長野遠征の3日目です。
なお、1日目・2日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
3日目となる今日は昨晩宿泊した塩尻からスタートし、まずは特急「信州」で長野へ向かいます。
長野到着後は長野電鉄に乗車して信州中野駅へ向かったら、長電バスが運行する路線バス「永田・親川線」に乗車し終点の親川まで1往復します。
その後は適当に長電を乗り回して時間を潰し、今夜から夜行バスで移動して別の活動へ繋がっていきます。
基本的にはノープランですが、「ゆけむり」の展望席に乗ることは決めており、事前に指定席を予約してありました。
なので、長野遠征としては実質最終日ということも出来ますね。
特急「信州」
それでは本編スタートです。

というわけで早朝の塩尻駅前からスタートです。
既に日は昇っているとは言え、6時台なので十分早朝ですね。
まだ通勤客も少ないようですが、松本市内への通勤・通学はもう少し遅い時間帯がピークなのでしょう。

ホームへ向かうと既に入線していました。
E353系ならば「あずさ」で普通に見られるので入線シーンを撮るつもりはなく、ギリギリに駅へやってきたのでした。

行先表示はやっぱり「特急」だけでした。
方向幕と違ってデータの入れ替えはそれほど手間ではないと思うので、そろそろちゃんとした表示をしてあげてもいいと思いますけどねw

乗車位置案内ですが、長野駅同様に「臨時特急」でした。
まあ、世の中には毎日運転の臨時列車なんてものもありますけどねw
↑乗車したところで車内案内表示を撮りました。
↑ここで車窓も撮りました。
※1月10日公開予定なので、それ以前にご覧の方は公開までしばらくお待ち下さい。
そして発車ですが、この時点では2~3割程度の乗車率と言ったところでしょうか。
まだこれからどんどん増えていくと考えれば、昨晩よりかなり乗車率はいいと言えるでしょう。
ここでアナウンスがあり、この日は満席とのことです。
聞くところによると最近は朝の「信州」は満席が恒例になっているそうで、朝の通勤の足としてすっかり定着しているようです。
ですが、何度も言っているように「臨時特急」なんですけどねw

キャプチャでも紹介していきます。
貨物駅としても知られる南松本駅を通過します。

松本の市街地に入ってきましたが、霧が出ているようですね。
運行に影響が出ないことを祈りつつ進みます。
松本駅では予想通り大勢の乗車があり、この時点で席の大半が埋まりました。
この先、田沢と明科にも停車するわけですから、今残っている席もそこで埋まるのでしょう。
松本盆地を過ぎ山越えの車窓へと変化すると、田沢に停車です。
ここは「しなの」は停車しない、「信州」だけの停車駅ですが、それでもなかなかの人数が待っていました。

続いて明科駅です。
先程の田沢駅と並んで安曇野市に所在する駅ですが、ここからも長野市内へ通勤する人は多いんですね。

車窓はというとだいぶ長閑な雰囲気です。
おおよそ通勤ラッシュというものとは無縁そうな雰囲気ですが、車内のほとんどはサラリーマンであり、列記とした通勤列車です。

トンネルが連続する山岳地帯を越えて、いよいよ遠目に善光寺平(長野盆地)が見えてきました。
この先の姨捨駅付近からの車窓が、日本三大車窓と呼ばれる絶景です。
霧も晴れたようですし、絶景を堪能できそうです。

このあたりが日本三大車窓と呼ばれるあたりでしょうか。
美しい車窓というと海沿いとか川沿いが定番な気もしますが、山から見下ろす盆地という構図もまたいいものですね。
ちなみに、日本三大車窓のうち、残りの2つですが、根室本線の旧狩勝峠と、肥薩線の矢岳峠となっています。
根室本線については新線への切り替えにより該当区間は国鉄時代には廃止されていますし、切り替えられた新線でさえ廃線となってしまっています。
肥薩線については豪雨被害で運休が続いており、廃止が決まったわけではないものの、復旧への道筋はまだ明確ではありません。
なので、この篠ノ井線の姨捨山からの車窓が、唯一2025年現在、現役で乗車可能な路線と言えます。
それにしても、根室本線については完全に廃線となっているわけですし、そろそろ新日本三大車窓を決めてもいいのでは?と思ったりもしますね。
個人的に候補をあげるとすれば、瀬戸大橋線の瀬戸大橋を渡る区間や、五能線の海沿い区間などはいかがでしょうか?

