北海道遠征2022(5日目/留萌本線)

6泊7日で実施した北海道遠征の5日目です。
なお、1日目2日目3日目4日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。

本日の行程

5日目となる今日は、昨晩宿泊した札幌から「カムイ」で深川へ向かい、そこから留萌本線で留萌へ1往復し、予定では根室本線で東鹿越まで1往復という計画でしたが諸事情で変更となり、実際には臨機応変に動くことになりました。
詳しくはレポート本編をご覧になりながら把握していってくださいw

まずは深川へ向かう

それでは早速本編開始です。
まずは特急で深川へ移動するところからですね。


この日は比較的のんびりとした出発です。
新幹線工事で徐々に姿を変えつつある札幌駅前からスタートです。


札幌市民としては新幹線はやっぱり楽しみなんですかね。
流石に東京までだと、博多~東京間に匹敵する距離&所要時間でしょうし、飛行機が主流になりそうですが、札幌から東北地方への移動ならば新幹線の優位性もありそうですよね。


↑ホームへ上がると733系が入ってきました。


9時ちょうどの「カムイ」で移動です。


もはや撮りすぎて先頭部へ行くこともなく方向幕だけ撮ったら乗車です。


深川ではキハ183系のリバイバル塗装がいました。
引退間際にこんなことをやってくれるJR北海道には感謝です。


留萌本線のキハ150形がいました。
まだまだ発車まではかなりありますが、随分と早く入線しているんですね。


↑と思ったら一旦引き上げるようです。


この留萌方面の案内も留萌本線が廃線になれば見納めになりますね。


時間があるので一旦駅前に来ました。
何度か訪れている駅ですが、こういう昭和の地方駅という感じの駅舎は好きです。


駅前広場です。


いつ来ても思いますが、このオブジェは気になりますw


この11時10分発の留萌行きに乗車します。


北海道といえば列車別改札ですが、ここは自動改札なのでいつでも入れちゃいますw
この日は平日で、さよなら乗車組は少ないと踏んでいますが、部分廃止までは半年ほどしかなく、雪の無い時期という意味では残り僅かなので結構混むかもしれません。
なので、早めに入場することにします。

留萌本線さよなら乗車

ここからは留萌本線に乗車します。
その前にまず留萌本線についての解説ですが、留萌本線は元々は深川から増毛までを結ぶ路線でしたが、2016年に留萌~増毛間が廃止になり、留萌本線は深川~留萌間に短縮されました。
これにより全長は50.1kmとなり、「本線」を名乗る路線としてはJRグループで最も短い路線となったのでした。(後に日高本線の鵡川~様似間の廃止で最も短い路線は日高本線になり、留萌本線は2番目になりました)

しばらくは深川~留萌間の路線として存続することになったものの、2023年3月末に石狩沼田~留萌間が、2026年3月には最後まで残った深川~石狩沼田間が廃止されることが決定しており、留萌まで乗車できるのは残り半年足らず、「留萌本線」という名前が残るのも残り4年ちょっととなったのでした。
石狩沼田までが3年間存続した後に廃止されることになっているわけですが、これは沿線の深川市、秩父別町、沼田町が部分的にでも存続して欲しいと求めていたことを受けてというのもあるでしょうが、3年という期限を設定したのは高校生への配慮ではないかと思います。
留年などしなければ高校は通常3年間で卒業するものであり、3年間の猶予を設けることで現在留萌本線で通学している学生は卒業まで鉄道で通学が可能であり、来年以降に入学する生徒については在学中に鉄道がなくなることを考慮して学校を選べるということなのでしょう。

なお、増毛まで運行されていた時代にもさよなら乗車をしていますのでその時の記事もよろしければご覧ください。


乗り場へ向かうと既に入線していました。
そういえば、前回乗車した時はキハ54形でしたが、今回はキハ150形なんですね。
基本はキハ54形という認識ですがこれは代走とかなんでしょうかね?


駅名標と絡めて


↑乗り込んで車内の案内表示です。
留萌行きという表示も見納めですからね。

発車まではだいぶありますが、とりあえずボックス席を確保しつつ車内で大人しく待ちます。
増毛まで運行されていた頃にも乗りに来ていますが、その頃も発車間際には結構混み合ってくる傾向があったので今回もそのパターンを想定しておく必要があるでしょう。

発車が近づき、ちょうど接続する札幌からの特急がやってくると大勢の乗客たちがキハ150形の単行気動車になだれ込み車内はちょっとした混雑になりました。
廃線間際の路線に乗る度に思うのですが、普段からこれだけ乗っていれば廃止にならずに済んだだろうに・・・
何はともあれ、私は早めに深川に来ていたおかげで座席を確保できましたし、後はのんびりと留萌までの旅を楽しみましょう。


