割愛します。


ふと発車標を見ると「指宿のたまて箱」が出ていました。
指宿枕崎線を走る観光列車ですが、これも以前に乗車していてレポートもしていますので、興味がありましたらぜひご覧下さい。


ホームへ行くと既に列車がいました。
キハ40系でもリバイバル国鉄色ですね!


これは行先表示、いわゆるサボですが、窓枠に付いているのは珍しいですね。
交換作業の様子も見られたのですが、これだと車内から交換作業が出来るメリットがあるようです。


反対側は九州色でした。


↑結局、このキハ40系は回送として引き上げるようです。


↑そして、「指宿のたまて箱」がやってきました


写真でも撮ります。
あとは列に並びつつ待ちます。
前回指宿枕崎線に乗った時に結構混み合っていた記憶があるのと、車窓を撮るとなると海側のできればボックス席を確保したいということで早めに並ぶことにしたのです。


↑そして私が乗る枕崎行きが入線です。
結局、先ほどとは別の編成がやってきました。


↑無事に窓際を確保できましたので車窓をどうぞ

そして、発車です。
思っていたよりは空いていましたが、それでも早めに並んでいなかったら窓際は厳しかったと思います。


鹿児島市街を抜けると錦江湾の景色が広がります。
生憎の曇り空ですが、雨よりは全然いいですね。


長渕剛さんゆかりの地の宮ヶ浜です。


長渕剛さんの詩の石碑もあります。


指宿に到着です。
当駅までの列車が多く、ここから先は一気に本数が減ります。
利用者もここでだいぶ降りていき、すっかりローカル線という雰囲気に変貌していきます。


車窓において錦江湾に次ぐハイライトと言える開聞岳です。
が、生憎雲隠れしていましたw


JR線として、及び普通鉄道として日本最南端の駅となる西大山駅では数分ですが停車時間がありました。
ホームへ出て記念撮影するための時間なわけですが、多くの人がホームへ出て撮影していました。

ここで降りる人も多く、いよいよ車内の乗客は片手で数えられる程度になってきました。
時々地元の人と思われる人が乗ってきたりもしますが、それでもかなり閑散としている印象でした。
今のところは具体的な存廃問題は浮上していないようですが、将来が心配な区間ではあります。


枕崎に到着!


このゲートが私にとっては旅のゴールゲートのようでもありますが、ここから乗る鹿児島空港行きバスが本命ですからねw


駅前では記念撮影する人の姿もありました。
やっぱりJR線として日本最南端ということもあって旅行者にも一定の人気を持っているようですね。

それではここからは鹿児島交通の鹿児島空港~枕崎線に乗車していきます。

鹿児島交通 枕崎→鹿児島空港

ここからは鹿児島交通が運行する枕崎~鹿児島空港間のバスに乗車していきます。
そういえば、今回の遠征では唯一のバスということになりますね。

まずは解説ですが、この枕崎~鹿児島空港の路線はいわゆる空港連絡バスであり、鹿児島交通によって運行されています。
この路線は1日4往復が設定されており、枕崎だけでなく上津貫、内山田下、加世田、金峰支所前、東本町、藤元農協前にも停車し、枕崎市だけでなく、南さつま市、日置市と鹿児島空港を結ぶ役割も持っています。
空港連絡バスということでクローズドドアシステムを採用しており、空港行きは乗車のみ、枕崎行きは降車のみとなっています。
運賃は2500円で、枕崎~鹿児島空港間を1時間45分程度で結んでいました。

しかし、2025年3月末をもってこの路線は廃止されることとなり、以後は枕崎と鹿児島空港を往来するには鹿児島市内での乗り継ぎが必要になってしまいました。
乗り継ぎルートだと3時間ほどかかるようなので、1時間以上の所要時間増となってしまっていますね。

それではレポート本編に戻ります。


駅前には鹿児島交通の車庫があります。


こちらが乗り場です。
空港行きの時刻表は大きく掲げられていますが、今のところ廃止に関連する掲示はないようです。
一応「※2025年3月末迄の時刻です」という注釈は付いていますが、これだと単に時刻が変わるだけとも解釈できますよね。


バスがやってきました。
運賃は先払いであり、かつ現金オンリーなのですが、枕崎には窓口もあって乗車券を買うことも出来るようです。
が・・・私が訪れた時は営業時間外であり、結局は車内で支払うことになりましたw

それでは乗車です。
最前列に並んでいたこともあり、最前列座席に座れると思っていたのですが、どうやら最前列席は荷物置き場になっているようで座れなくなっていました。
これでは前面展望は厳しいな・・・と思うも、最前列席の背もたれの隙間からなんとか撮れそうだったので画角が厳しいですが、一応撮りました。