日本三大車窓ということで、キャプチャだけでなく、写真でも撮りました。

善光寺平へ下ってきました。
長野自動車道の高架も見えますね。

日本三大車窓区間よりは高低差が小さくなりましたが、まだ善光寺平が見渡せます。

稲荷山駅では運転停車がありました。
対向の特急「しなの」を待ってからの発車となりました。
篠ノ井線って複線区間は松本以南だけであって、松本以北は全部単線なんですよね。
まあ、「しなの」の経路だとは言え1時間に1本程度の運行ですし、普通列車もやはり1時間に1本程度ですから、単線でも十分と言えるでしょう。

しなの鉄道線、及び北陸新幹線の線路が近寄ってきたら篠ノ井駅ですがここは通過です。
篠ノ井線の終点であり、ここからは信越本線となるわけですが、現在の実情を考えると篠ノ井線の一部に編入してしまった方がいいような気もしますね。
ここからはもう長野市内ですが、長野市って合併でかなり大きな面積になっているので、終点の長野駅まではまだ10kmほどあります。
昨日乗った鬼無里線の終点の鬼無里でさえ長野市内でしたからねw
ちなみに、1966年までは篠ノ井市という市であり、昭和の大合併で長野市の一部となったようです。

そして、終点の長野駅です。
塩尻からは1時間11分の乗車でした。
霧の影響もなく定刻通りの到着でした。
↑下車するとちょうどE127系が入ってきました。

もちろんE353系も撮ります。
昨日も撮りましたが、今度は明るい時間帯ですしね。
↑先に普通列車が発車するようです。
↑続いてE353系の引き上げです。
といったところで、「信州」編は以上となり、お次は長野電鉄です。
信州中野駅へ向かう
次の活動は長電バスの永田・親川線に乗るのですが、起点は信州中野駅なので、そこまでは長野電鉄に乗って移動します。
長野電鉄自体は過去にも乗ったことがありますが、結構ご無沙汰していたのと、前回までとは変わっている点もあるので、改めてレポートしたいと思います。

それでは長野電鉄の乗り場へ向かいます。
長野電鉄はJRと同じ長野駅に乗り入れていますが、長野電鉄は地下駅となっているため、このように階段を降りて乗り場へ向かいます。

すっかり綺麗に建て替えられたJRの駅舎に対して、長野電鉄の乗り場は未だに昭和の雰囲気が漂っており、改札口も昔ながらのラッチです。
ここで1日乗車券を購入します。
長野電鉄では土休日・平日ともに使えるフリーきっぷが発売されており、1日用が2070円、2日用が2580円となっていますが、注意が必要なのは12月~3月の間の冬季は発売されないということです。
この期間内は代替として「スノーモンキーパス」というものが発売されますが、こちらは2日用のみで1日用の設定がない他、一部路線バスも対象となっている代わり、4000円と少し割高になっています。
バスはいらないから純粋に乗り鉄目的でフリーきっぷを使いたいという人は冬季は避けるのが無難かもしれません。
また、嬉しい特典として、フリーきっぷには自由席特急券としての効力も含まれており、自由席であれば特急に乗っても特急券を追加する必要がありません。
ただし、一部時間帯に設定される指定席についてはフリーきっぷは乗車券のみ有効という形になるため、指定席券を別途購入する必要があります。

コインロッカーは長野電鉄のイラストになっていますが、個別指導塾の名前もあるのでスポンサーなんですかね?

昭和レトロな雰囲気に合わないLEDの発車標がありましたが、逆にレトロな駅が令和まで生き続けている証という感じがしていいと思います。

ホームへやってきました。
櫛形2面3線ホームとなっています。

待っていたのは「成田エクスプレス」!?
はい、実は元JR東日本の253系を譲り受け、2100系として運用しています。
JR東日本でも253系はまだ現役ですが、だいぶ姿も変わっているので、むしろ長野電鉄の方が原型を留めているというw