↑もちろん車窓を撮りました。
ああ、増毛まで乗れた頃にも撮っていれば・・・

最初は平野部を進みますが、恵比島駅あたりから軽い峠越えとなり峠下駅からは留萌市に入ります。
並行して深川留萌自動車道も走っていて、以前にレンタカーで駅巡りをしたときも利用したんですが、今や最適な移動手段が車になっちゃってるんですよね。
留萌本線の場合、峠越えもささやかなものですし、海が見えるのも既に廃止された留萌より先の区間だしで、観光路線として売り出すにも厳しいんですよね。

なお、途中の駅に興味がある方はレンタカーで駅巡りをした時の記事も合わせてご覧下さい。

そして、1時間弱の乗車で終点の留萌に到着です。
このまますぐに折り返し乗車します。
昨日の根室と同様に折り返し乗車する人も必ず一度改札を出るようにとアナウンスで念押しされていました。


貴重になる留萌の案内表示を撮ってから下車します。


留萌駅の増毛方面を見てみました。
線路は分断されていますが、鉄橋は残っているみたいですね。


列車も忘れずに撮りましょう。


ホームは相対式2面2線ですが、現在は片側のみ使用され、もう片方は使われていないようです。


駅名標です。
余談ですが、”る”で始まる駅名って当駅の他には留辺蘂駅だけであり、2つしか無い例の2つとも北海道にあるというのが、北海道の地名・駅名の独特さを物語っていますよね。
当駅廃止後は留辺蘂が唯一”る”で始まる駅名になるわけですが、駅名しりとりをするならば「る攻め」をすれば簡単に勝てそうですw


構内には改札待ちの行列が出来ていました。
平日でこれなら、連休中とかどんな状況だったんでしょうねw
本当に平日の訪問にして良かったですw


留萌本線の写真パネルがありました。
あと、「SLすずらん」のヘッドマークなども展示されていますね。

それにしても、留萌駅の駅舎って廃止後はどうなるんでしょうね。
バスターミナルなどとして転用するのか、解体されてしまうのか・・・
せめて駅舎だけでも残ってくれると嬉しいですけどね。


改札中の表示は何気に液晶ディスプレイでした。
流石にこれはもったいないので他の駅に転用とかするんでしょうけど、これを設置した頃はまだ留萌本線の存続の可能性もあったんでしょうか。

駅前については以前にも訪れているため出ずにそのまま折り返すことにしました。
並んでいた人たちが単行気動車になだれ込んだ結果既に座席はいっぱいになり座れそうになかったので、端から座るのは諦めて先頭部で前面展望を楽しむことにしました。
動画も撮ったには撮ったのですが、あまりに手ブレがひどくてボツにしましたw

これにて留萌本線のさよなら乗車はおしまいですが、増毛までの頃にも乗っていて、今回車窓も撮りましたし、途中の駅も全駅取材済みなので、これで後悔なく廃止の日を迎えられそうです。
やっぱり廃止は残念ですが、せめて悔いのないようにお別れが出来て良かったです。

このまま深川へ戻ったら特急「ライラック」に乗り継ぎます。
予定では滝川へ出て根室本線で東鹿越まで往復し車窓を撮るつもりだったのですが、実はこの日、台風が北海道へ接近してきており、まだ台風本体までは距離があったものの、台風が前線を刺激した影響で荒天が見込まれていたので、山へ分け入ることになる根室本線への乗車は途中で運行が取りやめになって帰れなくなったり、そうでなくても遅延して行程が狂うリスクを考慮して、断念することにしました。
仮に通常通り運行してくれたとしても、車窓撮影が目的なのに大雨だったら意味がないですしねw
というわけで、とりあえず札幌へ向かい今後の活動を考えることにしました。

岩見沢にて

え?札幌まで行くんじゃなかったのか?とお思いの方もいるでしょうが、私は特急を札幌まで乗らずに岩見沢で下車しました。
だって・・・


こんなのがいたんだもん!w
まさかのノロッコ号塗装の重連です。


重連という意味でもレアなので連結部を・・・


その正体は「THE ROYAL EXPRESS」でした。
特別運行で北海道に来ているのは知っていましたが、まさか遭遇するとは!?
しかも、ノロッコ号の塗装の機関車が牽引しているのもレアでして、これは所定の機関車が故障して代走となった影響だったようです。