↑というわけで前面展望です。

結局、枕崎からの乗車は4~5名程度で出発です。


しばらくは枕崎市内を進みます。


国道270号に入り、田園風景に変わっていきます。

ちなみに、ここから先、金峰町あたりまでは、かつて存在した鹿児島交通枕崎線という鉄道に並行して走るルートであり、上津貫や内山田、加世田などはかつて駅があった場所でもあります。


軽い峠越えをしつつ、枕崎市から南さつま市へ入っていきます。

そして、集落が出てくると津貫地区であり、上津貫に停車しますが、ここでの乗車はなく時間調整のみでした。
続いて内山田下も通過して南さつま市(旧加世田市)の市街地に入っていきます。


加世田の市街地です。
意外と通行量があり、活気を感じる雰囲気でした。


加世田に到着です。
ここはかつての加世田駅の跡に設けられたバスターミナルとなっており、鹿児島交通枕崎線の車両が保存されていたりします。
この写真にもSLが写っていますね。


機関車の後ろ側に回り込んで乗り場に停車です。
ここからの乗車も多く、10名程度は乗ってきたようです。
加世田は鉄道がない街にしては大きい街となるようで、バスの需要も枕崎よりも加世田の方が多いくらいに感じました。


加世田を過ぎると再び国道270号を北上します。
この国道を進むと串木野に至りますが、かつての鹿児島交通枕崎線は伊集院駅へ向かっていました。
鹿児島交通枕崎線の流れを汲む路線バスも伊集院~枕崎間で運行されています。


引き続き南さつま市ですが、旧金峰町を進みます。
バスは金峰支所前に立ち寄ります。
なお、鹿児島交通枕崎線も旧金峰町内に駅を設けていましたが、金峰駅というのはなかったようです。


堀川を渡ります。


中原交差点で国道270号を外れて県道22号谷山伊作線に曲がっていきます。
この県道は南さつま市や日置市と谷山ICを短絡するルートとなっており、主要地方道にも認定されています。
この中原交差点は日置市であり、旧吹上町の中心に当たるようです。
バスはここで東本町というバス停に差し掛かります。
正直バス停名から場所がイマイチ分からない名前ですが、観光地というわけでもないし、地元民が分かればいいという感じでしょうかw


県道22号を進みます。
よくある地方の県道という感じの姿ですが、かといって特別狭かったり険しいわけでもなく、特に通行に支障がある感じでもありません。

途中で藤元農協前にも停車して、これで途中の停車バス停は終わりで、あとは鹿児島空港まで一直線です。


道は徐々に左右にカーブする山道になってきました。


焼酎のオブジェがありました。
流石は薩摩焼酎で有名な鹿児島です。


登坂車線が出てくると本格的に峠道という感じがしますね。
これから伊作峠を越えていきますが、意外にもトンネルはなく、かといってヘアピンカーブがあるわけでもない、ワインディングロードという感じでした。


でも、結構左右に振られるような乗り心地になるので乗り物酔いに弱い方は要注意ですね。


峠を越えて今度は下りに転じます。


山を降りていくと眼前には桜島が広がります。
雲隠れしてしまっていますが、峠越えを終えた旅人へのご褒美とも言える景色ですね。


谷山ICからは指宿スカイラインに入ります。
スカイラインというと観光道路というイメージですが、指宿スカイラインは4車線で整備された自動車専用道路であり、高速道路にも匹敵する道路です。

ちなみに、枕崎・加世田と鹿児島市内を結ぶ特急バス「リレー号」というのもありまして、それも指宿スカイラインを通ります。
以前の活動で「リレー号」には乗りましたね。
一方で、一般の路線バスもあり、そちらは指宿スカイラインには入らず、全区間一般道経由で鹿児島市内まで行きます。


いよいよ指宿スカイラインの本線に合流します。
ここまでずっと一般道だったので鬱憤を晴らすように一気に加速していきます。


このように実質高速道路と言ってもいい道路ですが、70km/h制限なんですねw


料金所を通過します。
既に鹿児島市内に入っており、周囲は住宅地でした。


もうすぐ鹿児島ICです。
指宿スカイラインとしては終点ですが、そのまま九州自動車道に直結しており、空港行きはそのまま直進します。
一方、「リレー号」など鹿児島市内行きのバスはここで降りて、鹿児島東西幹線道路を進みます。


九州自動車道に入りました。


本線料金所を通過します。


ここから先は山に入るようになり、高速道路といえどもカーブが多くなります。
姶良市に入るまでこんな感じですが、鹿児島市~姶良市間の国道10号や日豊本線は海沿いを走っており、九州道だけが内陸に進路を取っています。