かつてJRロゴがあったと思われる部分には長野電鉄を示す”NER”の文字が刻まれていました。

特急列車に乗るには特急券がいりますよ的な案内ですが、全部英語で書いてあるあたり、いかにインバウンドが多いか伺えますね。

忘れちゃいけない駅名標
普通のタイプもありましたがホームと反対側の壁面にあったため列車停車中は撮れないというw

乗車するのはこちら
元東急8500系、現在も形式名そのままに8500系として活躍しています。
長野電鉄では他に元小田急10000形や元東京メトロ03系といった車両が活躍しており、さながら走る鉄道博物館状態になっており、特に首都圏の車両に思い入れのある方にとっては車両目当てで乗りに行くのも楽しいと思います。

行先表示ですが、表示が欠けていますね。
さすがにちょっとガタが来ているのでしょうか。
それではこの列車で信州中野へ向かいます。
せっかく特急にも乗れるフリーきっぷですが、普通列車で須坂より先まで行ったことがなかったため、普通列車で行くことにしました。

途中の小布施駅にはかつて活躍していた2000系が保存されています。

信州中野駅に到着!
ところで、東京都にある中野駅との区別で旧国名を冠しているのは分かるんですが、「信濃」ではなくて「信州」」なのが例外的ですよね。
JRでは信濃大町駅や信濃境駅のように、旧国名を付ける場合は「信濃」を使うのが定例であり、長野電鉄についても当駅以外は信濃吉田駅や信濃竹原駅のように、やはり「信濃」を使っています。
私鉄では「◯州」という表記を使う例もあるのですが、長野電鉄については同じ会社内で混在しているんですよね。
その理由は軽く調べた範囲では分かりませんでした。

ホームは相対式と島式の混合3面4線となかなか大きな駅です。
2002年までは木島方面へと分岐する駅でしたが、廃止後は単なる途中駅となっています。
しかし、現在でも普通列車の多くはここで系統分断されており、日常的な利用があるのは当駅までであり、当駅より湯田中方面は観光利用が中心となるなど、路線の性格が変わる駅とも言えます。

改札口を出ました。
やっぱり昔ながらのラッチスタイルですね。
あと、「彼女、お借りします」という作品ともコラボしているようです。

鉄道むすめもいました。
鉄道むすめの名前はモチーフ元の路線の駅名からとられるのが通例ですが、彼女の場合は朝陽駅と桜沢駅を由来としているようです。

あと、長野電鉄といえば、改札周辺にちょっとした売店を設置しているのも特徴ですね。
駅員さんが店員を兼ねることで低コストで売店を運営し、僅かでも増収につなげようということなんでしょうか。

それでは外へ出ます。
改札自体は1箇所だけですが、自由通路で東西両方にアクセスできます。
こちらは西側ですね。
駅前広場の写真は撮り忘れてしまったのですが、主に送迎マイカー向けの施設のようで、あまり活気はありませんでした。

こちらもちょっとした駐車場がありますが、バスターミナルの機能も持っており、こちらがメインの広場のようです。

駅舎に面してバス停がありますが、ローカル路線を中心に奥の方のスペースを発着するものもあるようです。

そして駅舎です。
小規模ながら駅ビルとなっており学習塾などが入っているようです。
ローカル線のお得意様は高校生ですし、駅構内に学習塾を作るのは需要にマッチしていると言えるでしょう。

駅前通りです。
交差点名は「中野駅前」となっていますが、旧国名を省略するのはあるあるですね。
それではここからは長電バス永田・親川線に乗っていきます。
長電バス永田・親川線
ここから乗車するのは長電バスが運行する永田・親川線です。
この路線は信州中野駅を起点として替佐駅を経由して親川までを運行する路線バスで、平日は1日6往復、土休日は1日3.5往復設定されています。
全線が中野市内で完結する路線ではありますが、千曲川を跨いで両岸の地区を連絡する他、JR飯山線と長野電鉄を短絡する役割も担っています。
そんな永田・親川線ですが、2026年3月での廃止という発表が出ています。
経緯としては2020年頃から廃止に向けた協議が始まっていたようで、補助金支給の基準も下回る利用状況だったことから廃止が決定的な状況だったものの、ちょうどコロナ禍の時期にあたり、コロナ禍によるバスの利用者減少という事情も加味して当面の間は補助金が継続されることとなったために今日まで運行が続いていました。
しかし、2025年10月以降は補助金が支給されない見通しとなり、かといって年度途中での廃止だと代替交通手段を確保するのが困難であることから、2026年3月までは中野市が赤字補てんをするという条件で運行を継続することとなり、2026年3月での廃止という話になったようです。
見方を変えればコロナ禍によって結果的に延命された路線とも言えますが、こうしてまたローカル路線が1つ消えるという事実に変わりはありません。
今回は信州中野駅から親川まで1往復乗車し、さよなら乗車としたいと思います。