ここでは客扱いをしているようでしたが、傘をさして乗客が濡れないようにするなんて、一流ホテルみたいですね。
これも乗ってみたいですが、何分お高いので・・・w


どうせこの後の活動は未定なので、発車するまで待とうと思います。


隣を721系が発車していったので並べてみました。


単独でもいい写真ですね。


↑いよいよ発車です。


あとは岩見沢で色々適当に撮ります。
まずは733系の普通列車


ちなみに、小樽行きです。
そういえば、小樽で海鮮丼もいいな、なんてw


キハ40系もいました。
しかも、片方は「山明」っていう特別仕様の車両です。


函館本線の運用に入っていたようですが、到着後回送となるようです。


↑発車を待っているとそこへキハ150形が入ってきました。
恐らくは室蘭本線の普通列車となる列車でしょう。


↑そして、いよいよキハ40系の発車です。


↑貨物列車の通過という一コマも・・・


岩見沢といえばこのお馬さんの像ですね。


こちらからもキハ150形を撮ります。


789系「ライラック」


↑キハ150形が入線してきました。
先程は逆に苫小牧方面から営業列車として入ってきたようです。


なんかキハ150形が並びましたw


↑続いて789系「ライラック」を撮ったらそろそろ岩見沢からは撤収しようと思います。
この後もノープランですがとりあえず札幌へ向かいます。

札幌にて

特急で1区間だけ乗車して札幌へやってきました。
とりあえず食事をしようと思うのですが、このままホテルへ入ってしまうのはちょっともったいないような・・・


札幌駅近くにある「根室花まる」という回転寿司に入りました。
名前の通り、本店は根室にありますが、札幌でも同じクオリティのお寿司を頂くことが出来ます。
北海道といえば海鮮王国ですが、回転寿司までクオリティが高いからすごいですよね。
まあ、その代わり全国チェーンのお店よりはお値段も高いですがねw


寿司屋の入店待ちが長かったこともあり気づけばもう夕方ですw
ただ、このままホテルへ入ってしまうのはもったいない気もするので札沼線(学園都市線)でも1往復乗ってからチェックインしようと思います。


と思ったらなんかいる~w
深川でも見かけたキハ183系リバイバル塗装に札幌でも遭遇しました。
これは撮るしか無いw


トレインマーク部


一応方向幕も


横からも


それにしても、このリバイバル塗装って1号車だけなので連結部を撮るとこんなちぐはぐな感じにw


↑発車は動画で

さて、今度こそ札沼線に乗ろうと思ったら今度は・・・


これも撮らねば・・・
え?ただの733系じゃないかって?w
よく見て下さい。実はこれはキハ201系という気動車でして、快速「ニセコライナー」として札幌へやってきます。
実は以前に乗ったことがあるんですが、札幌での発車シーンの撮影はしていなかったのでこれを撮ってから札沼線に乗ろうと思います。


方向幕を撮ったらあとは発車を待つのみです。


↑発車シーンです。

これでようやく札沼線に乗れますw
だんだんとこのままホテルへGO!でもいいかなという気になっていましたが、石狩当別駅など数駅が、旧国名の石狩を外す形で駅名が変わったのと、ロイズタウン駅が開業したのでその放送を収録したいということでとりあえず乗ることにしました。


待っていたのは721系でした。


方向幕です。
札沼線が新十津川まで繋がっていた頃は北海道医療大学行きってレアでしたが、北海道医療大学より先が廃止になってからはむしろ札幌への直通が増えて、かえって便利になった駅だったりしますね。

さて、ここからは北海道医療大学へ1往復ですが、ここはおまけみたいなものなので解説もしませんw


北海道医療大学に到着です。
隣の駅が当別になっていますが、ここは今年(2022年)の3月まで石狩当別駅と名乗っていました。
それが当別駅に改名されたわけですが、これは所在するのは当別町という自治体なのですが、石狩市というのが別に存在していて、石狩当別駅が石狩市にあると誤解する人が多かったという理由だそうです。
確かに石狩というのは旧国名であると同時に石狩市という地名でもありますから紛らわしいかもしれませんね。
同時に石狩太美駅も太美駅に改名されています。


縦型です。


もう駅前に出る気もありませんが一応ホームだけ撮っておきます。


そういえば、この721系は「エアポート」用の編成だったのでUシートもあるんですが、普通列車運用ではUシートも開放扱いになるのでここにも乗っていいんですよね。
まあ、「Uシート」はT車になってしまうので録音目当ての時は乗りませんけどw


このように指定席のランプが消えています。

あとはこのまま札幌へ引き返して5日目は終わりです。
6日目以降は別記事として追ってレポートしたいと思いますので公開までしばらくお待ち下さい。

つづく

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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