山を越えて姶良市の市街地に入りました。
遠目にですが海が見えますね。


加治木ジャンクションでは東九州道と分岐ですが、バスは引き続き九州自動車道を進みます。


溝辺鹿児島空港ICで高速道路を降ります。


料金所を通過して一般道へ


一般道を出ると大きな道路へ出ます。
空港への連絡道路だけに立派に整備されていますね。


空港へ向かう右折は2車線を右折レーンに割り当てるほどでした。
この道路の交通量の大半が空港関係なんでしょうね。


空港が見えてきました!


バス乗り場に到着!


降りたらバスも撮ります。
田舎道から山道、そして高速道路と変化に富んだ経路はなかなか面白かったですね。

これにて活動終了ですが・・・

鹿児島空港にて

実は予約した飛行機は20時過ぎであり、3時間以上も時間があるんですよね。
これは空港行きバスの最終が私が乗ってきた便であり、飛行機の方はその時間の便が安かったという理由ですが、鹿児島空港でこんなに時間があるのは初めてなので空港を見学しつつ時間を潰そうと思います。


まずやってきたのは展望デッキです。
大抵の空港にはあると思いますが、発着する飛行機を見るのも良い暇つぶしになると思ってやってきました。


全日空


ソラシドエアですが、「ナッシージェット」でした。


日本航空


離陸の瞬間


離陸後


ピーチ

動画もまとめてご紹介します。


↑全日空機の離陸


↑JAL機の着陸


↑ピーチ機の離陸


↑全日空機の離陸


↑最後にソラシドエア「ナッシージェット」


出発案内です。
搭乗するのは20時15分発のソラシドエアの便ですが、まだまだ時間がありますね。


ターミナル内を彷徨っているとこんな場所を発見!
これは面白そうだと見学していくことにしました。


内部はこんな感じ
正直、空港内のコーナーの1つにしておくにはもったいないほど充実した内容ですね。


旅客機だけでなく軍用機も展示されているんですね。


空港内の車両についての展示


飛行機のタイヤも展示されていました。
パネルや模型だけでなく実物も展示されているとは、本当に空港内に併設されている施設とは思えないですね。


垂直尾翼や


エンジンのブレードなんかもありました。


この物体は・・・


フライトシミュレーターでした。


これもフライトシミュレーターのようです。
流石にシミュレーターは有料のようですが、これだけの展示をタダで見せてくれるんだから十分ですね。


飛行機の胴体部分も展示されていました。


中にも入れるようです。


内部です。
小型機ということでちょっと窮屈な印象でした。
サイズ感としてはバスに近いですかね。


一番印象に残ったのがこちら!
通称「パタパタ」とも呼ばれる「反転フラップ式案内表示機」です。


内容を見ると静岡や神戸など比較的新しい空港があったり、ジェットスター、ピーチ、FDAなど比較的新しい航空会社もあったりする一方で・・・


既に存在しない航空会社もあったりと、面白いですね。

先程の説明文によると2014年まで使用されていたようなので、静岡空港、神戸空港やLCCといったものもギリギリ登場していたようです。
更にはこのパタパタ、動くようなので、動く様子を見届けてから立ち去るとしましょう。


↑というわけで動く様子をどうぞ


いい感じに時間も潰れたので夕食です。
ターミナル内にある「山形屋食堂」にて「とんかつ川久」を注文しました。
「とんかつ川久」というのは鹿児島市内にあるとんかつのお店で、過去に訪れたこともあるのですが、この川久を運営する瀬戸口精肉店は、実は山形屋の中にあるお店でして、その縁で山形屋食堂でも川久のメニューが提供されているようです。

まさか空港で食べられるとは思っていなかったので嬉しい誤算でしたね。
あと、焼酎も飲んでしまいましたw

それではあとは保安検査を済ませ、搭乗の時を待ちます。
定刻通り搭乗でき、出発も定刻通りでした。


↑着陸時の機窓を撮ってみました。


羽田空港に到着!
向かいにはエア・ドゥの機体がいましたが、ポケモンの塗装ですね。


羽田空港到着後に乗ってきた機体を撮りました。

といったところで、4泊5日に及んだ九州遠征もこれにて終了です。
18きっぷで苦労して移動した距離を、たったの1~2時間で来てしまうんだから、飛行機は速いなぁと実感しつつ帰路に就きました。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。
次回ですが、首都圏での単発ネタでお会いしましょう。

それでは!

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つばめ501号(管理人) について

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