ここから出るのは飯山駅や湯田中駅へ向かう路線がメインで、今回乗車する永田・親川線はここには停車しません。
ちなみに、飯山行きのうち木島経由についてはかつての木島線の廃止代替バスとなっています。

永田・親川線はこちらから出発です。
他にスノーモンキーパーク行きや立ヶ花駅行きもここから出るようですね。
ちなみに、この立ヶ花行きについてはかつては長野駅まで運行していた時代もあるようです。

乗り場はこちらです。
待機場所がそのまま乗り場にもなっているという感じでしょうか。

既にバスが停まっていました。
薄っすらですが親川行きの幕が出ているので、これが永田・親川線のバスになるのでしょう。
マニア席があるタイプのバスですし、これは昨日全滅した前面展望を楽しむことが出来そうです。
それでは乗車します。
そういえば、前回乗車した牟礼線のときはICカードが使えたので、長電バスではICカードが使えるものだと勝手に思っていたのですが、長電バスでICカードに対応しているのは長野市内発着の路線だけで、それ以外は現金のみとなるようです。
幸いにして小銭の手持ちがあったので良かったですが、両替機は新紙幣にも対応しておらず、小銭がなかったら困ってしまうところでした。
↑というわけで前面展望をどうぞ!
※1月11日公開予定なので、それ以前にご覧の方は公開までしばらくお待ち下さい。

キャプチャでも紹介していきます。
駅前通りを進んで信州中野駅を出ていきます。

市街地をぐるりと回って県道29号に入ると長野電鉄の線路と交差します。

県道21号を進みます。
周辺はよくある地方都市の郊外という雰囲気ですね。

安源寺交差点を右折し、県道505号へ入っていきます。
付近で北陸新幹線と交差していますが、新幹線はトンネルで通過なのでその姿は見えません。

千曲川の橋を過ぎるとすぐに県道を外れて細い道へ入っていきます。

踏切を過ぎるとすぐに上今井バス停です。
JR飯山線の上今井駅の近くですが、少し離れています。
駅前が狭いため、駅前までは乗り入れないのでしょう。

替佐駅のバス停は駅前通りの上にありました。
替佐駅については駅前ロータリーなどもないようですね。

すぐに左折して豊田文化センターの敷地へ入ります。
よくある敷地内へ乗り入れるだけのパターンかと思ったら、そのまま通り抜けて別の道路へ出てしまったのだから驚きました。
もちろん敷地内にバス停があるので、ただ通り抜けているだけではないのですが、路線バスが公道ではない敷地を通り抜けるなんてなかなか珍しいルート設定だと思います。
ただ、Googleマップで見てみると駐車場部分も道路として描かれているので、実際には駐車場部分も法的には道路として扱われているのかもしれません。

案内標識には飯山や十日町が出ていますが、このまま進むと国道117号へ合流しており、国道117号で飯山や十日町へアクセスできます。
おおむねJR飯山線と並行するルートというわけですね。

左折したと思ったらすぐにバックして方向転換しました。
ここは「高野辰之記念館」で、永田・親川線の沿線では唯一の観光スポットと言えそうです。

すぐに左折します。
特に道路名の注記がなかったため詳細不明ですが、恐らく市道を通っていきます。
あとは親川まで一本道となります。

あとは細かなカーブで高度を上げていきます。
途中から県道96号に合流する形になっており、そのまま進むと野尻湖の方へ至る道路のようです。
紅葉も色づいていますね。

そして、終点の親川バス停です。
道路の途中に唐突に終点があるというのがいかにもローカルバスらしいです。
ここまで乗り通したのは私だけでしたが、道中での乗降は若干あり、累計の利用者数は7~8名はいたと思います。
通学需要がない日中でこれなら十分な気もしますが、これでも補助金支給の基準は満たせないんですね。

こちらが親川バス停です。
県道脇のスペースに収まっていて、絵に書いたような田舎のバス停という雰囲気でしょうか。

県道から見るとこんな感じです。
見通しの悪いカーブでバックして方向転換するので、やや危険な感じもしますが、交通量はそれほどではないですし、田舎ゆえのゆるさということでしょうか。

