今回は青春18きっぷを利用して4泊5日で東北地方を旅しました。
5日間ということで5日間用を使い切る計画ですね。
活動の趣旨としては車両故障による「つばさ」の減便をカバーする目的で設定された山形線の福島~米沢間の臨時快速に乗ること、「リゾートしらかみ」に乗ること、運行が再開されて間もない奥羽本線の新庄~院内間に乗ることの3つがあり、これを4泊5日かけて達成していきます。
が、実はそれだけでなくて最終日にはあるおまけもありました。
本日の行程
まずは初日となる本日の行程の説明からですが、初日は山形線の臨時快速が出る福島までの移動という1日であり、いくら普通列車限定の18きっぷでもこの距離だったら割と余裕があるため、いくつか寄り道があります。
1つは宇都宮に立ち寄って餃子を食べること、もう1つは小金井→宇都宮間のE131系の運用に乗車することであり、寄り道をしてもなお昼頃の出発で間に合うほどゆったりとしたものになりました。
宇都宮にて
道中は乗り慣れたE231系でしたのでばっさりカットして、いきなり宇都宮からレポート開始です。
何度も訪れている宇都宮駅ですが、宇都宮線140周年のロゴが付いているので、これは初見でした。
↑ここで貨物列車の通過です。
コンコースには子供たちが描いたであろうアートが展示されていました。
今やいろんなご当地キャラがいますが、とうとう餃子と犬が融合してしまいましたw
栃木県はいちごの名産地の1つということで、いちごのブースもありました。
ヘッドマークや方向幕ですが、「いちご」という列車は実在しませんねw
ちなみに、和歌山電鉄では「いちご電車」という愛称の車両を運行していたりはします。
駅前に出ましたが駅舎は塗装でもしているのか囲いがつけられていました。
宇都宮の隠れた名所といえる「餃子の像」です。
ちなみに、元々は別の場所に設置されていましたが、東口の再開発に伴い移転された経緯がありまして、その移転の際に破損してしまったという悲劇もありました。
といったところで、そろそろ頂くとしましょう。
というわけで宇都宮餃子です。
今回は宇都宮餃子館の食べ比べセットにしました。
見た目では分かりづらいですが、色んな味の餃子が1つずつ入っています。
食後は腹ごなしも兼ねてライトレールを見に行くことにしました。
過去に何度か乗車していますが、駅前で出来る暇つぶしとしてはうってつけなんですよね。
なお、今回は撮影だけで乗車はしません。
記念撮影用のオブジェがありましたが、色のチョイスがライトレールに寄せていますねw
それにしても、やっぱり宇都宮ライトレールって車体が大きくて存在感がありますね。
↑動画もどうぞ
バスと並走・・・もとい被られてますw
↑もう1本撮ったら撤収です。
最後にこの看板ですが、これはJRバス関東が運行する水都西線の案内です。
実はこの路線、2025年9月での廃止が決まっており、過去に乗車したことがあるものの、最後にもう1回乗ろうかどうか悩んでいるところだったりします。
実はこの活動の一部として組み込むことも可能だったんですが、朝から生憎の雨だったこともあってそれは断念しました。
まだ廃止までは1ヶ月ほど余裕があるので、もしかしたらなんだかんだで乗り直しに行くかもしれませんがw
といったところで宇都宮での滞在は終わりで、一旦小金井へ引き返します。
小金井にて
というわけで少し引き返して小金井です。
目的は当駅始発黒磯行きのE131系に乗車することであり、せっかく行くならば少し早めに移動して駅も見ていこうと思います。
https://youtu.be/SxTzVfiboJQ
↑乗ってきた列車の発車シーンです。
ホームは島式2面4線となっていますが、これは併設する小山車両センターからの出入庫があり、当駅始発・終着の列車も数多く設定されているためです。
その他でも当駅で付属編成を分割併合する運用もあります。
駅名標です。
前述の通り、小山車両センターの最寄りであり列車の行先として目にする機会も多いため、知名度は高い駅だと思いますが、実際に行ったことがある人は少ないのでは?
その他、都内だと武蔵小金井駅がある小金井市の方が知名度が高いかもしれませんね。
余談ですが、現在の所在地は下野市ですが、歴史を辿っていけば小金井村という自治体だった時期があり、更に遡ると日光街道・奥州街道の小金井宿に由来する地名となります。
発車標です。
上野東京ライン・湘南新宿ラインが出来てから熱海行きも普通に見られるようになりましたので、行先のバリエーションも豊富ですね。
駅スタンプの隣には「カンピくん」なるキャラクターがいました。
道の駅しもつけのイメージキャラクターとして誕生したそうで、かんぴょうの原料である瓠(ふくべ)をモチーフにしているんだとか。
改札口です。
自動改札機が設置されており、関東近郊の駅としてよくある雰囲気でしょうか。
なお、みどりの窓口は閉鎖されており、時間帯によっては駅員不在となることもあり、その場合は遠隔対応になるようです。
こちらは遠隔対応用のインターホンです。
しかし、結構これを利用する人は多く、高齢者を中心に券売機だけだと不便という人も少なくなさそうでした。
合理化も大事ですが、当駅の利用実態ならば終日駅員配置というわけにはいかないんですかね。
まずは西口へ出てきました。
駅の真横を東北新幹線が横切っており、駅を出ると新幹線の高架下に出てくることになります。
こんな看板がありました。
国分寺という地名が案内されていますが、実は下野市になる以前は国分寺町という町でした。
駅前広場から見ても新幹線の存在感が大きいですね。
小山~宇都宮間の各駅は大体は東北新幹線沿いにあるので、駅前の風景も似たようなものになりがちですね。
入口部分です。
こうしてみると高架下にすっぽりと駅舎が収まっていますね。
駅前にはSLの動輪が保存されていました。
当地も鉄道と縁の深い土地ですしね。
平和の礎という碑がありましたが、戦時中の1945年7月28日に当駅付近で東北本線の列車が米軍の機銃掃射を受け30名あまりが死亡したという出来事があり、その犠牲者を追悼する石碑ということのようです。
駅前にバス停がありました。
書いてあるとおりですが、これは小山市のコミュニティバスであり、この1路線が当駅に乗り入れるバスの全てです。
地元の下野市ではなくて小山市のコミュニティバスなのは、当駅から数百メートルも行けば小山市に入るという場所になるため、小山市内でも小山駅よりも当駅の方が便利という地区もあるんでしょうね。
東口を出るとすぐに駐輪場に直結しているようです。
駐車場もあって、このあたりでは駅まで自転車や自動車でアクセスするのが主流なんでしょう。
前述の通り、路線バスは小山市コミュニティバスが1路線だけですし、駅から遠いと車無しでの生活は厳しそうですね。
駅前の公衆トイレには桜の花の意匠が施されていました。
このあたりでは桜が有名なんでしょうか?