待合室ですが、年季が入りすぎているくらい入りまくっています。
農機具小屋と言われても納得してしまいそうですが、これがバス停の待合室のようです。

こんな横断幕が掲げられていますが、廃止が決まってしまった今となっては虚しさしかありません。
ここ以外のバス停にも同じ内容の横断幕が掲げられていたので、地元の路線存続への熱意はあるように感じられましたが、中野市としてもこの路線だけ特別扱いして独自に赤字補てんして維持するというのも難しいでしょうし、せめて、なるべく今と変わらない本数で代替のコミュニティバスなりが整備されることを願うしかないですね。

バス停の看板は内部に掲げられていました。
「ワンマン併用」と書いてありますが、ワンマン運転と車掌乗務が混在していた時代から使われているのでしょうか。

時刻表です。さすがにダイヤ改正のたびに交換されているためか、ちゃんとした印刷のものでしたが、腕時計は地元の方が不要になったものを寄贈したんでしょうか。

肝心の曜日が見えないという体たらくですが、「バスふれあいデー」をPRする看板もありました。
看板の雰囲気から今はやっていないのではないかと思ったものの、調べてみると今でも行われているようで、長野県では毎週水曜日に鉄道やバスが安く利用できるとのことです。

バス停周辺には民家が1軒あるだけでした。
ここが集落の中心というわけでもなさそうで、むしろもう少し県道を上っていけば集落がいくつかあるので、ここが終点なのは中途半端な印象もあります。
強いて言えばもう少し行くと中野市を出て飯綱町に入ってしまうので、中野市内で完結する意味でここが終点なのかもしれませんが・・・

最後に側面の幕を撮って乗車です。
所定だと4分しか滞在時間がなかったのですが、多少早着してくれたおかげで割と余裕ある撮影ができました。

復路は前面展望は撮らなかったので、要所要所で写真を撮りました。
こちらは高野辰之記念館の看板ですが、「ワンマンバス」という看板があるあたりも時代を感じますね。

踏切では1000系「ゆけむり」の通過に遭遇しました。
このあと乗るのですが、今から楽しみですね。
↑最後に永田・親川線の発車を見届けたら次の活動へ進みます。
なお、ここで昼食を食べていますが、付近のファミレスであり特に名物ではないので割愛しますw
湯田中へ1往復
ここからは乗り鉄編です。
フリーきっぷをフル活用して長野電鉄を乗り回します。
まずは普通列車で湯田中へ1往復しますが、これは湯田中まで普通列車で行ったことがなかったためです。

続いて乗車するのはこちら!
元東京メトロ03系でして、かつては日比谷線で活躍した車両ですね。
現在は3000系と改称されています。
↑そこへ別の8500系が入ってきました。
↑そして、先程の8500系の発車です。
それでは3000系に揺られて湯田中へ移動です。

湯田中に到着!
これにて普通列車でも長野線全線を乗車することが出来ました。

改札口です。
やはり昔ながらのラッチですが、外国人のスタッフもいたのが印象的でした。
外国語対応を考えると外国人スタッフを雇うほうが手っ取り早かったんでしょうか。

駅舎はインバウンドらしさは感じない昔ながらのものです。
下手に今風にされるよりは古い駅舎を残してくれるのはいいと思いますけどね。

駅前にはバスが横付けされています。
ここからは安代温泉、渋温泉、上林温泉、奥志賀高原などへバスが出ており、周辺観光地への玄関口という顔もあります。

奥は長電バスの湯田中営業所となっており、駅と営業所がこれほど近接しているのは珍しいですね。

観光案内所もありましたが、目の前にはロープウェイの搬器が飾られていました。
それでは再び普通列車で信州中野駅へ戻ります。
ここからは特急「ゆけむり」です。
特急「ゆけむり」で前面展望を楽しむ!
ここからは特急「ゆけむり」に乗ります。
元小田急10000系ということで、つまりはロマンスカーHiSEです。
なので展望席がありますね。
長野電鉄では特急は自由席が基本ですが、日中に運行される列車の先頭車両のみ指定席となります。
なので、展望席も指定席扱いとなるため、乗車券やフリーきっぷの他に300円の追加料金が必要です。
以前は展望席も自由席扱いだったので早いものがちでしたが、展望席の争奪戦になってトラブルになったり、事前に席を確保したいといったニーズがあったりして一部指定席という扱いになったのでしょう。
今回は全区間乗りたいということで、一度湯田中まで「ゆけむり」に乗車し、折り返す形で長野まで乗車します。
↑「ゆけむり」がやってきました。
これに乗ってまず湯田中へ引き返します。
さすがにこの短距離は自由席にしましたが、案外混んでいました。
座れはしたもののほとんどが外国人であり、インバウンド需要の多さを改めて実感しましたね。

構内は混み合っていたのでまずは改札外から撮りました。
このように変わった配置のホームとなっていますが、これはかつての独特な駅の構造の名残と言えます。
かつての湯田中駅は相対式2面2線となっていたのですが、駅は踏切と40パーミルの急勾配に挟まれており、3両編成だと勾配部分か踏切にはみ出てしまうという問題がありました。
そこで、長野方面の線路の途中で分岐する線路を作り、それに沿ってホームを延伸したのです。
そのため、長野方面からやってきた列車は一度ホームを通過して踏切上で停車後、ポイントを切り替えてホームへ入線するという光景が見られたそうです。
↑YouTube上に当時の貴重映像が投稿されていましたので、ご紹介しておきます。
この映像を踏まえるとかつて2線あったスペースを1線だけに減らしつつ、ホームをスイッチバック無しで入線できる構造に改めたということのようです。

1000系はハイデッカー構造であり、先頭側以外は乗降口に段差があります。
これが原因でバリアフリー対応が難しいとされ、小田急ではリニューアルをせずに引退することになった経緯があります。
ちなみに、長野電鉄では先頭車の展望席後ろの部分をバリアフリー対応席として扱うことでこの問題を回避したようです。
中小私鉄だからこの程度の対応でも許されたのが、小田急だったら1列車に2箇所しかバリアフリー対応席がないのはさすがに許されなかったのでしょう。

天井にあるこの部分ですが、運転室への出入り口です。
折り返し時など、ここから運転士さんが出入りするわけですね。

そして、お待ちかねの展望席です。
写真は最後尾側ですが、実際に乗ったのは先頭部です。
やっぱりこのスタイルの展望席が最高ですよね。
それでは自分の席に座って発車を待ちます。
列車全体の利用者数はそこそこ多いようですが、大半が自由席利用のようで、指定席となる先頭車はガラガラでした。
展望席以外は自由席と設備面での差はないですし、始発である湯田中からの乗車なら座れないことはないということで指定席利用は少ないんですかね。
指定席については展望席が埋まっている以外は本当にガラガラで、いずれ展望席部分のみ指定席に変更されそうな気がしました。
また、最前列は4席ありますが、そのうち3席が発売済みで1席は空いているよいでした。
小田急だったら早朝や夜間以外で展望席が空いているのはかなりレアだと思いますが、長電なら当日でもワンチャンありそうですね。
↑お待ちかねの前面展望をどうぞ!
※1月18日公開予定なので、それ以前にご覧の方は公開までしばらくお待ち下さい。
↑ついでに側面の車窓も撮ってみました。
※1月17日公開予定なので、それ以前にご覧の方は公開までしばらくお待ち下さい。

キャプチャでも紹介していきます。
果樹園の中を走り抜けながら、中野市街へ下っていきます。

小田急時代にはこんな景色の中を走ることはなかったでしょうね。

3000系とのすれ違いです。
右側を通過しているあたり、何気に一線スルー化されているんですね。

信州中野駅に到着です。
ここからも乗車が多かったですが、やっぱりほとんどは自由席利用のようで、指定席へ乗ってくる人はほとんどいませんでした。

小布施に到着です。
ここには「ながでん電車の広場」というのがあり、2000系が展示されています。
小布施も観光地として名高いだけに乗車は結構ありました。

2100系「スノーモンキー」とのすれ違いです。
小田急とJR東日本の車両が共演するなんて長電ならではの光景です。

須坂に到着です。
かつては屋代線との分岐駅でしたが、今では単なる途中駅です。
しかし、当駅止まりの列車があったりと、今でも主要駅扱いではありますね。
ここで指定席に乗ってくる人がいて、短距離でも使う人は使うんだなとか思っていたのですが、車掌さんが巡回してくると指定席であることを知らなかったようで、自由席へ移動していました。