少し引いて全景です。
こちら側には出入り口だけがあり、駅舎自体は向こう側にあります。
といったところで、小金井駅はこれくらいで、ここからはE131系に乗って移動です。
E131系で黒磯へ
それではここからはE131系に乗って黒磯へ向かいます。
まずはこの運用についての解説ですが、そもそもE131系は宇都宮~黒磯間や日光線を中心に運用される車両であり、宇都宮以南はE231系やE233系が主力です。
しかし、E131系も小山車両センターに所属している関係もあって、当駅始発や当駅止まりの運用が設定される場合があり、今回乗車する小金井発黒磯行きもその1つです。
小山始発黒磯行きというのもありますが、それは朝早すぎて乗れないので、今回は小金井始発で妥協です。
以前は上野東京ラインとして黒磯発着の運用があり、宇都宮駅をまたぐ普通列車もそこそこあったんですが、上野東京ラインが宇都宮以北への乗り入れを終了してからは、こうした出入庫に関連する運用に限られるようになりました。
ちなみに、E131系が投入される以前は205系が活躍していましたが、205系での小金井発黒磯行きというのも存在しており、それにも乗ったことがあります。
それでは発車標です。
当駅で黒磯行きの表示が見られるのは1日2回だけとなり、なかなかのレア表示です。
なお、同じように出入庫に関する運用として当駅始発宇都宮経由日光行きというのもありますが、それも当駅6時02分発なので乗車難易度はかなり高いです。
ホーム上の発車標です。
ラッシュ時対応に向けた運用ということなのか、2編成を併結した6両編成ですね。
それではあとはE131系の入線を待ちます。
https://youtu.be/rZIYLuGZdNE
↑そして、入線シーンです。
行先表示ですが、黒磯行き自体は宇都宮以北ならばいくらでも見られますねw
車内の案内表示です。
これなら途中駅も出るので小金井始発であることがわかりやすいですね。
そういえば、E231系もE233系も近郊型だと車内案内表示器はLED式のものなので、この区間でLCDの案内表示が見られるのはE131系の運用列車に限られますね。
そして大宮方面からの列車の接続を受けてから出発です。
乗り換え客はそこそこおり、15両から6両へと半分以下の輸送力に減ることもあってこの時間帯にしては混んでいるようでした。
ちなみに、この運用は元々回送で宇都宮へ向かって、そこから営業開始でしたが、前回のダイヤ改正より営業化され、その代わりに上野東京ラインの列車が小金井止まりになりました。
というわけで黒磯に到着!
え?いつの間にか6両が3両になってるって?w
実は、そのまま黒磯へ行っても新白河行きまで接続が悪い上、夕飯を食べようにも周囲に良さげな店がなかったこともあって、せっかくの直通でしたが宇都宮で途中下車して早めの夕飯を頂いてから後続列車で黒磯へ向かったのでした。
ここからはE531系に乗り換えです。
交流と直流が混在する区間なので、交直流電車であるE531系が活躍しますが、元々E531系は常磐線向けの車両であり、県境の閑散区間で使うには輸送力過剰なんですよね。
ここまで乗ってきたのが3両なのに、閑散区間が5両というのもおかしな話ですが、この区間のためだけに短編成が組める交直流電車を新規開発するのは割に合わないということなんでしょうか。
2両編成で走れる交直流電車といえばJR西日本の521系とかがありますが、JR東日本で導入したらどうなんでしょうかね。
ちなみに、以前は朝夕のみE531系で、日中はキハ110系が使われていました。
それではE531系に乗り換えです。
それにしても、黒磯駅では絶対対面乗り換えではないのですがなんでなんでしょうねw
ここから先は特にネタはなく、福島まで移動するだけなので、ダイジェストでお送りします。
新白河に到着!
ここからは郡山行きに乗り換えですが、微妙に待ち時間がありました。
そして、18キッパーなのか意外と利用者が多く、座れなくなることを懸念して写真すら撮らずに並んでいましたw
郡山についたら今度は福島行きに乗り換えです。
4~5年前くらいまでの東北本線って結構長距離直通の普通列車が多かったイメージなんですが、今は細切れの運用になっていて、18キッパーにとっては乗り換えが多くて不便ですね。
時刻は既に22時過ぎですが、下りでは藤田行きというのが1日3本だけの珍しい行先です。
といったところで、さっさとホテルへ向かいます。
こうして18きっぷ旅の1日目はこれにて終了です。
この日はほぼ移動のみという感じで、記事のボリュームも控えめになりましたね。
2日目以降は別記事として追ってレポートしますので、公開までしばらくお待ち下さい。
つづく
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