村山橋で千曲川を渡ります。
この村山橋は国道406号との共用橋になっています。
これは2代目の橋ですが、先代の橋もやはり道路との共用橋でした。
架替に際しては旧橋に併設して新橋をかけて国道を拡張し、2期工事として国道用の下り線の橋を新設し、残った橋は鉄道専用となりました。
その後、長野電鉄も国道下り線の一部を通るようになり、再び共用橋になったという変わった経緯を持っています。
瀬戸大橋や関西空港連絡橋のように上下段に道路と鉄道を通す方式の鉄道道路併用橋はいくつかありますが、同一平面上に鉄道と道路が共存するものは珍しく、村山橋の他にはレインボーブリッジ、六甲大橋などの例があります。
更に同じ橋を通り併用軌道となっている例となると、かつては名鉄犬山線の犬山橋が有名でしたが、現在は別々の橋を通るように改められており、この形で残るのは江ノ島電鉄にある神戸橋のみとなっているようです。

ここから先は複線となります。
地方鉄道である長野電鉄に複線区間があるのはちょっと意外な気もしますが、朝陽駅折り返しの列車はないので活用できているかというとちょっと微妙な気もw
でも、朝ラッシュ時なら最大で毎時4本あり、しかも特急の設定もあるとなると単線では心許ない本数ではあるかもしれません。

北陸新幹線と交差します。
同一地点でしなの鉄道北しなの線とも交差していますが、そちらについては地形の関係で見えませんね。

本郷~善光寺下間で地下に入っていきます。
この区間は1981年に地下化されており、中小私鉄では戦後初の地下化の事例だったそうです。
当然、地下化以前の線路は地上を走っていたわけですが、付近は市街化が進んだ地域であることから痕跡はほとんど残っていないようです。

こうして見ると地下鉄っぽいですね。
実際、この付近の区間を指して「長野の地下鉄」と呼ばれることもあるようです。
今は元東京メトロ03系の3000系が活躍していることからも、余計に地下鉄っぽさが出ていますね。

地下区間の特急停車駅となる権堂駅です。
周辺は商店街や商業施設があり、長野電鉄の本社もあるようですよ。

ですが、そのまま湯田中へ1往復します。
実は今晩乗車する夜行バスまではかなり時間があり、さすがに暇すぎるのでフリーきっぷを活かして列車内で時間を潰すことにしたのでした。
ちなみに、今度は特急は特急でもB特急と呼ばれる種別になります。
実は長野電鉄では特急に2種類ありまして、A特急とB特急があります。
A特急は先ほど乗った列車であり、基本的に日中に設定されます。
B特急は朝夕を中心に設定されており、A特急よりも停車駅が多くなっています。
具体的にはA特急は長野を出ると権堂・須坂・小布施・信州中野・湯田中と停まるのに対して、B特急は長野を出ると市役所前、権堂、本郷、信濃吉田、朝陽、須坂、小布施、信州中野、湯田中と停車しており、長野市内の区間で4駅多く停車しています。
日中は観光利用が見込める駅を中心として速達性重視、朝夕は沿線住民の利用を見込んでこまめに停車させているんでしょうね。
また、2015年より「S特急」と称する観光向けの特急が設定されており、こちらは見どころでの一時停止や観光案内、車内販売などを実施しているようですが、2020年以降はA特急と停車駅は同じになっています。

長野に戻ったら晩御飯です。
桜肉、すなわち馬刺しを乗せた桜丼を頂きました。
熊本では何度か馬刺しを食べていますが、長野でも食べられているんですね。

食事を終えてもまだ暇なので、今度は普通列車で信州中野へ1往復してから夜行バスに乗りました。
夜行バス部分は単独での需要も多いでしょうから、別記事でレポートすることとし、この記事はここでシメたいと思います。
あわせて読みたい関連記事
- 「碓氷峠鉄道文化むら」訪問記
- 中国遠征2023(4日目/おろち号乗車)
- 東武快速さよなら乗車の旅
- 青春18きっぷで行く九州遠征(1日目/夢洲駅訪問など)
- 【レポート】ひたちなか海浜鉄道開業7周年記念祭









































































